抱っこひもヒヤリハット体験 第1位は今年も「落下の危険」
抱っこひもの安全な使用に関する調査 - 抱っこひも安全協議会 -
抱っこひも安全協議会(代表幹事 ラッキー工業株式会社 代表取締役 樋口博之) は日本国内で抱っこひもを輸入・販売する44社で構成され、抱っこひもの安全な使い方や事故事例の共有などを行う任意団体です。
2018年3月、「抱っこひもの安全な使用に関する調査」を実施し、抱っこひもの事故・ヒヤリハット事例を調べました。
その結果、2497件の回答がよせられ、抱っこひもを使用している時に体験した危険な体験や状況、不注意による危険行為等のデータを得ることができました。この結果を周知することで、抱っこひもの安全な使用を広く使用者に伝えたく思います。
結果は、抱っこひも安全協議会ホームページでご紹介しておりますので、下記URLにアクセス頂きぜひご覧ください。
また、ヒヤリハット体験「落下」がよく起こる状況TOP3を当プレスリリースで検証内容を報告いたします。
抱っこひも安全協議会 ホームページ www.dakkohimo.jp
2018年3月、「抱っこひもの安全な使用に関する調査」を実施し、抱っこひもの事故・ヒヤリハット事例を調べました。
その結果、2497件の回答がよせられ、抱っこひもを使用している時に体験した危険な体験や状況、不注意による危険行為等のデータを得ることができました。この結果を周知することで、抱っこひもの安全な使用を広く使用者に伝えたく思います。
結果は、抱っこひも安全協議会ホームページでご紹介しておりますので、下記URLにアクセス頂きぜひご覧ください。
また、ヒヤリハット体験「落下」がよく起こる状況TOP3を当プレスリリースで検証内容を報告いたします。
抱っこひも安全協議会 ホームページ www.dakkohimo.jp
「抱っこひもの安全な使用に関する調査」 結果レポート(抜粋)
■安全に使用できているかどうか?
回答者の777人、約31%の抱っこひも使用者が事故・ヒヤリハット体験がありました。
落下はバックルの着け忘れ1件、抱っこからおんぶへのモードチェンジ時の落下1件、転倒はほどけた靴紐を踏み転倒1件、余ったウェストベルトを踏み転倒1件でした。
軽い事故(怪我)は52件あり、落下21件、圧迫/打撲10件、使用者9件、挟む/かすり傷4件、その他6件。落下は、前かがみ、おんぶ等を行うときに発生。これは軽い事故とありますが、実際は半数以下が落下しており、その他は落下しそうになったというものでした。圧迫/打撲は、低月齢時の足うっ血、お子様の手足が壁等にぶつかったというものでした。使用者の怪我は、バックルを留める際に使用者の指が挟まる、足元が見えず転倒というものでした。
■ヒヤリハット体験の種類は?
■ヒヤリハット体験時 何をしていたか?
■発生状況とお子様の月齢のクロス集計
ヒヤリハットが発生しやすいと考えられるTOP3の状況でそれぞれどのような危険があったのかを以下に実例と共に紹介します。
第3位 歩行中のヒヤリハット 19%
第1回の調査においても顕著だったヒヤリハット事例です。お子様が成長するにつれて、突然のけ反るような動きをし、抱っこひもから抜け出てしまいそうになるという事象です。具体的なコメントを見ると、お子様が成長し、腕通しには手を通さずに使用している時などに起きているようです。お子様が重くなり不安定になることも原因と思われます。
第2位 かがんだ時のヒヤリハット 30%
かがんだ時とは、パパママがお辞儀のような格好をしてしまうというものです。こちらも第1回の調査においても顕著だったヒヤリハット事例です。
抱っこひもを日常から使用し、着けていることも当たり前のようになると、「落し物を拾う」「靴を履く」などの日常動作を 抱っこひもを使用していないときのように腰を折り行ってしまうという事例が多く報告されています。何か下にあるものを拾うなどするときは、必ず膝を折り、腰を曲げることなく、上体を保ちながら拾うように、注意が必要です。
第1位 抱っこひもにお子様を乗せる時 のヒヤリハット 34%
抱っこひもの装着時は、バックルを留めるなどお子さまから手を離して行うことがあるため、特に注意が必要となります。製品安全協会が定める安全基準においても、慣れるまではベッド等の柔らかな場所の上で、低い位置で装着を行うよう定められています。装着時に体験したヒヤリハットの内容を集計してみると、すべての月齢で共通する危険は、乳幼児が抱っこひもから「すり抜けそうになる」という共通したヒヤリハットでした。そして、月齢ごとに、具体的事象を集計してみると、共通した傾向がありました。
1-4ヶ月では、肩ベルトの隙間から乳幼児がすり抜けて落下しそうになったというヒヤリハットが突出していました。肩ベルトは緩い状態で装着をし、最後にベルトを絞るのですが、その過程で危険を感じる方が多いという結果でした。
□4ー6ヶ月、7-12ヶ月
4ー6ヶ月、7-12ヶ月は、共に「おんぶ装着時のすり抜け」でした。4-6ヶ月より7-12ヶ月が増えている理由は、おんぶをするユーザー自体が増えていることが理由と考えられます。現在82%の使用者は「腰ベルト付きの抱っこひも」を使用しています。腰ベルト付き抱っこひもでのおんぶは、視界の外であり、腕の可動域の外である背中の位置に子供を配置することとなります。この見えづらく、手の届きにくい位置に子供を配置するプロセスの中で突発的に動くことで、さらに危険が増す結果になっていると考えられます。
<安全のためのアドバイス>
おんぶをより安全に装着する方法として、ソファーなどの段差を利用して子供を使用者の背中に近づける体勢を作って、そのまま背負う(右図参照)装着することは、安全におんぶするための有効な方法であると言えます。
■安全に使用できているかどうか?
