グランフロント大阪「参加型のまちづくり」に向けた取組み概要発表
賑わいに溢れるまちを創出する主催/協力事業「まちびらき記念イベント/プロジェクト」、“あなたの夢”を叶える地域サークル活動の支援体制「ソシオ制度」、まちや来街者との新たな交流を育む「コンパスサービス」
グランフロント大阪開発事業者12社及びまちの一体的な運営組織、一般社団法人グランフロント大阪TMO(以下「TMO」)は、2013年4月26日(金)のまちびらき以降、継続的且つ自発的にお客様が日々足を運びたくなる賑わいと活気溢れるまちを実現すべく、商業、ナレッジキャピタル、オフィス、ホテル等からなる複合施設と豊かなオープンスペース等を活用した、人の営みが中心となる「新しい参加型のまちづくり」に取り組んでいます。
このたび、当取り組みの一環として、まちに賑わいと活気をもたらす主催事業、協力事業(「まちびらき記念イベント」、「新規プロジェクト」)の開催概要、多様な人々の夢を叶える地域サークルを支援する「ソシオ制度」、及びまちや来街者との新たな交流を育むためのユビキタス環境を活用した「コンパスサービス」に関する詳細が固まりましたので、下記のとおり発表いたします。
1.賑わいに溢れるまちを創出する主催/協力事業「まちびらき記念イベント/プロジェクト」
(1)まちびらき記念イベント「A BRIDGE TO THE FUTURE~未来への架け橋~」
(2)東日本大震災復興支援活動「モアイプロジェクト」/モアイ像の大阪展示「Moai未来に生きる」
(3)新たなエンターテイメント・コンテンツを発信する「ロボット・スキャンダル」プロジェクト
2.開発ビジョン「新しい参加型のまちづくり」実現の為のコミュニティ・プラットフォーム
(1)“あなたの夢”を叶える地域サークル活動の支援体制「ソシオ制度」
豊かなオープンスペース等を活用し、自らの夢の実現を通じて、地域・社会に貢献していただける地域サークル活動を支援する、コミュニティ活動支援制度です。
(2)まちや来街者との新たな交流を育む「コンパスサービス」
人とまちが相互に交流を楽しみ、そこに新たな人と人のつながりが生まれる、新しい人とまちの関わり方をつくる、IT情報ネットワークサービスです。
1.賑わいに溢れるまちを創出する主催/協力事業「まちびらき記念イベント/プロジェクト」
(1)グランフロント大阪まちびらき記念イベント(12 社主催事業)
「A BRIDGE TO THE FUTURE ~未来への架け橋~」を開催
1日の平均乗降客数、約250万人を誇る日本を代表するターミナル「大阪・梅田」の駅前に立地し、大阪の新しい顔となる「うめきた広場」のお披露目を兼ねて、グランフロント大阪まちびらき記念イベント「A BRIDGE TO THE FUTURE~未来への架け橋~」を同広場にて開催いたします。本イベントは、「3Dプロジェクションマッピング」の映像手法によるうめきた広場にふさわしい、ダイナミックな光と映像のインスタレーションです。加えて、うめきた広場に常設されたLEDとフォグ(霧)による環境演出のプレゼンテーションも行います。
映像の制作は、「エッフェル塔建立120周年記念イベント」にてエッフェル塔を舞台に「3Dプロジェクションマッピング」作品を披露し、話題を席捲したフランス人クリエイティブグループ「COSMOAV」が担当。日本国内では彼らの作品は初公開となります。
制作コンセプトは、グランフロント大阪というまちの持つ「ゆめ」 への誘い。ナレッジ、文化、エコロジー等、グランフロント大阪が受け継ぎ、今後、語り継いでいく「伝統」と「先進性」を詩的なシーンで表現します。うめきた広場に面した2階建て建物「うめきたSHIP」壁面をスクリーンに、琴の音色で巨大な空間が目を覚まし、そして過去から現在へと大阪が受け継いできた世界へ、観客の旅が始まります。建物前面のそれぞれの稜線をなぞっていく演出と、楽しくエレクトロニックな臨場感あふれる雰囲気の中での色とりどりのシンフォニーを奏でます。
グランフロント大阪の誕生を待ちわびて、この街にお越し頂いた大勢の方々に、ダイナミックな驚きと感動体験をご提供致します。
