日本のチームとして唯一!日本のサンバチーム「Quer Swingar Vem Pra Cá」がリオのカーニバル公式プログラムに出場決定!!
東京を拠点に活動しているサンバチーム Quer Swingar Vem Pra Cá (ケール スウィンガール ヴェン プラ カ)は、2024年2月にブラジル・リオデジャネイロ市内で行われる カーニバル公式プログラムとして、現地時間2月11日(日)14時(予定)より同市内ヴィラ・イザベル地区でサンバの演奏を行います。(2年連続、コロナ禍による中断を挟み5回目)
日本のチームが公式プログラムとしてリオのカーニバルへ直接参加することは当団体以外に例がなく、数々の申請手続きを経てリオ市当局から公式参加が認められたことは国際文化交流の観点からも非常に意義があり、本年より駐日ブラジル大使館からの後援も受けています。
なお、本取り組みは同名の現地支部との共同プロジェクトのため、演奏のために日本より約15名の日本人メンバーが渡伯遠征し、現地のリオ支部メンバーと共に本番の演奏を行います。また、滞在期間中に現地のブラジル人メンバーと団体オリジナルサンバ楽曲のレコーディングを行い、日本へ持ち帰ります。
■お問い合わせ先
お問い合わせフォーム: https://forms.gle/QcKaHcoqhJpNHiRd8
メールアドレス: rioswingueira@gmail.com
TEL: 080-1968-4645 (稲垣) / 080-5073-1670 (大木)
■出演概要
日時:2024年2月11日(日) 14:00~ ※現地時間
場所:ブラジル リオデジャネイロ市 ヴィラ・イザベル地区「Praça Barão de Drumond」(バラォン・ヂ・ドゥルモンド広場)
編成:歌手、弦楽器奏者、打楽器隊(40~50名程度予定)による演奏
当団体渡伯メンバーとリオ支部である「Quer Swingar Vem Pra Cá Rio」による共演
※リオ支部は、リオのカーニバルのトップリーグに出場するサンバチーム「G.R.E.S. Unidos de Vila Isabel (ヴィラ・イザベル)」、「G.R.E.S. Estação Primeira de Mangueira(マンゲイラ)」の現役メンバーや、リオを中心とした音楽シーンで活躍するミュージシャンらを含む、メストリ・トランビッキに所縁のあるメンバーで構成されています。
演目:メストリ・トランビッキ作詞作曲を含む当団体オリジナル曲5曲と、その他十数曲
協賛:株式会社アルファインテル
後援:ブラジル大使館 ( EMBAIXADA DO BRASIL )
■パレードのテーマと本プロジェクトの経緯について
当団体がリオのカーニバル公式プログラムへ参加する目的は、当団体の名付け親であり、代表の宮澤 摩周の恩師である Mestre Trambique (メストリ・トランビッキ・2016 年没)への哀悼および感謝の意を示し、彼が住んだ地区の人々や影響を受けた演奏家たちとの交流を果たしながら、さらにブラジルのサンバ文化の理解を深める事にあります。
メストリ・トランビッキは偉大なサンバの作曲家・パーカッショニストです。サンバを通した教育者でもあり、ヴィラ・イザベル地区からのミュージシャン・演奏家の輩出に 長年尽力し、リオだけでなく、ブラジル中の多くのミュージシャンから尊敬を集める存在でした。2015年に来日した際には、当団体のみならず日本の多くのサンバ愛好家へもサンバのエッセンスの種を蒔きました。
メストリ亡き後、彼を慕う愛弟子や家族、仲間が同名のブロッコ(チーム)をリオでも結成し「ぜひ日本のメンバーとリオで一緒にやりたい」「『Quer Swingar Vem Pra Cá』の名を掲げてメストリへの感謝の思いを多くの方々に伝えよう」という希望が伝えられてきたこと、また代表の宮澤がメストリと「いつかリオで日本のメンバーを連れてきて一緒にカーニバルへ参加しよう」と約束をしていた事から、今回のプロジェクトが立ち上がりました。
