7/8まで開催の大人の文化祭『ナナナナ祭』速報レポート。100BANCHに集う若者たちと考える「無電化地域のビジネス」と「これからの働き方」とは?
『ナナナナ祭』2日目は「ビジネス」と「働き方」を、熱く考える1日に!
渋谷駅南口エリアに開設されて一周年を迎える100BANCH。7月1日から8日までの8日間、Under35の次世代リーダーが集う100BANCHを舞台に、大人の文化祭『ナナナナ祭』が繰り広げられています。2日目の7月2日(月)には、ワークショップ「無電化地域でスモールビジネスをつくる」、シンポジウム「サラリーマン解放宣言〜人生100年地代の働き方」が開催されました。この日の渋谷は30度を超える真夏日であったにもかかわらず、多くの参加者が集まりました。
本記事では、上記2つのイベントの様子を速報でお知らせします。詳細については、後日公開されるレポートをご覧ください。
本記事では、上記2つのイベントの様子を速報でお知らせします。詳細については、後日公開されるレポートをご覧ください。
■ユニークなアイディアが炸裂! 「無電化地域でスモールビジネスをつくる」
月曜日の午後1時からの開始にもかかわらず「無電化地域でスモールビジネスをつくる」ワークショップには、40名近い参加者が集まっていました。
関連リンク:無電化地域でスモールビジネスをつくる | 100BANCH :http://100banch.com/events/8751/
本イベントは100BANCHに集う若者たちとともに、太陽光発電・蓄電システムで生み出された余剰電力を用いて、地域に根ざすスモールビジネスを考えることを目的としています。具体的には、ミャンマーのベービンセンナ村に寄贈した「パワーサプライシステム」の余剰電力を使って、村の課題を解決するビジネスアイディアを、チームごとに練り上げていきました。
アイディアを発表したい人を募ったところ、なんと17人もの参加者が立候補! 参加者の強い熱意を感じる一幕でした。発表されたアイディアは、「ドローンによる遠隔医療や物資の輸送」「映画を使った教育」「水質の改善」「村のクリーニング屋さん」など。最終的に、参加者は6つのチームに分かれました。
6チームの発表後に行われた審査の結果、3位に「電力供給ビジネス」2位に「高品質な漢方を作る」が選ばれました。
■外に出よ、軸を持て!「サラリーマン解放宣言〜人生100年時代の働き方」
日が暮れても、まだまだ暑さの残るなか、会場にたくさんのひとが詰めかけたシンポジウム「サラリーマン解放宣言~人生100年時代の働き方」。ワイシャツのポケットに首から下げた社員証を突っ込んで、仕事が終わってから駆けつけた参加者の姿も多く見られました。
「『サラリーマンっていいな、会社で働くのも面白いな』と思ってもらいたい」ーー現代は、どちらかといえば会社に縛られない、独立起業することのほうがポジティブなイメージで、サラリーマンというのはネガティブに語られることのほうが多い時代です。そのようななかで、本イベントは「会社に抑圧されている、縛られているものがあるとすれば、それから解放し、サラリーマンという言葉をアップデートして、新しい働き方を定義づけていこう」ということをテーマに開催されました。
3名の登壇者は、全員がサラリーマン。ただし、それぞれが異なる働き方をしているユニークなみなさんです。
パナソニック株式会社執行役員の小川理子さんは、入社以来ずっと同じ会社で働いています。一方で、ジャズピアニストとして活動しており、これまでにリリースしたCDは14枚、アメリカのインターナショナルジャズフェスティバルに招聘されるほどの腕前です。会社員とジャズピアニストの二足のわらじを履くことは、中途半端と揶揄されることもあったそうですが、小川さんは、それをバネに発奮してきたと語りました。
1社に所属しながら、社内制度を利用して他の会社にレンタル移籍して働いている「留職」中のサラリーマンが、NTT西日本に所属し、現在はトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社に出向している新田一樹さん。大企業から小さなベンチャー企業への留職を決めたのは、30歳を境に外の世界で通用する力が身についているのか、猛烈な不安を感じていたときに社内制度がはじまったため、これを機に留職することを選択したそうです。
小川さんは、音に関する仕事をしたいと考えてパナソニックの音響研究所で働きはじめたそう。「仕事がこんなに楽しくていいのかしら」と思うほど楽しく仕事をしていたのに、後に音響研究所が閉鎖。しかし、部署異動をしても職場で常におもしろいことを探しながら働いてきたと小川さんが語ったことに対して、会場からは「どのようにおもしろさを見つけたのか?」という質問が投げかけられました。
小川さんの答えは「軸をもつこと」。小川さんにとっての軸は「音」でした。研究から離れたときにジャズをはじめたり、さらにネットワーク事業へ異動したときにも、音に関する仕事をしたりと、常に「音」を自身の軸として活動をしていたそうです。
さらに、会場からは「軸になるものをがなかなか見つけられない」という声があがりました。この答えとして、伏見さんは「動くこと」を提案。最初の会社ではシューズのデザイナーとして働いていた伏見さんは、会社をやめて、外に出たことでさまざまなデザインがあることを知ったそう。そのため「ずっと同じ場所にいても情報は何も得られないが、動くことでいろいろなことを発見できる」と、まずは動いてみることを勧めていました。
登壇者との質疑応答のあとは、会場の参加者同士が意見を共有する時間が設けられました。それぞれが現在何に縛られていて、何を解放したいのかを語り合い、さらに「解放サラリーマン」のあたらしい呼称を考えることに。最終的に多くのアイディアが出ていました。
■会場内の装飾にも注目!