回答者の777人、約31%の抱っこひも使用者が事故・ヒヤリハット体験がありました。
■実際の被害はありましたか?
重い事故(怪我)は5件あり、お子様の落下が2件、使用者転倒2件、使用者の腰痛が1件でした。
落下はバックルの着け忘れ1件、抱っこからおんぶへのモードチェンジ時の落下1件、転倒はほどけた靴紐を踏み転倒1件、余ったウェストベルトを踏み転倒1件でした。
軽い事故(怪我)は52件あり、落下21件、圧迫/打撲10件、使用者9件、挟む/かすり傷4件、その他6件。落下は、前かがみ、おんぶ等を行うときに発生。これは軽い事故とありますが、実際は半数以下が落下しており、その他は落下しそうになったというものでした。圧迫/打撲は、低月齢時の足うっ血、お子様の手足が壁等にぶつかったというものでした。使用者の怪我は、バックルを留める際に使用者の指が挟まる、足元が見えず転倒というものでした。
■ヒヤリハット体験の種類は?
ヒヤリハット体験の内容としては、今年も「落下の危険」が最も多く623件となりました。
■ヒヤリハット体験時 何をしていたか?
ヒヤリハット体験が発生した状況としては「抱っこひもにお子さまをのせる時」「かがんだ時」が共に高い発生状況となりました。
■発生状況とお子様の月齢のクロス集計
ヒヤリハット体験を発生状況別にお子さまの月齢をカウントし、実際のヒヤリハット事例を検証いたしました。
ヒヤリハットが発生しやすいと考えられるTOP3の状況でそれぞれどのような危険があったのかを以下に実例と共に紹介します。
第3位 歩行中のヒヤリハット 19%
第1回の調査においても顕著だったヒヤリハット事例です。お子様が成長するにつれて、突然のけ反るような動きをし、抱っこひもから抜け出てしまいそうになるという事象です。具体的なコメントを見ると、お子様が成長し、腕通しには手を通さずに使用している時などに起きているようです。お子様が重くなり不安定になることも原因と思われます。
- 突然、体をのけぞらせる動きをし、身体の半分以上が外に出てしまった(4-6ヶ月)
- いやいやの子供が仰け反り、背中側から落ちそうに…ヒヤリ (7-12ヵ月)
- 子供が肩を出して反るので落ちそうになった。肩を入れても出てきてしまう。(1-2歳)
- 事故まではいっていないけれど、子どもが大きくなってきて抱っこ紐から腕を出せるようになった。そしたら体の約半分が外に出てしまうから落っこちそうでひやりとしました。あとはちょうどかがんだ時に子どもが反り返って落ちそうになりました。(7-12ヵ月)
- 娘が9ヵ月になりかなり動き回るようになりました。抱っこ紐から出たがり、腕が抱っこ紐から出てしまい、また海老反りのような動きをしたのでそのまま抱っこひもから落ちそうになりました。同じ動作をし
- 側にあったベビーベッドやおもちゃなどで頭を打ったこともあります。(7-12ヵ月)
- おんぶをしてベビーが寝入ってしまうと、股が浅い?抱っこ紐のため足だけ固定されているものののけぞった格好になり、落ちないか周囲の人に心配されました。(1-2歳)
第2位 かがんだ時のヒヤリハット 30%
かがんだ時とは、パパママがお辞儀のような格好をしてしまうというものです。こちらも第1回の調査においても顕著だったヒヤリハット事例です。
抱っこひもを日常から使用し、着けていることも当たり前のようになると、「落し物を拾う」「靴を履く」などの日常動作を 抱っこひもを使用していないときのように腰を折り行ってしまうという事例が多く報告されています。何か下にあるものを拾うなどするときは、必ず膝を折り、腰を曲げることなく、上体を保ちながら拾うように、注意が必要です。
- かがんだ際に、頭から落ちるのではないかと思ったことがありました。(1-4ヶ月)やってはいけない、深いお辞儀の様な格好をし落としそうになった。 (1-4 ヶ月)
- 横抱きにしたときに、かがんだときに頭が落ちそうになり、支えてないと危ないことがあった(1-4 ヶ月)