2024年の演奏テーマは、Mestre Trambique(メストリ・トランビッキ)への哀悼の意と、彼の生前の功績に敬意を示すものです。彼を慕う多くのミュージシャンや、リオのカーニバルトップリーグに出場する演奏家らが本番当日の演奏への参加を表明してくれています。
■リオ市内のカーニバル ( Carnaval de Rua ) について
カーニバル期間中はリオ市内各地で、ブロッコ カルナヴァレスコと呼ばれる団体のストリートパレードが連日繰り広げられます。毎年およそ500もの団体が公式参加するこのストリートカーニバルの主役はその場にいる全員。誰もが思い思いに仮装して楽しめ、パフォーマーとの距離感が近いことが特徴です。
■過去の出演の様子
(1)2020年
2020年2月23日(日)、3年連続でリオ市内のカーニバル公式プログラムへ出場。例年の参加メンバーに加えて、カーニバル時期には各所で引っ張りだこのミュージシャンや Vila Isabel(ヴィラ・イザベル)地区で育った面々が演奏やダンスに参加し、年々賑わいを増しています。
また、滞在期間中には現地メンバーと新曲のレコーディングを行いました。この楽曲はリオでも演奏した後、日本に持ち帰ってからも各種イベントで披露しています。
(2)2019年
2019年3月3日(日)、2年連続でリオ市内のカーニバル公式プログラムへ出場。直前の会場変更が発生したものの、当日は約200名の観客が集まり、3度の打楽器のみの演奏の後、約1時間、約20曲の楽曲演奏で会場を盛り上げた。日本から遠征した15名の他、現地のリオ支部のメンバーと地元の強豪サンバチーム Vila Isabel(ヴィラ・イザベル)の現役打楽器隊メンバーも参加し、総勢50〜60名での演奏となりました。
滞在期間中には Vila Isabel(ヴィラ・イザベル)の専用練習場も視察訪問し、チームメンバーらとの親交を深めました。
(3)2018年
2018年2月11日(日)、リオのカーニバル公式プログラムに日本チームとして初めて出場。当日は集まったおよそ1,000人の観客からも多くの歓声を浴びながら約2時間サンバの楽曲を演奏した。リオのカーニバルではお馴染みのチームオリジナルシャツの販売も行い、当団体のシャツを着用した観客も多く参加した。
■Quer Swingar Vem Pra Cá(ケール スウィンガール ヴェン プラ カ)について
世界的に有名な「リオのカーニバル」のトップリーグに出場する老舗チームG.R.E.S. Unidos de Vila Isabelの打楽器隊メンバー、宮澤摩周により2012年東京で結成されたサンバ団体。ポルトガル語で「スウィングしたけりゃ、こっちにおいで」という意味のチーム名は、宮澤のサンバの師であり、リオデジャネイロのサンバの歴史を50余年に渡り築き上げてきた、メストリ・トランビッキから授かった。
メンバーは10代~60代と幅広く、学生・社会人・プロミュージシャンなど、年齢も背景もバラバラだが、「とにかくサンバがやりたい!」「ホンモノのサンバを目指したい!」という情熱を持って活動中。2013年春のステージ初出演以来、「リオの音が響く!」と日本のサンバファンの間で話題になり、さらにSNSを通じて本場リオのサンビスタ(サンバ演奏家)からも称賛を受けている。2017年ブラジリアン・インターナショナルプレスアワードの日本人デュオ/トリオ/グループ部門にノミネート。
【主な出演実績】
ブラジルフェスティバル/代々木公園(2016, 2017, 2018, 2019)
J-WAVE<NIPPON EXPRESS SAÚDE! SAUDADE...>CARNAVAL(2015, 2016, 2019, 2020, 2023)
岐阜県美濃市政60周年記念パレード「夢かなうまち★うだつカーニバル」(2014)
大田区スポーツ健康都市宣言記念事業 第5回おおたスポーツ健康フェスタ (2018)
池袋サンバカーニバル in サンシャイン60通り(2013, 2014, 2015, 2016)
Pedro Miranda with Grupo Cadência Japan Tour 2018 (2018)
テレビ朝日「題名のない音楽会」 (2019)
