ベトナム孫会社のインドネシア進出に関するお知らせ
株式会社多摩川ホールディングス(本社:東京都港区芝二丁目28番8号、代表取締役社長:桝澤 徹)のベトナム孫会社であるTAMAGAWA ELECTRONICS CO., LTD.(以下、多摩川電子ベトナム)は、このたび更なるASEAN進出戦略の一環として、現地のビジネスパートナーが開設する営業代理店を通じてインドネシアに進出することをお知らせいたします。
1.目的
当社グループは、これまで日本およびベトナムを中心に高周波受動部品の設計・製造・販売を展開してまいりました。近年、東南アジア市場における需要の高まりと、より迅速な顧客対応の必要性に応えるため、インドネシアに進出する運びとなりました。
インドネシアは、人口約2億7,780万人を有する東南アジア最大級の経済大国であり島嶼国家です。その地理条件と経済状況から、通信インフラの主要手段としてワイヤレス・アクセスが急速に発展しています。スマートフォンを含む「移動電話」の加入数は316,553千件(加入率:114.9%)に達する等、2022年の時点で、世界で中国、インド、米国に次ぐ加入数の市場を形成しています(出典:総務省「世界情報通信事情」)。
尚、日本の加入数は200,479千件(加入率:160.9%)で、インドネシアの市場規模は日本の1.57倍と非常に大きなポテンシャルを有しております。加えて、通信インフラの需要が加速する中、インドネシアでは4G通信が約70%を占めていると言われており、2027年までに5Gモバイル加入者が全加入者の40%以上に達するとの予測もある等、有望な通信事業のマーケットです。またインドネシア政府は通信品質の向上を重要課題としており、各通信事業者による設備投資も急速に拡大していることを踏まえ、当社もインドネシアへの進出の検討を進めてまいりました。
また、インドネシアはボルネオ島への首都移転計画「ヌサンタラプロジェクト」や「100スマートシティプロジェクト」を進めており、2024年から約30年間にわたり、ジャカルタからの大規模な通信インフラ需要も期待されている中で、インドネシア国内には通信インフラを手掛ける有力な企業が少ないこともあって、信頼性の高い供給ニーズが高まっている状況にあります。
多摩川電子ベトナムは、ベトナム国内において2023年には優良企業TOP20に選出、2024年12月には国家強力ブランド第10回表彰プログラムのTOP12企業に選出されています。これらの授賞によってベトナム国内での知名度が向上したことを受けて、ベトナム国内の通信インフラ向けの引合いが増加しております。さらに2025年8月にはベトナム国内において、新工場が完成する予定である等、今後更なる成長が見込まれております。
多摩川電子ベトナムではこれまで培ってきた経験や高い品質と技術力を活かし、インドネシア国内において、成長市場でのビジネス拡大を目指してまいります。そして現地企業との連携を強化し、最適なソリューションを提供することで、インドネシア市場での競争力を高め、成長を目指してまいります。
【インドネシアにおける営業代理店の概要】
会社名 :PT. Tri Mitra Solusi Indonesia
所在地 :The Dharmawangsa Squate Unit 356 JL.Dhamawangsa VI,
kebayoran Baru Jakarta 12160 INDONESIA
事業開始日:2025年1月16日
業務内容 :営業・マーケティング・技術サポート
2.今後の見通し
多摩川電子ベトナムを介して現地の営業代理店を活用することで、設計・試作段階からのサポートを充実させ、最適な製品提案を行ってまいります。同社にて設計・生産された高品質かつコスト競争力のある製品を、インドネシア市場に提供し、幅広いニーズに対応してまいります。
当社グループは、インドネシア市場での展開を契機に、ASEAN市場における影響力をさらに強化し、技術力を活かした付加価値の高い製品を提供してまいります。今後もグローバル市場での競争力を高めるべく、継続的な事業展開を進めてまいります。

多摩川電子ベトナム公式サイト http://tmev.com.vn/
多摩川電子ベトナム紹介動画 https://youtu.be/AgfxRF2MMKA
多摩川電子公式サイト tmele.jp/casetop/
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