ウインドリバー、コネクテッドカー/自動運転車向け車両・クラウド間OTAソリューションでAirbiquityと提携

ウインドリバー株式会社

2019年6月4日、TU-AUTOMOTIVE DETROIT 2019(ミシガン州デトロイト)発 — クリティカルインフラストラクチャー向けIoTソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーと、コネクテッドカー・サービス大手Airbiquity®社(*1)は、車両からクラウドまでカバーする、エンドツーエンドのコネクテッドカー/自動運転車向けソフトウェアライフサイクル管理ソリューションの開発を目指し、主要テクノロジの統合に取り組んでいきます。このソリューションにより、セキュアでインテリジェントなOTAソフトウェアアップデートとデータ管理が可能になります。


車両のライフサイクルを通してソフトウェアを適切かつ先を見越して管理することは、性能を高め、価値を維持し、安全やセキュリティへの脅威に対処するうえで、ますます重要になっています。自動車メーカーはOTAを利用することで、診断データや運用データのセキュアな送信、ソフトウェアアップデートの効率的な展開が可能になり、リコール費用を軽減し、新たな車両機能を追加することができます。

今後ウインドリバーとAirbiquityは、自動車業界にオープンで柔軟なOTAソリューションを提供する予定です。市場をリードするソフトウェアテクノロジコンポネントを組み合わせて、業界をリードするソフトウェアテクノロジ企業2社の専門性に裏打ちされた、包括的で相互運用可能な事前検証済みのOTAソリューションを構築していきます。

2社の取り組みにおいては、ウインドリバーは、モジュール性の高いOTAアップデート/ソフトウェアライフサイクル管理ソリューションのEdge Sync(*2)を、Airbiquityは、OTAオーケストレーション、キャンペーン管理、ソフトウェアとデータの管理、Uptaneベースのセキュリティフレームワークなどの機能を備えたOTAmatic™(*3)ソリューションを提供します。

Edge SyncとOTAmaticを組み合わせた統合ソリューションは、オートモーティブ以外でも、メディカル、インダストリアル、航空宇宙、防衛、通信といった多数のIoT分野にも適用できます。

ウインドリバーのオートモーティブ担当バイスプレジデント、マーカス・マキャモンは次のように述べています。「自動車メーカーは、非常に複雑な機能を導入し、価値を絶えず向上させるよう迫られています。ソフトウェア管理の高度化により、自動車のライフサイクル全体にセキュアに対処できれば、自動車メーカーにとって、高いコスト効率を維持しながら、より多くのイノベーションを継続的に提供するための有効な戦略になります。Airbiquityのようなトップ企業と手を組むことで、自動車メーカーが顧客ニーズやビジネスニーズの進化に対応できるよう支援できます」

Airbiquityの社長兼CEO、カムヤール・モインザデ氏は次のように述べています。「Airbiquityは、有名サプライヤの相互運用性が実証済みで、堅牢かつセキュアで拡張性が高いOTAソリューションを求める市場のニーズを理解しています。今回、ウインドリバーのような実力のあるテクノロジ・マーケティング・セールスパートナーとともに、両社一体で取組むOTAソリューションをオートモーティブや他の市場に投入できることを嬉しく思います」

Edge Syncは、迅速、安全、セキュアにソフトウェアやファームウェアのアップデートを行える、市場をリードする高性能ソリューションを提供します。長期にわたって継続的に車両の価値や顧客体験を向上していくことが可能です。また、OTAアップデートの実施時に、最小の差分ファイルによるアップデートを可能とするテクノロジも搭載しています。更新プログラムを最小サイズに保つことで、配信に要する時間やコスト、アップデートの送信時間、車載電子制御ユニット(ECU)上で必要なメモリを削減できます。

OTAmaticは、車両のソフトウェア更新とデータ管理をクラウドから安全にオーケストレートし自動化する、業界屈指のマルチECU OTAソリューションです。OTAmaticは、車両やデバイスの詳細なターゲティング、個々のポリシーやプライバシーの管理、カスタマイズ可能な利用者とのコミュニケーション、多層的なサイバーセキュリティ対策、柔軟なソリューション展開により、高度なOTAサービスを提供します。

ウインドリバーのオートモーティブ向けソリューションやテクノロジの詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.windriver.com/japan/markets/automotive/

Airbiquityのオートモーティブ向けソリューションやテクノロジの詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.airbiquity.com

*1: https://www.airbiquity.com/
*2: https://www.windriver.com/japan/products/chassis/edge-sync/
*3: https://www.airbiquity.com/product-offerings/software-and-data-management

ウインドリバーについて


ウインドリバーは、エッジコンピューティングソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。そのテクノロジは1981年から世界で最も安全でセキュアなデバイスに搭載され、20億を超える製品に使用されています。包括的なポートフォリオは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、広範なパートナーエコシステムに支えられています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、最高水準の安全性、セキュリティ、パフォーマンス、信頼性が要求される重要インフラシステムのデジタルトランスフォーメーションを加速しています。詳細については、ウインドリバーのサイトをご覧ください。www.windriver.com/japan

Airbiquityについて


Airbiquityはコネクティッドカー・サービスにおける世界のリーダーで、自動車テレマティックス技術の開発とエンジニアリングの先駆的企業です。先進的な自動車向けソフトウェア技術開発の最前線を担うAirbiquityは業界最先端のクラウド・ベースのコネクティッドカー・サービス提供プラットフォーム、Choreo™を運営し、オーバー・ジ・エアー(OTA)ソフトウエアの更新とデータ管理などにおける主要なユースケースをすべてサポートしています。世界60余国で自動車メーカーや自動車部品サプライヤーがAirbiquityとの協同により、顧客のニーズに応えるべくスケーラビリティに優れ、管理可能で安全なコネクティッドカー・サービス・プログラムを展開しています。Airbiquityに関する詳細は https://www.airbiquity.com/jp をご参照ください。 または @Airbiquityでもご連絡いただけます。AirbiquityはAirbiquity Incの登録商標です。

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・Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。
・本プレスリリースは2019年6月4日に発表したプレスリリースの抄訳です。
https://www.windriver.com/news/press/pr.html?ID=22140

 

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会社概要

ウインドリバー株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクエアタワー
電話番号
03-5778-6001
代表者名
中田 知佐
上場
未上場
資本金
-
設立
1989年09月