文教大学情報学部の川合ゼミが企業と共同開発「人とくるまのテクノロジー展」にて制作したシステムを展示
文教大学情報学部の川合康央ゼミナールは、株式会社ネクスティエレクトロニクスと「自動運転及びEV検討用シミュレータの外界環境開発」プロジェクトでシステムを共同開発しました。本システムは、自動運転のシミュレーションに必要な仮想空間を精密に再現したもので、5月22日から24日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」にて展示されます。
【本件のポイント】
・情報学部川合ゼミが、企業と共同開発したシステムを「人とくるまのテクノロジー展」にて展示
・今後、本システムによって、安価な自動運転技術の開発が可能になることが期待される
今回の共同開発は、川合ゼミが2018年9月に「東京ゲームショウ」に出展した際、展示していた「津波避難行動シミュレーションシステム」を見た企業担当者から、「本システムを自動運転車両のための都市空間シミュレーションに応用できないか」と声をかけられたことで実現しました。システムの開発には、3年のゼミ生が6名、4年のゼミ生が8名参加しており、湘南台を中心とした藤沢市の広域都市モデルの開発や、特定の交差点を再現する作業に取り組みました。
自動運転のプログラムを強化するには、膨大な量の学習データが必要であり、実車でのデータ収集には限界があるため、シミュレーションシステムが開発されてきました。しかし、これまでの自動運転車両を仮想的に試験するシミュレーションシステムの環境構築には、精緻な都市モデルと多額の費用が必要でした。本システムでは,国土地理院のオープンデータや、ゲームエンジンなどの安価な開発環境を組み合わせることによって、低コストで、リアルな都市空間を再現することが可能となりました。
今回の出展に際して川合教授は、「学生とともに研究してきた技術を応用・発展させて、社会の様々な課題の解決に利用していきたいと考えています。」とコメントしています。
川合ゼミでは、本システム以外にも、「旧東海道ふじさわ宿景観シミュレーションシステム」などを通じて、地域との連携を深めています。
■「人とくるまのテクノロジー展2019 横浜」詳細
日時:2019年5月22日(水)、23日(木)、24日(金) 10時~18時
(24日は17時まで)
場所:パシフィコ横浜 展示ホール
出展ブース:218
参考URL:https://expo.jsae.or.jp/
(人とくるまのテクノロジー展2019オフィシャルサイト)
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