『ナナナナ祭』期間中、100BANCHにはさまざまな装飾が施されています。
7月8日(日)まで続く『ナナナナ祭』、入場料は無料です。渋谷駅新南口から徒歩二分の会場で、連日10:00から22:00まで開催中ですので、お仕事終わりでもふらっとお立ち寄りください!
■未来をつくる実験区「100BANCH」とは
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもとに、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む活動です。再開発の進む渋谷川沿いの倉庫を1棟リノベーションして作られた空間で、1階はカフェ・カンパニーが企画・運営する未来に向け新たな食の体験を探求するカフェスペース「KITCHEN」、2階は35歳未満の若者リーダーのプロジェクトを推進するアクセラレーションプログラム「GARAGE program」などがメインで行われるワークスペース「GARAGE」、3階はパナソニックが次の100年を創り出すための未来創造拠点であり、夜や休日にはワークショップやイベントが行われるコラボレーションスペース「LOFT」から構成されています。
月曜日の午後1時からの開始にもかかわらず「無電化地域でスモールビジネスをつくる」ワークショップには、40名近い参加者が集まっていました。
平日昼間にもかかわらず、40人もの方が集まりました
関連リンク:無電化地域でスモールビジネスをつくる | 100BANCH :http://100banch.com/events/8751/
本イベントは100BANCHに集う若者たちとともに、太陽光発電・蓄電システムで生み出された余剰電力を用いて、地域に根ざすスモールビジネスを考えることを目的としています。具体的には、ミャンマーのベービンセンナ村に寄贈した「パワーサプライシステム」の余剰電力を使って、村の課題を解決するビジネスアイディアを、チームごとに練り上げていきました。
アイディアを発表したい人を募ったところ、なんと17人もの参加者が立候補! 参加者の強い熱意を感じる一幕でした。発表されたアイディアは、「ドローンによる遠隔医療や物資の輸送」「映画を使った教育」「水質の改善」「村のクリーニング屋さん」など。最終的に、参加者は6つのチームに分かれました。
アイディアの発表に、総勢17名が立候補
ビデオ会議システムでミャンマーと繋がる会場
6チームの発表後に行われた審査の結果、3位に「電力供給ビジネス」2位に「高品質な漢方を作る」が選ばれました。
3位「電気供給ビジネス」のプレゼンの様子
僅差で2位となった「高品質な漢方をつくる」アイディア
1位チームのプレゼンの様子
■外に出よ、軸を持て!「サラリーマン解放宣言〜人生100年時代の働き方」
日が暮れても、まだまだ暑さの残るなか、会場にたくさんのひとが詰めかけたシンポジウム「サラリーマン解放宣言~人生100年時代の働き方」。ワイシャツのポケットに首から下げた社員証を突っ込んで、仕事が終わってから駆けつけた参加者の姿も多く見られました。
シンポジウム会場には、たくさんの人が詰めかけました
「『サラリーマンっていいな、会社で働くのも面白いな』と思ってもらいたい」ーー現代は、どちらかといえば会社に縛られない、独立起業することのほうがポジティブなイメージで、サラリーマンというのはネガティブに語られることのほうが多い時代です。そのようななかで、本イベントは「会社に抑圧されている、縛られているものがあるとすれば、それから解放し、サラリーマンという言葉をアップデートして、新しい働き方を定義づけていこう」ということをテーマに開催されました。
関連リンク:サラリーマン解放宣言〜人生100年時代の働き方 | 100BANCH:http://100banch.com/events/8754/
3名の登壇者は、全員がサラリーマン。ただし、それぞれが異なる働き方をしているユニークなみなさんです。
