さいたま市の就労継続支援A型「かなえるワーク」、プロによるデザイン個別指 導を導入
デザイン経験者を職業指導員に迎え、特別講座ではなく日常の支援として完成までを伴走
就労継続支援A型事業所「かなえるワーク」を運営する株式会社ゆるやかステップ(千葉県千葉市美浜区、代表取締役:木元敬済)は、2026年8月20日より、アパレル・EC分野の制作経験を持つ職業指導員によるオンラインのデザイン個別指導を実施しています。プロのデザイン指導を日常の支援に組み込み、利用者が実務で活かせる専門的なスキルと制作経験を積める環境を整えることで、一般就労や新たな職種への挑戦を後押ししています。
※就労継続支援A型事業所は、一般企業等での就労が難しい障害のある人が、雇用契約を結び、支援を受けながら働く障害福祉サービスです。

■「伝言ゲーム」から、プロと直接つながる制作支援へ
かなえるワークでは、利用者が商品画像やバナーなど、オンライン販売で使用する画像の制作に取り組んでいます。 従来、こうした制作業務で専門的な質問が生じた際は、職業指導員が内容を整理して外部デザイナーへ伝え、その回答を利用者へ説明していました。

この方法では、専門的な内容や制作意図を正確に伝えることが難しく、回答までに時間がかかることもありました。

そこで、アパレル・EC分野で実務経験を持つ坂本佐知子氏を職業指導員に迎え、利用者がSlack上のチャットで直接相談できる体制を整えました。これにより、利用者は直接、専門的な質問や制作意図を伝達でき、指導員も個々の利用者の理解度やペースに応じて、制作物の完成まで継続的に助言できるようになりました。
■「学ぶ」と「働く」を切り離さない。プロの指導を実務へ
さらに、利用者は、EC関連の受託業務などに取り組む実務環境を生かし、プロによる指導で学んだ技術を業務で実践し、制作経験として積み重ねることができます。こうした実践的な人材育成を通じて、利用者はできることや担当業務の幅を段階的に広げ、一般就労や新たな職場への就職を目指します。
代表の木元敬済は、次のように話します。
「福祉の現場だからといって、利用者が挑戦できる仕事や将来の選択肢を狭めたくありません。プロから学び、実際の仕事で試し、できることを増やしていく。その積み重ねが、一般就労や新しい職種への挑戦につながると考えています」
かなえるワークでは、元利用者が正社員・職業指導員となり、現在は事業所内の業務改善を担っています。利用者として積んだ経験を、次の仕事や役割へつなげた事例です。
■「伝わる形にする力」を、一人ひとりのペースに合わせて
職業指導員としてデザイン個別指導を担うのは、アパレル企業のインハウスデザイナーを経て、EC分野の制作物にも豊富な知識を持つ坂本佐知子氏です。坂本氏は、次のように意気込みを語っています。
「デザインの基本は、情報を整理し、相手に伝わる形にすることです。これはデザイン職に限らず、どのような仕事にも通じる力だと考えています。
アパレル企業でブランドの世界観を守りながら表現を積み重ねてきた経験と、その後に培ったWeb・印刷制作の知見を、一人ひとりの特性やペースに合わせて伝えていきたいと考えています。
利用者が自分の得意なことに気づき、新しい表現やものづくりへ踏み出すきっかけになればうれしいです。その一歩が、自分らしい仕事やキャリアを考える力につながればと思います。」
【デザイン個別指導の概要】
期間:2026年8月20日より現在も継続実施
対象:在宅利用者および希望する通所利用者
方法:Slack上のチャットを通じた、画像制作や印刷物のデザインに関する個別相談・助言
対応時間:平日10:00〜15:30
体制:職業指導員として随時対応
■ 事業所概要
事業所名:就労継続支援A型事業所「かなえるワーク」
所在地:〒338-0005 埼玉県さいたま市中央区桜丘2丁目2-16 ミリオンプランニング1階・2階
運営法人:株式会社ゆるやかステップ
運営法人所在地:千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目3番地 幕張テクノガーデンCB棟3階MBP
代表者:代表取締役 木元敬済
事業内容:就労継続支援A型事業
利用者数:31名(在宅・通所を含む、2026年10月時点)
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