尚、一般来街者を対象としたまちびらき記念イベントの開催日程につきましては、4月23日(火)に詳細発表いたしますが、同イベントの開催に先立ち、4月23日(火)19時より、同日実施するプレス、関係者内覧会ご招待者を対象にしたプレビューイベントを開催いたします。
プレビューイベントの詳細は、次ページの通りです。
<まちびらき記念イベント「A BRIDGE TO THE FUTURE~未来への架け橋~」プレビュー概要>
・日 程:4月23日(火)
・開催場所:うめきた広場(※投影場所:うめきたSHIP壁面)
・対 象 者:同日開催するプレス、関係者向け内覧会ご招待者
※一般観覧は行っておりません。ご注意ください。
・実施時間:
18:00~ 報道受付(当イベントの一般公開日程も発表します)
18:45~ LEDとフォグ(霧)による環境演出のプレゼンテーション(約5分)
19:00~ 光と映像のインスタレーション上映(約10分)
※以降、複数回実施。2回目以降は、映像ショーのみ上映。
21:00頃 終了予定
【クリエイティブグループ COSMO AVについて】
Pierre-Yves TOULOT(代表取締役社長・ディレクター)率いる、アートディレクター、CG /モーションデザイナー、3Dデザイナー、照明デザイナー、ミュージシャン、サウンドデザイナー、テクニカルデザイナー等から構成される10名のクリエイティブ集団。
巨大映像投影や、規格外の大きさの映像投影ショーを専門に企画、製作。照明を使って絵を描いたり、古代の巨大な建造物や現代的な建物の細部まで、3Dプロジェクションマッピング投影を世界中で行う。
※主な実績:エッフェル塔(フランス / パリ)・ヴェルサイユ宮殿(フランス)・ソカロカテドラル(メキシコ / メキシコシティ) など
南米チリ・イースター島のモアイ像を東日本大震災からの復興のシンボルとして宮城県南三陸町に寄贈する「モアイプロジェクト」(TMO協力事業)
(2)モアイ像の大阪展示「Moai未来に生きる」を開催-5月2日(木)~9日(木)、グランフロント大阪 うめきた広場-
東日本大震災からの復興及び日本とチリの友好のシンボルとして、チリ・イースター島の自然石から島民の手で造られたモアイ像を宮城県南三陸町に寄贈する「モアイプロジェクト/Moai 未来に生きる」(主催:モアイプロジェクト実行委員会)を、5月2日(木)~9日(木)の期間、グランフロント大阪・うめきた広場で開催いたします。全長約3m、重さ約2トンのモアイ像の展示に加え、寄贈の経緯やモアイの意味を紹介するパネル展示、南三陸町やチリの物産展なども開催します。
“モアイ(Moai)”には「未来に、生きる」という意味が込められています。モアイプロジェクトは1960年のチリ地震津波から始まったチリと南三陸町との友好に端を発し、東日本大震災で倒壊した町のモアイ像を復活させたいとする南三陸町の志津川高校の生徒たちと、同じ地震津波国であるチリの人々の、被災地の未来に向けた想いが結実したものです。
関西においてはかつて阪神淡路大震災で被災し、その復興の経験を踏まえ、東日本大震災時にも多くの支援をしてきておりますが、モアイ像を寄贈するチリ国民の想いを広く日本の皆さまにお伝えし、被災地の更なる復興への関心とアクションを呼び起こす機会になることを祈念し、同展示をグランフロント大阪にて開催するものです。
尚、大阪での展示終了後は5月25日(土)、南三陸町でチリ側関係者の参列のもと、寄贈・開眼式典が開催される予定です。
■モアイ像大阪展示「Moai 未来に生きる」概要
【日 時】2013年5月2日(木)~5月9日(木)(8日間)
【会 場】グランフロント大阪 うめきた広場
【内 容】
◇モアイ像展示
南三陸町に寄贈する、イースター島の自然石で造られたモアイ像を展示します。
◇パネル展示
「チリと日本・南三陸町とのつながり」「モアイの持つ意味と込められた想い」「南三陸町の現状と未来」の3つのテーマで、モアイ寄贈の背景・意味を紹介します。
◇物産展
南三陸町とチリの物産展を実施します。売上の一部を義捐金として被災地に寄付します。
◇応援メッセージ
南三陸町の方々への応援メッセージを書き込めるコーナーを設置します。
