西アフリカ・シエラレオネの早すぎる10代の出産をSNS漫画に NPO法人アラジが社会課題を漫画で訴え
西アフリカのシエラレオネ共和国で、10代で出産した女子の復学と就労の機会を提供するNPO法人アラジは、大きな社会問題となっている10代の早すぎる妊娠と出産を、本日よりSNS漫画で公開。
NPO法人アラジは、西アフリカ・シエラレオネ共和国で大きな社会問題となっている10代の早すぎる出産と退学を、より身近な表現方法である4PのSNS漫画にして、本日より公開。社会問題をより広く認知してもらうきっかけとしている。
- 10代の死亡原因の1位は妊娠・出産の合併症、シエラレオネ共和国
シエラレオネ共和国は、西アフリカに位置し、かつては「世界一寿命の短い国」としても知られていた国。1991年まで政府と反政府軍(革命統一戦線RUF)との間でダイヤモンド資源を巡る複雑な内戦が勃発、2002年に終結したばかりである。そんなシエラレオネでは現在、コロナ禍により厳しい経済状況が続き、学校閉鎖の影響で、10代の妊娠が急増している。
10代の妊娠は約3割にも上ると言われ、大きな社会問題だ。若年妊娠は必然的にハイリスク出産となり、母子ともに死亡率が高くなる。また、母親がシングルマザーとなり経済的に困窮するケースも多く、そうした場合の乳幼児死亡率(5歳未満時の死亡率)も高まり、結果としてシエラレオネの低い平均寿命(53.8歳。 WHO,2016)の根本原因となっている。
2020年に「妊娠した女子の通学を禁止する法律」が撤廃されたばかりであるが、若年出産した女子への社会的なスティグマ(周囲からのいじめや陰口)は新たな差別問題となり、経済的に厳しい若いシングルマザーの復学は、心理的にも難しいものとなる。早すぎる10代の妊娠と出産は、教育を享受したあとに得られるすべての経済的恩恵から、断絶されることも意味する。
NPO法人アラジは、事業地であるシエラレオネ共和国ケネマ県において、10代で出産した若いシングルマザーへの、公教育復学のための奨学金給付支援を実施している。
- 社会課題を、漫画で訴え
NPO法人アラジ公式Twitterでは、英語版も無料公開中
https://twitter.com/alazidream
- NPO法人アラジ代表理事 下里夢美の想い
「漫画は課題を知ってもらいやすく、漫画にすることで、女の子たちの顔・名前・支援にいたった経緯など、重要な個人情報や尊厳を守ることにも繋がります。多くの方に、グローバルな女子教育格差の問題を知っていただき、実際に、寄付というアクションで現状を変えることができるので、この漫画をみて、次の行動を決断して欲しいです」
漫画は、Twitter(https://twitter.com/alazidream)などのSNSに公開されており、誰でも全ページ無料閲覧が可能である。
▼団体概要
団体名:特定非営利活動法人Alazi Dream Project(NPO法人アラジ)
創設:2014年3月7日
代表理事:下里夢美
所在:(日本)〒112-0014 東京都文京区関口1丁目44-3信生堂ビル4F
(シエラレオネ)37D Wilkinson Road, Freetown, Sierra Leone
電話番号:080-5186-4275
公式HP: https://alazi.org/
▼問い合わせ先
代表理事:下里夢美
info@alazi.org
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