「UIA2011東京大会」東日本大震災をふまえ、変更したプログラムを発表

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「UIA2011東京大会」東日本大震災をふまえ
変更したプログラムを発表
http://www.uia2011tokyo.com/ja/
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 UIA2011 東京大会 日本組織委員会(東京都渋谷区、会長:小倉善明)は、
2011年9月25日(日)~10月1日(土)開催の「UIA2011東京大会」で、
変更となるプログラム内容を発表いたします。

 UIA2011 東京大会は、3年に1度、世界の各都市で開かれる世界建築会議で、
日本での開催は、24回目となる今回が初めてです。約1週間の会期中には、
講演やセミナー、プレゼンテーション、ワークショップ、展覧会、
ツアーなど大会テーマに基づく多彩なプログラムが開かれ、これからの
建築や都市のあり方を探っていきます。

 今回の開催にあたり、2011年3月11日(金)に発生した東日本大震災を
受け、秋に開催するUIA2011東京大会の意義をあらためて考え、
メインテーマと一部プログラムの変更をいたしました。

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■メインテーマ
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当初のメインテーマ「DESIGN2050」に、「災害を克服し、一丸となって、
新しい未来へ!」を加え、震災をふまえた大会とすることにいたしました。
テーマ: DESIGN 2050
     災害を克服し、一丸となって、新しい未来へ!
     Beyond Disasters, through Solidarity, towards Sustainability

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■各種プログラム
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メインテーマの変更に伴い、UIA2011 東京大会における一部プログラムも
変更いたしました。

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【「UIA2011 東京大会」変更プログラム 概要】
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●ウエルカム・ネットワーキング
ウエルカム・パーティを中止し、東日本大震災をふまえた今大会に
ふさわしい幕開けのネットワーキングといたします。
日程: 2011年9月25日(日)
会場: 六本木ヒルズ

●テーマセッション
今回の震災をふまえ、サブテーマの環境、文化、生命などの観点から、
5つのセッションに分けて開催。27日(火)は3連続で開催し、聴講を
一般市民にも広く無料で開放いたします。
日程: 2011年9月26日(月)~27日(火)

○テーマセッション1: 災厄の後、住まうことの希望は再生可能か
スラムで見られる居住権利の剥奪状態は、世界の都市が直面する共通の
課題となっています。今回、日本では、それが自然災害によっても
突然引き起こされることが示されました。本セッションでは、
こうした都市に住まうことの権利と希望はどのように再生可能なのか、
スラム問題と比較しながら幅広く議論します。
日程: 2011年9月26日(月) 11:30-13:30
会場: 東京国際フォーラム ホールA
コーディネーター: 小野田泰明 (東北大学)
パネリスト: Pratima Joshi (建築家・社会活動家/インド)、
       David Adjaye (建築家/英国)

○テーマセッション2: 「2011年以後」の都市はどうなるか
東日本大震災は高齢化問題やエネルギー問題など、日本の都市がもともと
抱えてきた難問をあぶり出しました。これからの日本の都市や国土は、
どのような方向へ進めばよいのでしょうか。本セッションでは、
政治学や空間経済学、都市計画学の新たな動向を見据えながら、
これからの都市の行方を議論します。
日程: 2011年9月26日(月) 16:30-18:30
会場: 東京国際フォーラム ホールA
コーディネーター: 藤村龍至 (建築家)
パネリスト: Jordi Guimet (スペイン)、他

○テーマセッション3: これからの環境建築を考える(一般公開)
地球規模の環境を考えるにあたり、まず我々にとって身近な建築環境から
議論を始めます。そして、異なる気候・風土を背景とした、
様々な視点・分野からの環境配慮の取り組みを通じ、これからの建築の
可能性を考えます。
日程: 2011年9月27日(火) 9:00-11:00
会場: 東京国際フォーラム ホールA
コーディネーター: 小泉雅生 (首都大学東京)
パネリスト: Thomas Lechner (ハーバード大学・環境工学/ドイツ)、
       Madhula Prematilike (環境建築家/スリランカ)、
       Mathos Santamouris (環境デザイン/ギリシャ)