併せて、志津川高校から南三陸町にバスを寄贈するためのチャリティー活動を行います。
*上記内容は変更になる可能性があります。
【主催】モアイプロジェクト実行委員会
構成団体:南三陸町、駐日チリ共和国大使館、日智経済委員会、エスぺランサ委員会(*)
委員長:佐々木幹夫(日智経済委員会 委員長)
【後援】外務省、南三陸町国際交流協会、日本チリ―協会、ラテンアメリカ協会、
日本商工会議所、東京商工会議所、NHK、日本経済新聞社
【特別協賛】 三菱商事株式会社
【特別協力】 三菱地所株式会社、三菱地所ビルマネジメント株式会社、
一般社団法人グランフロント大阪TMO、日本郵船株式会社、飛鳥建設株式会社
【協力】日経ナショナルジオグラフィック社
*) エスペランサ委員会:
日本とチリの民間企業で構成される日智経済委員会のチリ側メンバーのうち、日本と商取引をもつ企業で設立した委員会。この委員会によりチリで義捐金が募集され、モアイ像寄贈などのプロジェクトが進められている。
参考資料は、http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201304031N2.pdfをご覧ください。
新たなエンターテイメント・コンテンツを発信
(3)「ロボット・スキャンダル」プロジェクト(TMO主催事業)
グランフロント大阪では、テクノロジーと文化の融合による新たなエンターテインメントコンテンツとの提案として、音楽とロボットとのコラボレーション「ロボット・スキャンダル」プロジェクトをスタートします。
本プロジェクトには、世界的なロボットクリエイター高橋智隆氏(株式会社ロボ・ガレージ代表取締役社長 東京大学先端科学技術研究センター特任准教授)と、大阪で結成され、今や日本を代表するガールズバンドとして海外でも高い評価を受けるSCANDAL(スキャンダル)が参加いたします。
高橋智隆氏が開発し、デアゴスティーニ・ジャパンより発売中のヒューマノイドロボット「ロビ」を用い、ロボットダンスや、楽曲作品、楽曲映像作品を製作し、本年7月下旬、グランフロント大阪にてコンサートイベントを実施し、「SCANDAL」と「ロビ」共演による楽曲をライブ発表いたします。
グランフロント大阪を舞台にしたロボットとアーティストによる共同作品製作を通じて、「つながりたい、未来が生まれるこの街で」をテーマに、この街から世界に向けて新しいコンテンツを発信していきたいと考えております。
ロボット監修:ロボットクリエイター高橋智隆
楽曲:SCANDAL
協力:株式会社デアゴスティーニ・ジャパン/ヴイストン株式会社
ロボットダンスプロデュース:株式会社 GEN
参加者プロフィールは、http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201304031N2.pdfをご覧ください。
2.まちづくりのビジョンを実現するためのコミュニケーション・プラットフォーム
(1)“あなたの夢”を叶える地域サークル活動の支援体制「ソシオ制度」
グランフロント大阪では、「新しい参加型のまちづくり」という開発ビジョンを実現すべく、豊かなオープンスペース等を活用し、自らの夢の実現を通じて地域・社会に貢献していただける地域サークル活動を支援する「ソシオ制度」をスタートします(開始時期は本年5月頃を予定)。このソシオ制度の活動を通じて、人の営みが育てるまち「グランフロント大阪」を実現します。
現在、関係者を中心に、先行的なソシオの形成をおこなっております。この度、具体的にご紹介するのは「健康」「アート」「伝統文化」「食」をテーマにした4つのソシオ(うち2件は既に発表済み。)。今後、これ以外にも「エコ・環境」「スポーツ」「音楽」「ファッション」「おはなし/笑い」等をテーマにしたソシオ活動の支援を予定しております。
■「ソシオ」活動の支援内容
ソシオ活動の舞台、ステージとなるオープンスペース等の提供や利用優遇のほか、ソシオ活動に必要となる協力先・支援団体の紹介や、さまざまな情報発信活動(配布ツールやコンパスサービスを通じた情報発信等)をサポートします。
■各ソシオの活動概要とソシオキャプテンの「夢」
◆誰かのために役立つこと、楽しみながら学ぼう!
