【茅ヶ崎市美術館】五感であそぶ体験型作品展「ふれて すすむ まえへ -音と光と香りとともに-」を開催中!

茅ヶ崎市美術館

茅ヶ崎市美術館では2020年11月14日(金)~12月6日(日)、共催展「ふれて すすむ まえへ -音と光と香りとともに-」を開催しています。昨年、「インクルーシブ(社会包摂)」をテーマの一つにして開催した「美術館まで(から)つづく道」において注目を集めた、視覚、触覚、聴覚、嗅覚から感じるMATHRAX(マスラックス)〔久世祥三+坂本茉里子〕の体験型の作品《うつしおみ》をリニューアルして展示。また、神奈川県が推進する「ともいきアートサポート事業」の一環として茅ケ崎養護学校中学部の皆さんと取り組んだ、“音”と“身体”に焦点をあてたワークショップの映像もあわせて紹介します。
展覧会URL http://www.chigasaki-museum.jp/exhi/tomoiki/


この秋、当館では、神奈川県が推進する「ともいきアートサポート事業」の一環として、茅ケ崎養護学校中学部の皆さんとともに“音”と“身体”に焦点をあてたワークショップに取り組みました。

音と触覚をテーマに活動するアートユニットと、身体表現のプロであるダンサーを講師に迎えたワークショップでは、作品に触れると現れる音に誘われるように、生徒の皆さんはそれぞれの触れ方を楽しみました。

普段、我々が何気なく行っている“触れる”という行為が、ワークショップでは様々な“身体表現”となり教室にあふれました。このワークショップの様子は、映像作家のカメラに収められ、ワークショップが行われた教室と美術館をつなぐように会場に展示されています。

同時開催の「茅ヶ崎寒川地区中学校美術作品展」とあわせ、地域の同年代の多様な表現活動にふれていただく機会となるでしょう。

そして、実際に作品を体験していただくことで、一人ひとりが異なる身体や感覚をもつこと、物事の捉え方やその表現方法も違うということに気づき、その「違い」を認め合う。そのような美術館でのひとときを過ごしていただけましたら幸いです。

 

 

ともいきアートサポート事業とは
神奈川県では、「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念に基づいて、障がいの程度や状態にかかわらず、誰でも文化芸術を鑑賞、創作、発表する機会の創出や環境整備を行うため、展示や創作活動支援等を実施しています。

 

 

  • 作品について

 

《うつしおみ》 MATHRAX〔久世祥三+坂本茉里子〕

香料開発:窪田正男、石川夏与(花王株式会社)

ロの字に組まれた木製のひとつづきの「道」。小さなオブジェに触れると一つひとつが違った音色を発します。作品《うつしおみ》は、視覚障害者と盲導犬が共に、風を切って進む様子から発想されました。作品完成前に急逝した盲導犬への鎮魂の意が込められるとともに、新たな生への輪廻のイメージも想起させ、人が前へと進む原初的な力を呼び起こそうとします。そして、今回の展示では、一日の変化を辿るかのように色合いを変える空間内の光にあわせ、花王株式会社の感覚科学研究所の研究員により、「冬の一日」をイメージした3つの香りが添えられています。

 

~ 3つの香り ~
・和みの棲(すみか)

 …幸せや生きる喜びや活力、部屋の暖かさをローズやシナモンの香りを中心に表現。
・凜とした空

 …澄み切った空、冬のキンと凍り付くような冷たい空気をローズマリーやジュニパーの香りを中心に表現。
・静寂の林

 …木々の中に佇み心静かに、濡れた土の上での鎮魂の意をウッドやパチョリの香りを中心に表現。

 

  • 参加アーティスト

MATHRAX(マスラックス)〔久世祥三+坂本茉里子〕
“人の感覚とデジタル技術と社会”をテーマに活動するアートユニット。電子回路やプログラミングに精通する久世と、社会と自分とのつながりをアートによって表現する坂本。2人が織りなす唯一無二の作品の数々は、人々の新たな感覚を呼び起こしてくれる。
 

 

 

 

岡田智代

日常に目を向け、生きるように踊るダンサー。幼少期から踊り続け、一度は離れるも3児の母となり再びダンスの世界へ。大規模公演や演劇の舞台で活躍する一方で、中高年や親子向けワークショップにも注力。人の仕草や佇まい、交差などに面白みを感じ、台所や畳半畳でもできる“手芸のようなダンス”も踊り続ける。

 

 

 

 

松永勉

人と人、人と地域、今と未来をつなぐことをテーマに活動する映像作家。映画やコマーシャルの仕事に携わったのち、東日本大震災を機に映像の役割を見つめ直し、「未来シネマ」の活動をスタート。新しいライフスタイルや教育、地域活動の現場を映し出し、そこから垣間見える“幸せの方程式”を伝えている。


※写真:八幡宏
 

  • 開催概要
会 期:2020年11月14日(土)~12月6日(日)
休館日:月曜日(ただし11月23日は開館)、11月24日(火)
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料:無料
会 場:茅ヶ崎市美術館 エントランスホール
特別協力:花王株式会社
主 催:神奈川県、茅ケ崎養護学校、公益財団法人茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
同時開催:2020年度 茅ヶ崎寒川地区 中学校美術作品展
URL:http://www.chigasaki-museum.jp/exhi/tomoiki/

※本展覧会では、手で触れることのできる作品を展示することから、すでに館内で実施している新型コロナウイルス感染症対策をより強化して開催いたします。
 

 

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会社概要

茅ヶ崎市美術館

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URL
http://www.chigasaki-museum.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
電話番号
0467-88-1177
代表者名
小川 稔
上場
未上場
資本金
-
設立
-