○テーマセッション4: 自然と共存しうる技術とは何か(一般公開)
私たちの生活基盤の脆弱性を露わにした東日本大震災は、私たちが
頼ってきた技術そのものへの信頼をもゆるがしています。
我々はどのように今後の技術を考え、都市化する社会を築いていくべきか、
関連する多分野の視点を通して議論します。
日程: 2011年9月27日(火) 11:30-13:30
会場: 東京国際フォーラム ホールA
コーディネーター: 太田浩史 (東京大学)
パネリスト: Paola Antonelli (MoMA、イタリア)、
       伊東豊雄(建築家、日本)、他

○テーマセッション5: ネットワーク時代の建築家像と建築家の職能(一般公開)
IT技術の進歩に伴う社会の急速なネットワーク化に伴い、社会における
コミュニケーションの形も大きな変化の最中にあります。こうした変化に
伴い20世紀以降、建築家が社会に対して果たしてきた役割にも
大きな変化が訪れているのではないでしょうか。今回の東日本大震災を
目の当たりにし、21世紀の建築家が社会に果たすべき役割について
議論します。
日時: 2011年9月27日(火) 14:30-16:30
会場: 東京国際フォーラム ホールA
コーディネーター: 槻橋修(神戸大学)
パネリスト: Jeffrey Inaba (建築家、米国)、
       Ana Tostões (docomomo、ポルトガル)、
       Francis Kéré(建築家、ブルキナファソ)、
       髙橋和志 (株式会社髙橋工業 代表取締役)

●UIA2011 東京大会 ユース・ジャンボリー
建築を学ぶ学生と、若手の建築実務者を対象とした国際ワークショップ。
世界中から集まる若者たちが複数のチームに分かれて、
「KIZUNA- agenda of Tokyo beyond 3.11 -」をテーマに、
震災の被害から学びつつ未来の建築・都市の可能性を議論。
それぞれが描き出した具体的なヴィジョンを発表・講評・展示します。
テーマ: KIZUNA - agenda of Tokyo beyond 3.11 –
日程: 2011年9月23日(金)~9月28日(水)
会場: 国立オリンピック記念青少年総合センター/
    COREDO室町 日本橋三井ホール/東京国際フォーラム
    ※各スケジュールによる
URL:  http://www.yj2011.com/

●建築の解剖医学:地震国で建築寿命を2倍以上に
長寿命建築のローカリティについて討論する。地震国日本では
建築寿命50年とされ、新建築される毎にCO2が排出される。
「持続可能な地域のオーセンティシティと融合した建築の提案」や
「建築ストックの寿命を2倍以上にする手法」について討論する。
日程: 2011年9月28日(水) 10:00-13:00
会場: 東京国際フォーラム
主催: ケミカルジョイント・アーキテクチャー実行委員会
URL:  http://www.tis-partners.co.jp/uia/serendipity.html

●日本の建築:過去、現在・未来へ
日本には古くから高度な建築技術を活かした建築創造システムがあり、
時代ごとに質の高い建築を生み続けてきた。
これらを過去、現在・未来の二部構成により概観するセミナー。
日程: 2011年9月26日(月) 15:00-19:00
会場: 東京国際フォーラム
主催: 建築業協会

●<災害における専門家の国際的連携と支援活動>シンポジウム
災害について各国の経験を共有し、専門家がどのように行動すべきかという
課題に取り組む。災害におけるJIAの経験を伝えると共に、様々な専門家の
国際的連携のあり方や、支援活動の方法と問題点を明らかにする。
日程: 2011年9月27日(火) 9:00-12:00
会場: 東京国際フォーラム
主催: JIA本部災害対策委員会
URL: http://www.jia.or.jp/resources/news/000/103/0000103/RNZ7nspf.pdf

●「2050年の建築家」シンポジウム:失われた大切なものの創造的再生に向けて
多様な地域の状況を背景にした復興支援体制と専門家の支援参加を有効に
機能させるには、地域社会に根ざした地道な活動が必須である。
地域社会や市民が求める専門家としての役割と責務にどう応えるか、
という視点でシンポジウムを組み立て、地球規模の環境や世界の趨勢を
視野に入れつつ、地域と共にある建築家の活動姿勢を社会に示す。
日程: 2011年9月27日(火) 9:00-12:00
会場: 東京国際フォーラム