パナソニック株式会社執行役員の小川理子さんは、入社以来ずっと同じ会社で働いています。一方で、ジャズピアニストとして活動しており、これまでにリリースしたCDは14枚、アメリカのインターナショナルジャズフェスティバルに招聘されるほどの腕前です。会社員とジャズピアニストの二足のわらじを履くことは、中途半端と揶揄されることもあったそうですが、小川さんは、それをバネに発奮してきたと語りました。
小川 理子さん
1社に所属しながら、社内制度を利用して他の会社にレンタル移籍して働いている「留職」中のサラリーマンが、NTT西日本に所属し、現在はトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社に出向している新田一樹さん。大企業から小さなベンチャー企業への留職を決めたのは、30歳を境に外の世界で通用する力が身についているのか、猛烈な不安を感じていたときに社内制度がはじまったため、これを機に留職することを選択したそうです。
新田 一樹さん
伏見 大祐さん
小川さんは、音に関する仕事をしたいと考えてパナソニックの音響研究所で働きはじめたそう。「仕事がこんなに楽しくていいのかしら」と思うほど楽しく仕事をしていたのに、後に音響研究所が閉鎖。しかし、部署異動をしても職場で常におもしろいことを探しながら働いてきたと小川さんが語ったことに対して、会場からは「どのようにおもしろさを見つけたのか?」という質問が投げかけられました。
小川さんの答えは「軸をもつこと」。小川さんにとっての軸は「音」でした。研究から離れたときにジャズをはじめたり、さらにネットワーク事業へ異動したときにも、音に関する仕事をしたりと、常に「音」を自身の軸として活動をしていたそうです。
さらに、会場からは「軸になるものをがなかなか見つけられない」という声があがりました。この答えとして、伏見さんは「動くこと」を提案。最初の会社ではシューズのデザイナーとして働いていた伏見さんは、会社をやめて、外に出たことでさまざまなデザインがあることを知ったそう。そのため「ずっと同じ場所にいても情報は何も得られないが、動くことでいろいろなことを発見できる」と、まずは動いてみることを勧めていました。
登壇者との質疑応答のあとは、会場の参加者同士が意見を共有する時間が設けられました。それぞれが現在何に縛られていて、何を解放したいのかを語り合い、さらに「解放サラリーマン」のあたらしい呼称を考えることに。最終的に多くのアイディアが出ていました。
参加者同士の活発な対話が行われていました
参加者による「解放サラリーマン」のあたらしい呼称アイディア
■会場内の装飾にも注目!
『ナナナナ祭』期間中、100BANCHにはさまざまな装飾が施されています。
階段の壁にも、オシャレな装飾が
七夕ウィークにふさわしい、涼し気な短冊。
短冊には入居メンバーの願い事が
文字と点字を一体化したフォントBraille Neueを使用した案内表示
点字と文字を組み合わせて作られたフォント
7月8日(日)まで続く『ナナナナ祭』、入場料は無料です。渋谷駅新南口から徒歩二分の会場で、連日10:00から22:00まで開催中ですので、お仕事終わりでもふらっとお立ち寄りください!
■未来をつくる実験区「100BANCH」とは
「100年先の世界を豊かにするための実験区」というコンセプトのもとに、これからの時代を担う若い世代とともに新しい価値の創造に取り組む活動です。再開発の進む渋谷川沿いの倉庫を1棟リノベーションして作られた空間で、1階はカフェ・カンパニーが企画・運営する未来に向け新たな食の体験を探求するカフェスペース「KITCHEN」、2階は35歳未満の若者リーダーのプロジェクトを推進するアクセラレーションプログラム「GARAGE program」などがメインで行われるワークスペース「GARAGE」、3階はパナソニックが次の100年を創り出すための未来創造拠点であり、夜や休日にはワークショップやイベントが行われるコラボレーションスペース「LOFT」から構成されています。
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