日本橋高島屋 S.C. 新館にて華道家辻雄貴による年間展示が決定。

「多の森 Oho no Mori plants sculpture exhibition ―24節季で巡る生命の森―」

2019年9月25日に、髙島屋 S.C 新館はオープンより1周年を迎えます。
つきまして、辻雄貴空間研究所は、世界を舞台に日本の自然観・美意識を表現している華道家・辻雄貴による展示を日本橋髙島屋 S.C. 新館にて一年を通して展開いたします。本企画は、24節季といわれる約2週間で変化する山の風景を、インスタレーションにより都市空間に入れ込むことをコンセプトとしております。また、同時に関連イベントとして、いけばなパフォーマンスといけばなワークショップを実施致します。既存の枠組みを超えた商業施設のアートワークをどうぞお楽しみください。



日本橋髙島屋S.C.新館2F迎客空間年間展示企画
「多の森Oho no Mori plants sculpture exhibition ―24節季でつくる生命の森―」

 [展示スケジュール]
2019年9月25日(水)〜2020年8月30日(日)

 [概要]
辻雄貴は、能楽師・大倉慶乃助(大倉流大鼓方)とともに、様々な土地でいけばなと能楽からなるプロジェクト「シャクジ能」を展開しています。辻のしつらえる空間は、単に静的に鑑賞されるだけのものではありません。その空間は、「何か」が降ろされる、「何か」が顕現するための器でもあります。辻が空間をしつらえ、大倉が能楽を演じることで、土地の<地霊(ゲニウス・ロキ)>を目覚めさせるパフォーマンスを行ってきました。

本展示では、日本橋髙島屋と共同し、木と和紙でできた作品「カガセオ(香々背男)」と、季節の植物からなるインスタレーションにより、都市空間の中に、生命の彫刻としての「森」を現出させます。

 



[多の森]
「多」とは、辻の故郷・静岡県富士川にいたとされる古代の人物・大生部多(おおほべのおほ)に由来します。『日本書紀』によると、644年、彼は蚕に似た虫を「常世神(とこよがみ)」として祀ることを広めたとされていますが、その実態は謎に包まれています。生命を担う職能を連想させる「大生部」という姓と、「多」という名。辻は、この人物からインスピレーションを得て、様々な土地の遍歴と各地の<土地の精霊(ゲニウス・ロキ)>との出会いを通して、その面影を追ってきました。

そのスタートアップとなったのが「駿河シャクジ能富士の山ビエンナーレ」(2016年)です。舞台は静岡県富士宮市にある無名の小社・倭文神社。その背後に広がる「星山」に眠る滅ぼされた星の神・香々背男(かがせお)へ手向ける燈火として考案されたのが、照明装置「カガセオ(香々背男)」でした。これらを用いた特別なしつらえのなか、星山に眠る<土地の精霊(ゲニウス・ロキ)>を目覚めさせる一夜限りのパフォーマンス。それは、辻にとって大生部多の面影が幽かに浮かび上がる瞬間でもありました。

 こうしたフィールドワークの成果を、独出心裁によって都市のなかのギャラリー空間に顕現させ、今日において失われつつある人間と自然との関係性を取り戻す空間をしつらえるのが「多の森」プロジェクトです。これまでにはニューヨーク「Neue House. Madison Square」(2016年)、東京代官山「LOKO GALLERY」(2017年)、東京表参道「山陽堂ギャラリー」(2017)にて展開されており、今回は4回目の開催となります。


 

駿河シャクジ能 - 倭文神社駿河シャクジ能 - 倭文神社

 

NeueHouse - Exhibition 2016NeueHouse - Exhibition 2016

 

 

 

プロフィール
辻雄貴(つじゆうき)
華道家、シャクジ能アーティスティックディレクター
1983年静岡県出身。工学院大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程修了。株式会社辻雄貴空間研究所代表取締役。建築という土台を持ちながら追求する「いけばな」は、既存の枠組みを超えて、建築デザイン、舞台美術、彫刻、プロダクトデザイなど、独自の空間芸術として演出される。人と建築と植物の三つの関係性を考え、植物の生命力と人間の創造力を融合させた空間表現は他に類がない。近年は、国内外問わず様々なブランドとアートワークを発表。世界を舞台に、日本の自然観・美意識を表現している。また、日本の古来の芸能やものづくりの神の名を冠した「シャクジ能」を能楽師大倉流大鼓方大倉慶乃助と共に旗揚げ。いけばなと能が同時代に生まれたことを前提に、伝統芸能の新しいかたちを提案している。「シャクジ能」では、移動舞台のデザイン・基本設計や舞台美術などを手がけるアーティスティック・ディレクターとしても活動している。2013年、フランスにて「世阿弥生誕650年観阿弥生誕680年記念フェール城能公演」の舞台美術を手がける。2015年、静岡とフランス、カンヌとの文化交流事「シズオカ×カンヌ×映画祭」では、アーティスティックディレクターに就任。2016年、ニューヨークカーネギーホール主催公演にていけばなを披露。カーネギーホール史上初の華道家となる。

 "Boundless" by Yuki Tsuji 辻雄貴
https://youtu.be/5XYQrj5lPWw

 




[1周年企画関連イベント]
「華道家辻雄貴のいけばなワークショップ」

日時:2019年9月25日(水)①11:00〜12:00 ②13:00〜14:00
会場:新館1Fインザグリーン

講師:辻雄貴(華道家)

参加費:2,000円(税込)※花代込み
所要時間:60分程度
定員:各回12名様(要事前予約)
ご予約:お申込みフォームより予約 https://www.takashimaya.co.jp/nihombashi/specialtystores/special/1stAnniv/ 
※注意事項:参加費は当日のお支払となります


「華道家辻雄貴+シャクジ能いけばなパフォーマンス」
いけばな献花差立+能楽三番叟
日時:2019年9月25日(水)15:00〜15:30
会場:新館2F特設会場(マルティニーク前)
出演:華道家:辻雄貴、能楽師:大倉慶乃助、竹市学、曽和伊喜夫
解説:原瑠璃彦

企画・プロダクション
株式会社辻雄貴空間研究所
辻雄貴(代表/ 華道家)
池原和(アートディレクター)
増渕加奈子(ディレクター)

プロダクト制作
岩崎翔(木工職人)
出川敦之(ライトスケープエンジニア)

コンセプト監修
原瑠璃彦(日本庭園・能楽研究、ドラマトゥルク)
 
プロジェクト監修
野村郁恵(Makeshift代表)

リリースに関するお問い合わせ
株式会社辻雄貴空間研究所
担当: 池原
Tel : 054-270-3361     Fax : 054-270-3366    Email : info@tsujiyuki.com
 

 
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