下北沢サンバパレード in カレーフェスティバル(2023) 他
【SNS】
オフィシャルサイト:https://qsvpc.com
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/swingueiratoquio/
Instagram:https://www.instagram.com/querswingar/?hl=ja
■宮澤摩周について
打楽器奏者。2001年パーカッションの買い付けで初めてブラジル(サンパウロ)を訪問。現地音楽の豊かさに魅了されて帰国。同年、東京在住(当時)のブラジル人ミュージシャン、ダミアォン・ゴメス・ヂ・ソウザの声掛けでサンバの演奏を始め、ドラムからブラジリアン・パーカッションの世界へ入る。2005年ポルトガル語とサンバの基礎の習得のためリオデジャネイロへ長期留学。歌手ペドロ・ミランダ(グルーポ・セメンチ(当時))の紹介で、メストリ・トランビッキ(グルーポ・セメンチ)のミュージシャン向けパーカッションワークショップへ参加、そのまま門下となる。程なくして師の紹介でリオの老舗サンバチーム「G.R.E.S. Unidos de Vila Isabel(ヴィラ・イザベル)」のバテリア(打楽器隊)に入会。以来、正規メンバーとしてリオと東京を半年ずつ行き来する生活を送る。この間、ブラジルの全国誌Veja(ヴェージャ)のカーニバル特集号で「Tem japonês na bateria(バテリアの中に日本人がいる)」というタイトルで大きく掲載され、2013年には大手新聞O Globo(グローボ)の特集号に「Bloco Cordão do Boitatá(ブロコ・コルダォン・ド・ボイタタ)」のメンバーとして写真記事が掲載されるなど、テレビ、ラジオをはじめとした現地メディアでリオと東京での活動が度々紹介されている。2013年カーニバルではVila Isabelの優勝に貢献。2015年、2017年、2019年、2020年も同チームの打楽器隊員としてカーニバルに出場。
ペドロ・ミランダ、テレーザ・クリスチーナ、アルフレド・デル・ペーニョ、故メストリ・トランビッキ、マルコス・エスグレバ、故オヴィヂオ・ブリト、プレチーニョ・ダ・セヒーニャなど、主にリオの若手サンバ歌手、ベテラン演奏家との親交がある。
2012年、Vila Isabelの打楽器隊のアンサンブルを体現するブロッコ(団体)「Quer Swingar Vem Pra Cá(ケール・スウィンガール・ヴェン・プラ・カ)」を創立。エスコーラ・ヂ・サンバ(リオのカーニバルに出場する大規模サンバチーム)文化の理解と振興に努めている。
2018年2月11日、リオのストリートカーニバルの公式プログラムとして、ヴィラ・イザベル地区のバラォン・ヂ・ドゥルモンド広場にてブラジル=日本の合同チーム、「Quer Swingar Vem Pra Cá」で演奏した。リオのカーニバルの長年の歴史を通じ、日本人の団体が公式に出演したのは初めての快挙。その様子は日本のメディアでも紹介された。2018年7月、リーダーバンドであるGrupo Cadência(グルーポ・カデンシア)でリオの若手サンバ歌手の筆頭格、Pedro Miranda(ペドロ・ミランダ)を迎えジャパンツアーを行い、各公演ソールドアウトの成功を収める。2019年にはブラジルサンバ界のレジェンドであるNelson Sargento(ネルソン・サルジェント)やリオの古参名門チーム「G.R.E.S.Portela(ポルテーラ)」の元代表Serginho Procópio(セルジーニョ・プロコピオ)、これまで250以上のサンバの名曲を作曲したシンガーソングライターToninho Geraes(トニーニョ・ジェライス)らの来日公演にてバックバンドを務めるなど、ブラジルと日本の音楽交流の懸け橋として活動する。グルーポ・カデンシアでの活動の他、東京を中心に打楽器隊の演奏指導、パンデイロをはじめサンバ・パーカッションのワークショップを行っている。
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