応募総数1491件!日本の介護について考えるコンテスト 「第6回 介護作文・フォトコンテスト」受賞者・受賞作品を発表!
公益社団法人 全国老人福祉施設協議会(会長:石川憲)は、本日10月29日(火)、
「第6回 介護作文・フォトコンテスト」の受賞者・受賞作品を第70回全国老人福祉施設大会
(和歌山大会)、及びコンテストサイト(http://kaigo-contest.info)にて発表致しました。
本コンテストは、これまで世界一の高齢社会といわれる日本において、“尊さ”、“魅力”、
“やりがい“のある介護の現場をクローズアップすることで、介護サービスへのイメージ向上、
介護従事者の社会的地位向上、人材不足解消に貢献してきました。第6回目となる今回は、
“心に残る介護エピソード”をテーマに、FacebookやTwitterを積極的に活用して、
これまで以上に幅広い層の方々に情報発信してきました。本年度は、1491通もの応募を集め、
作文(エッセイ)、短文(ポエム)からそれぞれ最優秀賞・優秀賞・学生賞、フォトからは
最優秀賞・優秀賞を選出致しました。
■受賞作品一覧
●作文(エッセイ)部門
・最優秀賞―「あんたいい人やね」
四十万由美子さん(堀川南地域包括支援センター主任ケアマネジャー/富山県)
・優秀賞―「出逢い」
廣川星子さん(介護従事者 事務/沖縄県)
・優秀賞―「幸せの瞬間~記憶には残らなくても~」
山崎理恵さん(鳥取県)
・学生賞―「私が介護士を目指したきっかけ」
甲斐谷美沙樹さん(北日本医療福祉専門学校 介護福祉科/岩手県)
●短文(ポエム)部門
・最優秀賞―「寝息」
志賀千鶴さん(福島県)
・優秀賞―「ばぁばの車いす」
中村絆さん(千葉市立千城小学校1年/千葉県)
・優秀賞―「たった五つの文字だけど」
佐々木淳一さん(特別養護老人ホーム フラワーホーム/鹿児島県)
・学生賞―「言葉の力 思いの力」
郭馥菁さん(栃木介護福祉士専門学校/栃木県)
●フォト部門
・最優秀賞―「今年もきれいに咲いたよ」
越水淳さん(特別養護老人ホーム黒潮園 事務職員/和歌山県)
・優秀賞―「送り火」
菅原康和さん(特別養護老人ホーム立生苑/岩手県)
・優秀賞―「片手放しても余裕かも♪」
比護立子さん(特別養護老人ホームいなほ園 介護支援専門員/新潟県)
その他入賞作品も含めて、受賞作品はWEBで公開しております。
http://kaigo-contest.info
■受賞作品&受賞者インタビュー
短文(ポエム)部門 学生賞 「言葉の力 思いの力」
郭馥菁さん (栃木介護福祉士専門学校/栃木県)
【受賞作品】
「介護には、国籍も年齢も関係ない」
と、先生が言ってくれた。
ずっと迷っていた私が今、
介護福祉士を目指して、日々勉強しています。
-志賀千鶴さん(福島県)-
短文(ポエム)部門 最優秀賞 「寝息」
Q. どのような想いで短文(ポエム)を書きましたか
わたしの父は86歳で、とても元気です。そんな元気な父が、ある日具合が悪くなりました。
検査の結果、胆石と診断され、わたしたち家族は、父の介護にあたりました。手術は成功し、
あとは体力の回復を待つのみです。やれやれと安心しましたが、父の顔色がさえません。
「眠れない」というのです。「病院のベッドでは眠れねぇなぁ」と弱音をはきます。わたしと妹は、
交代で足揉みをしました。少しでも、父にリラックスしてほしいと思ったからです。
寝息がきこえたときは、ほっとしました。
わたしのほっとした想いを、みなさんに伝えたくて応募しました。
介護は大変なことがありますが、ほっとできる時間もあるよということを伝えたいです。
Q. 日本の介護福祉への考え、想いなどはありますか
両親の介護がせまっています。自身の介護のことも気になる年齢です。
介護は、“やってあげる+なにか受けとる”です。わたしは、父の介護から、
‘ほっとした時間’を受けとりました。父が寝息をたてているのを聞いて、とてもほっとしました。
介護は‘おたがいさま’ですね。
-甲斐谷美沙樹さん(北日本医療福祉専門学校 介護福祉科/岩手県)-
作文(エッセイ)部門 学生賞 「私が介護士を目指したきっかけ」
Q. 介護福祉士を目指したきっかけはなんですか
祖父の他界と東日本大震災がきっかけです。高齢者の方も多く避難しており、
県外から来たボランティアの方達が実際に目の前で介護をする姿を見て、
将来の仕事にしたいと感じました。
Q. 日本の介護福祉への考え、想いなどはありますか
町では津波の被害にあった施設もあり、高齢者福祉の復興はまだまだです。
今回の受賞と学校での学びを活かし、介護福祉士として、
地域の復興に貢献していきたいと考えています。
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