自分たちで組み立てる木材のワークプレイス

木材普及を盛り上げる「つな木」の全国初試行

株式会社日建設計(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:亀井忠夫)が開発した誰でも簡単に組み立てることができる木質ユニット「つな木」が、2020年6月28日、全国で初めて徳島県庁オフィス内に本格設置され、木質ワークプレイスの試行を開始しました。この取り組みは、徳島県庁と共同でオフィスへの木材導入を検討、実施したもので、今後も使い勝手や木質環境による効果を検証していきます。これによってより一層、木材活用の活性化とそれによる日本の森林保全に貢献することを目指します。

                                                                                                                                                     

6月28日撮影 完成したつな木のワークプレイス6月28日撮影 完成したつな木のワークプレイス

6月28日撮影 個人席。前面に飛散防止のアクリルパネル/個人席提案時のパース6月28日撮影 個人席。前面に飛散防止のアクリルパネル/個人席提案時のパース


【「つな木」とは】

 小径の材木で簡単に組み立て・解体・移設できる木質ユニットです。角の無垢材と、クランプと呼ばれる接合部材、移動用の車輪で構成された基本ユニットは、「全国 どこでも 誰でも」30分程度で簡単に組み立てることができます。同じ部材を使って、デスク、棚、ベンチやプランタなど、変幻自在に形を変えて、さまざまな用途で活用が可能です。日建設計の木質・木造の開発研究を行うチームNikken Wood Labが、日本の森林保全に欠かせない木材活用の促進を目的に開発しました。
  つな木:https://www.nikken.jp/ja/insights/tsunagi.html


【徳島県庁1フロアのうち半分を「つな木」デスクに】

 徳島県庁スマート林業課プロジェクト推進室に、個人席11台、会議席(4人席)1台、棚2台の計14台を、県庁職員および徳島県木材協同組合連合会自らの手で組み立て、設置しました。作業時間は、6月中に累計3日ほどでした。木材は県産材である徳島スギの60mmを約210mおよび100mm角材を約50m、合計約2㎥使用しています。

 設置後、デザインや汎用性、利便性など、今後の「つな木」オフィス活用の改善の糧となる使用者意見が収集される一方、県庁内他部署でも使用を希望する声が上がっています。
 設置フロアの半分は従来の非木質空間で残っており、日建設計は、徳島県庁の協力のもと木質空間と非木質空間それぞれの空間のメリット・デメリットを検証し、物理的・精神的な影響などを探る実証実験を検討しています。
 

6月28日撮影 打合せブースを組み立てる様子/打合せブース6月28日撮影 打合せブースを組み立てる様子/打合せブース

 

【徳島「木づかい運動」と「つな木」のコラボレーション】
  
 
徳島県では、木材活用を通じて森林の恩恵を未来へ継承するため、木に触れ、木を知り、木を使い、木の良さを伝える「県民総ぐるみの木づかい運動」を推進しています。今回、県庁が自ら木材の価値を体感し、広く「木づかい」を発信するため、誰でも自分で組み立て、実用することのできる「つな木」とコラボレーションし、県庁オフィスにて木質化の試行を行うことになりました。


※木づかい運動:林野庁が2005年より推進する、木材を利用することの意義を広め、国産材利用を拡大していくための取り組み。(林野庁WEBサイトより)

動画:つな木in徳島県(2分)
(参考URL : https://www.youtube.com/watch?v=Qm_-onxBwZE

 


【今後の「つな木」~広がる可能性~】

 つな木は、用途や環境の変化に対応できるフレキシブルなものです。今回のようなオフィス活用の他、コロナ対策として医療現場で一時的に診察室や病室を増設するための仮設医療ブース、在宅勤務用の個室ブースや自宅内隔離ブースなど住居内活用、また他業種とのコラボレーションによる商品化計画などを検討しています。今回の徳島県庁オフィスに設置したユニットも、随時、カウンターやソファ、個室ブースなどに組み替えることができます。
 一方、広く木材利用促進を発信するには、流通材にフィットしたクランプの開発が必要です。今回のトライアルでは、鉄管用の既製のクランプを使用しているため、木材をクランプに合わせて製材しています。現在、一般に流通する木材サイズに合ったクランプを開発しており、完成後は、木材と専用クランプをセットにした商品展開を予定しています。
 仮設医療ブース参考:https://note.com/nikken/n/n1ba22cf85c34
 

オフィスユースの展開パターン例オフィスユースの展開パターン例



【関係機関、企業】
・徳島県庁スマート林業課プロジェクト推進室(徳島県徳島市):
  オフィス木質化トライアル共同実施、つな木ユニット組み立て
・徳島県木材協同組合連合会(徳島県徳島市):
  つな木ユニット発注、木材調達、つな木ユニット組み立て
・江間忠木材株式会社(東京都中央区)、篠原商店(東京都練馬区):
  構造実験、モックアップ製作等

 

本件に関するお問い合わせ:株式会社日建設計 広報室03-5226-3030 webmaster@nikken.jp

【株式会社日建設計】
日建設計は、建築の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を行うプロフェッショナル・サービス・ファームです。
これまで手がけさせていただいたプロジェクトは、日建グループ全体で約25,000件を超え、海外約50カ国250都市におよんでいます。
URL:https://www.nikken.jp/ja/index.html

 

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