【展覧会】舘鼻則孝の新作個展「WOODCUTS」80点以上の新作で構成された展覧会。源氏香から着想を得た「ウッドカッツ」全52作の全貌が明らかに。
日本の伝統文化を現代に表現するアーティスト舘鼻則孝の新作個展「ウッドカッツ」全52作を中心に絵画や彫刻、また代表作の「ヒールレスシューズ」を含む80点以上の新作で構成された展覧会。
この度、舘鼻則孝は、個展「WOODCUTS」を開催いたします。会場となるKOSAKU KANECHIKAは、日本のアートシーンを牽引するギャラリーが集まるTERRADA Art Complexの5階にスペースを構えています。
昨年9月、文化庁指定有形文化財である旧山口萬吉邸を会場として開催され、注目を集めた個展『NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー』にて、3日間限定で先行公開された「ウッドカッツ」の全52作の全貌が明らかになります。
昨年9月、文化庁指定有形文化財である旧山口萬吉邸を会場として開催され、注目を集めた個展『NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー』にて、3日間限定で先行公開された「ウッドカッツ」の全52作の全貌が明らかになります。
2019年9月7日(土)〜10月12日(土)
KOSAKU KANECHIKA | TERRADA ART COMPLEX
展覧会名でもある「ウッドカッツ」は、源氏香と呼ばれる日本の香文化から着想を得た作品です。
源氏香とは、組香と呼ばれる競技形式の香りの鑑賞方法のことで、順に炷かれた香りの異同を判ずるだけでなく、それをもとに図案を表します。その図案である源氏香の図は、源氏物語の全54帖のうち52帖の巻名が付されていることから、そのように呼ばれています。
その他、舘鼻の代表作でもあるレディー・ガガの履く「ヒールレスシューズ」や花魁のかんざしをモチーフとした「ヘアピンシリーズ」、昨年に続き日本屈指の刀匠である河内國平氏の日本刀を用いた彫刻作品の新作も公開されます。また、本展のために新たに創作されたぺインティングは、20点以上にも及びます。
展覧会:WOODCUTS(ウッドカッツ)
会場:KOSAKU KANECHIKA 東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F
会期:2019年9月7日(土)〜10月12日(土)
開館時間:11:00 – 18:00(火・水・木・土)/ 11:00 – 20:00(金)[休廊:日・月・祝]
会場ウェブサイト:http://kosakukanechika.com/
オープニングレセプション:2019年9月7日(土)18:00〜20:00
入場料:無料
アーティストプロフィール 舘鼻 則孝(たてはな のりたか)
1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では染織を専攻し遊女に関する文化研究とともに友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。卒業制作であるヒールレスシューズは花魁の下駄から着想を得たものである。近年はアーティストとして展覧会を開催する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU : The Love Suicides on the Bridge」を公演した。作品はニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。2019年10月5日から12月1日まで、アメリカ・ポートランドのポートランド日本庭園にて個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」を開催予定。
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