●国際シンポジウム、「危機を機会に!」
東日本大震災は建築や都市を根本的に考え直す衝撃的機会となった。
災害は日本のみならず世界中にあり、ローカルを考えることは世界に繋がる。
この危機的状況の中、国際的視点で災害復興とグローカルを
ディスカッションする。
日程: 2011年9月27日(火) 13:00-17:00
会場: 東京国際フォーラム
主催: JIA関東甲信越支部 デザイン部会

●コミュニティ・アーキテクツ・シンポジウム:
 地域に根ざした建築技術者集団像の提言と確認
ネオリアリストの視点から見たヨーロッパの建築家、
マリステラ・カッシアート教授により基調講演、オランダ、土佐、山形、
神戸、京都のまちづくりの事例報告とパネルディスカッションによる3部構成
によるシンポジウム。
日程: 9月27日(火) 13:00-19:00
会場: 東京国際フォーラム
主催: 建築士会連合会
URL:  http://www.kenchikushikai.or.jp/torikumi/uia.html


●UIAワークプログラム “Architecture for a Sustainable Future Region IV”
甚大な災害が多発するRegion4(アジア)におけるサステイナブル・デザイン
のあり方を掘り下げるとともに、地域性を反映した優れた事例を蓄積し
公表する。
日程: 9月26日(月) 9:00-14:00
会場: 東京国際フォーラム

●2050 EARTH CATALOGUE展
2050年社会の英知とヒント、思想を3つのテーマ「Environment/環境」
「Culture/文化」「Life/生命」で展示します。
訪問者は自ら考え、それぞれの「2050年の社会」を世界に発信します。
世界が1つになり、災害を乗り越え、持続可能な社会に近づく展示です。
日程: 9月26日(月)~9月28日(水)
会場: 東京国際フォーラム

●シンポジウム「東京の建築のいま」と東京都庁舎見学
日本の著名な建築家である丹下健三氏が設計した東京都庁舎を舞台に、
長い歴史を持つ「東京建築賞」の受賞者及び審査員による「東京建築のいま」
をテーマとしたシンポジウムを開催し、東京都の協力により東京都庁舎を
建築設計の観点から見学致します。参加費有料。
日程: 9月28日(水) 13:00-17:00
場所: 東京都庁舎
スケジュール:
 第1部: 基調講演「東京の建築のいま」 東京大学名誉教授 鈴木博之氏
 第2部: パネルディスカッション 「東京建築賞」受賞者、鈴木博之氏 他
 第3部: 都庁舎見学ツアー
主催: 日本建築士事務所協会連合会

●“東京を創る -Realizing Tokyo after 3.11”
東京建築士会のメンバーが様々な職域で東京を創ることに貢献しながら、
after3.11にいかに貢献向き合うかをテーマにおいた模型・パネルで
構成する展示会。住宅を中心に震災をテーマとしたミニシンポジウムも
連続開催する。
日程: 2011年9月26日(月)~9月28日(水)
    9:00-17:00 (28日は14:00まで)
会場: 東京国際フォーラム
主催: 東京建築士会

※検討中のプログラムに関しては、詳細が決定次第、発表してまいります。
※内容やスピーカーなど、今後の状況に合わせて変更になる可能性も
 ありますので、あらかじめご了承ください。


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◇ UIA2011 東京大会 概要
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大会名称: UIA2011東京大会(第24回世界建築会議)
開催期間: 2011年9月25日(日)~10月1日(土) 7日間
開催会場: メイン会場 東京国際フォーラム、丸の内地区、日本橋地区
メインテーマ: 「DESIGN 2050」
        災害を克服し、一丸となって、新しい未来へ!
        Beyond Disasters, through Solidarity, towards Sustainability
主催者: 国際建築家連合(UIA)
     UIA2011東京大会 日本組織委員会(JOB)

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◇ UIA2011 東京大会 日本組織委員会
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団体名: UIA2011 東京大会 日本組織委員会
所在地: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-3-18 JIA館
会長:  小倉善明
URL:   http://www.uia2011tokyo.com/ja/

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会社概要

URL
http://www.uia2011tokyo.com/ja/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都渋谷区神宮前2-3-18 JIA館
電話番号
-
代表者名
小倉 善明
上場
未上場
資本金
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設立
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