【テーマ:健康】
AEDの使い方を身につけて、市民救助者の多いまちをつくるコミュニティ「ハートソシオ」
【テーマ:伝統文化】
京都の伝統文化を通して豊かな心を育むコミュニティ「京都伝統文化ソシオ」
【テーマ:アート】
参加できるパブリックアートコミュニティ「まちデコソシオ」
【テーマ:食】
おいしいものをおいしいときに食す“旬食”を提案するコミュニティ「旬食ソシオ」
活動概要の詳細は、http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER201304031N2.pdfをご覧ください。
2.まちづくりのビジョンを実現するためのコミュニケーション・プラットフォーム
(2)まちや来街者との新たな交流を育む「コンパスサービス」
グランフロント大阪では、人とまちが相互に交流を楽しみ、そこに新たな人と人のつながりが生まれる、新しい人とまちの関わり方をつくるサービス「コンパスサービス」の提供を、まちびらきの4月26日(金)よりスタートします。
コンパス(Compath)とは、「Community Path」の略称(造語)であり、このまちでさまざまな「コミュニティ」が生まれるための「道筋」となってほしい、との思いも込めたサービス名称であり、このまちを最大限に楽しむための羅針盤(コンパス)という意味も込められています
■「コンパス」が提供する3つのサービスとコンテンツ
コンパスサービス」は、単なる情報検索機能にとどまらない多彩な機能を搭載し、より気軽にアクティブにまちに参加して楽しめる3つのサービスを提供します
※「コンパスサービス」が提供する3つのサービス
(1)まちを知る
まちナビ機能(ショップの詳細情報など)/UMEGLE(うめぐる/エリア巡回バスの現在位置表示やレンタサイクルの貸出状況など)/GIFT(さまざまなお得情報など)
(2)まちに参加する
まちツイ(イベントやショップ・商品の感想などをツイートできる)/イベントアクティビティ一覧(参加可能なイベントやワークショップなどをリアルタイムに反映)/トロフィー(グランフロント大阪内で、ある一定の条件を満たす行動をした時に手に入れることができる称号。)
(3)まちでつながる
ソシオファンページ(さまざまなソシオの活動報告など)/まちグラフ(アンケート結果)・まちトモ(まちを通じて出会った仲間のお友達登録)
■タッチパネル式サイネージ「コンパスタッチ」と「スマートフォンアプリ」でアクセス
コンパスサービス」は、グランフロント大阪内の36カ所に設置されたタッチパネル式双方向サイネージ「コンパスタッチ」、もしくはスマートフォン専用アプリ「グランフロント大阪コンパス」をダウンロードすることでアクセスできます。
■リアクションするほど「思わぬ出会い&新しい発見に溢れたリコメンド」を発信
「コンパスサービス」は、来街者のリアクション(「チェックイン」やまちのコンテンツに対する「いいね!」など)から来街者の行動情報(ライフログ)を蓄積し、行動特性を分析する独自の「ペルソナエンジン」を搭載しています。また、多くの人が街でのライフログを蓄積すればするほどに、まちでの情報伝達ルートやコンテンツが充実し、より選択可能性の高いまちに成長していきます。
まちが来街者をより理解・学習して、まちで新たな発見をする楽しさや回遊する楽しさを実感できるよう、一人ひとりの感性やニーズにフィットした情報を適切な情報伝達ルートで提供する。それが、「コンパスサービス」最大の特徴です。
■高いエンターテインメント性でもっとタッチしたくなる!“情報コンシェルジェ”「クピ」
「クピ」は、コンパスサービスにユーザー登録すると現れるかわいいオリジナルキャラクター。グランフロント大阪での行動をサポートするコンシェルジェのような存在で、その時の状況にあわせて気に入りそうなショップや似た趣味や趣向の人が参加しているイベントなどをオススメしてくれます。
さらには、来街者の行動や気持ち、つながりを学習して、よりフィットする情報を届けるように、変身するという高いエンターテインメント性も兼ね備えています。よりフィットする情報を届けられるよう、ライフログの蓄積を促進するための“もっとタッチしたくなる演出”です。
■人的ネットワークを広げる「街内ソーシャルグラフ」を今秋導入予定
まちびらき以降、コンパスサービスが多数の方に利用され、たくさんのライフログが蓄積された状態になる今秋には、行動特性によってユーザーの人間関係性をより可視化できるソーシャルグラフ機能を導入します。
この街でのソーシャルグラフを提供する事で、ユーザーは自らを他のユーザーと相対的にみる事ができ、ソシオキャプテンや馴染みの店長といった信頼できる人づてに新しい行動を興すきっかけを得る事ができます。
[参考]
■(株)電通国際情報サービスとの共同事業
・本サービスは、共同企画者である株式会社電通国際情報サービス(以下「ISID」)が開発するソーシャルプラットフォーム「+fooop!」を世界で初めて適用します。
・ソーシャルプラットフォーム「+fooop!」は、ISIDが研究開発および事業化を進める、まちのITプラットフォームのブランド名です。まちを訪れた人の趣味や興味関心事、購買履歴といった情報に、まちで行われるイベントや当日の天候などの情報を加味して、その時々、一人ひとりの状況にあわせた情報提供を行い、まちと人、そして人と人とのリアルなコミュニケーションを促進します。
阪急電鉄 → http://rail.hankyu.co.jp/
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