摩耗強度試験をクリアした西陣織の椅子・ソファ張地が完成
海外高級ブランドからも注目される伝統とモダンデザインが融合した西陣織の生地素材が椅子・ソファでも利用可能に
【摩耗強度という難題をクリアした西陣織素材】
緻密な計算のもと非常に細い糸で柄を繊細に織り上げることで最高級の美しさを表現する西陣織の生地は、これまでその繊細さや金糸・銀糸などの特殊な糸を用いる技法故に耐久性が強い生地とは言えませんでした。とりわけ椅子やソファで利用する際に特に重要な基準とされる摩耗の強度が強くないことが、西陣織を椅子やソファに利用する際の大きな障壁となっていました。
そこでKYOGOは素材や織り方の研究を重ねた結果、ついに国際的な摩耗強度の基準であるマーチンデール法試験で50,000回以上の結果を出す西陣織生地の開発に成功しました。公共施設・商業施設で使用する際の基準値が50,000回以上と言われているので、その基準を満たしたことなります(一般使用では20,000回〜)。
また張地として必要とされるその他の耐久性の基準も非常に良い結果が出ています(下図参照)。
それらの耐久性を、原料の糸を太くすることなく、かつ金糸や銀糸もこれまで通り用いるなど繊細な表現とデザイン性を維持したまま実現したという点では、西陣織の上品な美しさに耐久性も兼ね備えたこれまでにない張地とも言えます。
更にオプションで生地への撥水加工も可能なので汚れにも強い張地としても利用可能です。
【海外高級ブランドからも注目される"ホンモノ"の西陣織素材】
KYOGOではこれまでも海外の高級ブランドショップや、国内のホテルのスイートルームやレストラン、ジュエリーショップなどの内装材(主に壁紙やパネル)として西陣織の生地素材を提供しています。
それらの高級ブランドから日本の伝統工芸の技術を体現した"ホンモノ"の素材として高評価を受ける西陣織生地を、今後は耐久性も兼ね備えた椅子やソファの張地としても国内外に自信を持って提案することが可能になりました。
【70以上のモダンな既存デザインの他に完全オーダーデザインの生地も製作可能】
KYOGOの織物は伝統技術を用いながらもデザインはモダンもしくは和モダンなデザインを基本としているので、和の空間だけでなく洋の空間や和モダンな空間にも非常に相性のいい素材となっています。また図案から設計、実際の織りまで一貫して自社内で製作していることから新作のデザインを次々と発表しており、現段階では73種類の既製デザインの織物を提供しています。そのほとんどのデザインが今回の耐久性を備えた生地として提供可能です。
また既製のデザイン以外にも空間に合わせた完全オリジナルのオーダーメイドの西陣織生地の製作も得意としており、これまでもブランドのロゴを入れたり、デザインにこだわったオリジナルの西陣織生地を数多く提供しています。
■株式会社加地織物(京都市上京区)
西陣織インテリアファブリックKYOGO
TEL:075-414-9502
MAIL:contact@kyo-go.com
URL:https://kyo-go.com
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