- スリングをして掃除機をかけていて、少し前かがみになった時に子どもが落ちそうになった。(4-6ヵ月)
- 外でほどけた靴紐を結び直すのに下を向いたら、赤ちゃんが頭から落ちそうになった(4-6ヵ月)
- 息子を対面抱きにして銀行に行きました。ATMについて操作画面をみるのに前傾姿勢になった時、背中の後ろでとめるとこがちゃんととまっていなくて息子がATMのとこに抱っこ紐ごと落ちてきてとっさに両手でうけとめました。あの時は本当にヒヤリハットしました。。(4-6ヵ月)
第1位 抱っこひもにお子様を乗せる時 のヒヤリハット 34%
抱っこひもの装着時は、バックルを留めるなどお子さまから手を離して行うことがあるため、特に注意が必要となります。製品安全協会が定める安全基準においても、慣れるまではベッド等の柔らかな場所の上で、低い位置で装着を行うよう定められています。装着時に体験したヒヤリハットの内容を集計してみると、すべての月齢で共通する危険は、乳幼児が抱っこひもから「すり抜けそうになる」という共通したヒヤリハットでした。そして、月齢ごとに、具体的事象を集計してみると、共通した傾向がありました。
□1ー4ヶ月
1-4ヶ月では、肩ベルトの隙間から乳幼児がすり抜けて落下しそうになったというヒヤリハットが突出していました。肩ベルトは緩い状態で装着をし、最後にベルトを絞るのですが、その過程で危険を感じる方が多いという結果でした。
□4ー6ヶ月、7-12ヶ月
4ー6ヶ月、7-12ヶ月は、共に「おんぶ装着時のすり抜け」でした。4-6ヶ月より7-12ヶ月が増えている理由は、おんぶをするユーザー自体が増えていることが理由と考えられます。現在82%の使用者は「腰ベルト付きの抱っこひも」を使用しています。腰ベルト付き抱っこひもでのおんぶは、視界の外であり、腕の可動域の外である背中の位置に子供を配置することとなります。この見えづらく、手の届きにくい位置に子供を配置するプロセスの中で突発的に動くことで、さらに危険が増す結果になっていると考えられます。
<安全のためのアドバイス>
おんぶをより安全に装着する方法として、ソファーなどの段差を利用して子供を使用者の背中に近づける体勢を作って、そのまま背負う(右図参照)装着することは、安全におんぶするための有効な方法であると言えます。
- 赤ちゃんを抱っこひもにセットする時に赤ちゃんが落ちそうになりました。(1-4ヶ月)
- まだ慣れてない頃、抱っこしようとして、バランスを崩して紐が肩からずり落ち、赤ちゃんを落としそうになった(1-4ヶ月)
- 前抱っこをして、ゆるい肩紐の調整をする間に子が脇からずり落ちそうになった。(不慣れな時期)(1-4ヶ月)
- 最初に紐の長さを調整するのにつけた時に、ちゃんと赤ちゃんが下に収まってなくて、頭の方から布団に真っ逆さまに落ちそうになり、旦那が赤ちゃんをキャッチしてくれて事なきを得た。(1-4ヶ月)
- 初めておんぶにチャレンジしたとき、下に置いてから背負おうとし、起き上がろうとしたら、ズルっとズレて子供が落ちそうになりヒヤッとしました。(4-6ヶ月)
- おんぶをしようとした時、子供が暴れて思いの外、体が収まっておらず落ちそうになった。(4-6ヶ月)
- おんぶをしようとして勢いをつけて背負い過ぎ、そのまま抱っこ紐の隙間から落ちそうになった。(7-12ヵ月)
- ヒヤリハットです。夫がおんぶをしようとした時、久しぶりにおんぶをしようとしたこともあり、子供を落としてしまいました。幸い、敷き布団の上だったので大事には至りませんでしたが過信は禁物ということを学びました。(7-12ヵ月)
- 子供が体を反った拍子に落ちそうになった。おんぶしようとしたら子供がすり抜けて落ちてしまった。(7-12ヵ月)説明書を読まず、自己流でおんぶしてみたら子どもが落ちそうになった。(7-12ヵ月)
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