「子どもの貧困の支援」に向けた研修事業を開始

~支援の難しい子どもとの関わり方についてのノウハウを提供します~

特定非営利活動法人PIECES

貧困や虐待の連鎖を予防する仕組みづくりを目指すNPO法人PIECES (本拠地:東京都渋谷区、代表理事:小澤いぶき、以下 PIECES)は、精神医学・福祉などの専門知と子ども支援を続ける中で蓄積した実践知を統合し、支援の難しい子どもに関わる支援職や団体向けに、新たな研修サービスを開始いたしました。

▼PIECES公式ホームページ http://www.pieces.tokyo/
■増えている貧困家庭の子どもたちへの学習支援活動 と 現場の課題

昨年4月に「生活困窮者自立支援法」が施行されて以降、貧困家庭向けの学習支援事業を行う自治体が増えており、新聞・テレビだけでなく皆さまのお近くで目にする方もいらっしゃるかと思います。

しかし、実際に貧困家庭の子どもたちに学習を教えようとすると、「子どもたちの学習意欲が見られない」「そもそも大人とコミュニケーションがとれない」子どもたちがいて、どのように接してよいかわからない、という支援者の方の声をききます。

学習支援の現場の支援者はボランティアで構成されているため、子ども支援の訓練や専門的な知識を備えていません。そのため、学習支援に抵抗のある子たち(下図のB君・C君)のように、関わり方が難しいケースには対応が難しいのが現状です。
 

 

■学習支援のために必要な「居場所づくりのスキル」を

関わり方が難しいケースの子どもたちは、家庭に関心を持ってくれる人がいない(虐待をうけている)、学校でいじめを受けたなどの人間関係における困難を同時に抱えているため、ただ勉強を教えるだけではなく、「居場所」をつくり、子どもたちがほっとできる安心を提供していくことが大切です。

そこで、彼らと関わるときにスキル(関わり方のスキル・マインドセット、勉強と居場所を両立させる場の運営スキル)を以てケアを行うことできれば、もっとすんなり学習指導を行えることが増えてきます。


そこでPIECESでは医師やソーシャルワーカーの専門家たちによる精神医学・福祉などの専門知と子ども支援を続ける中で蓄積した実践知を統合した「子どもへの学習支援に必要な居場所づくりスキルの研修」を2016年4月から2団体へ提供、9月から更に2団体へ展開することを機に事業化を行うことを決めました。

 

■PIECESの「子どもへの学習支援に必要な居場所づくりスキルの研修」サービスご紹介

PIECESでは9月1日より、学習支援事業を行う団体への職員研修向けに、必要なスキルセット及びマインドセットの研修を、主として発達心理学、神経科学的な視点から行います。
<研修内容例>
  • 子どもが安心と信頼を感じる関係と環境の設計
  • 子どもが自分の欲求や願い、興味関心に気づくサポート
  • 生育環境による行動特性(愛着障害やトラウマ関連障害など)
  • 発達特性のある子どもたちへの関わり(特性ごとの関わり、発達障害について)
 

必要に応じて子供への関わり方・場の運営に対するスーパーバイザーの派遣、実地でのサポートのためのスタッフ(CYW、http://pieces-org.hatenablog.com/entry/2016/08/12/030427)派遣など、団体に合わせてサービスのカスタマイズを行いますので、ご関心のあるNPO関係者、行政関係者、教育関係者の方はお問い合わせください。

■団体概要
団体名  : NPO法人 PIECES
代表者  : 代表理事 小澤いぶき
所在地  : 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-3-18 ビラ・モデルナA203
活動内容: 課題を抱える子ども・ご家庭への包摂的支援活動

■本件に関するお問い合わせ先
団体名  : NPO法人 PIECES
担当者名:荒井佑介
TEL    : 080-9447-1687
Email  : yusuke.arai1998@gmail.com

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会社概要

特定非営利活動法人PIECES

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URL
http://pieces.tokyo
業種
医療・福祉
本社所在地
文京区本郷3丁目30-10 本郷K&Kビル5F social hive HONGO
電話番号
03-6801-5232
代表者名
斎典道
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年06月