1950年の発売以来65年以上続く解熱鎮痛薬「セデス®」シリーズ SDGsに配慮したユニバーサル仕様へパッケージリニューアル
〜軽度な身体の不調は自分で手当てする《セルフメディケーション》を支援〜
シオノギヘルスケア株式会社
ヘルスケア価値の提供を通じて社会課題の解決に取り組むシオノギヘルスケア株式会社(本社:大阪府大阪市 代表取締役社長:吉本 悟、以下シオノギヘルスケア)は、「すべての人に、やさしく、正しくセルフケアを」というビジョンのもと、シオノギグループ3社の合同プロジェクトとして、解熱鎮痛薬「セデス®」シリーズ3製品のパッケージリニューアルを行いました。2020年4月より、全国の薬局・ドラッグストア等にて、順次販売を開始しています。
今回のリニューアルでは、多言語による音声サービスを提供可能な「アクセシブルコード(Accessible Code)※1」を世界で初めて医薬品パッケージに採用したほか、前開きの仕様やピクトグラムを導入。昨今のSDGsへの関心やセルフメディケーション需要の高まりを受け、視覚障がい者や外国人を含むすべての人を対象に、薬の情報や開封方法が視覚的・触覚的に伝わるパッケージへと全面刷新しました。
※1 Accessible Code(アクセシブルコード)とは、エクスポート・ジャパン株式会社が開発し、QRコードを利用して、製品情報等を外国人や視覚障がい者にも多言語の音声で提供できるように規格化されたサービスです。
■リニューアルのポイント
①前開きの形状と文字拡大による外箱デザインの改良
従来は開け口が側面にありましたが、今回、上部が大きく開く形状に変更。開け口が触覚的にわかり、中の錠剤も取り出しやすくなりました。開いたフタの裏面には大きな文字で用法や用量を記載。高齢者や弱視の方でも読みやすい仕様に。
②視覚障がい者・外国人対応の「アクセシブルコード」を導入
パッケージに印刷されたQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、自動音声による読上げ機能で用量・用法等の説明を受けられます。QRコードは、PIJIN社が提供する5言語(日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語)対応の「QR Translator」にデボス(凹)加工を施したアクセシブルコードを採用。視覚障がいのある方でも触覚的にコード位置を把握でき、コストや記載文字数の観点から不可能であった点字対応の代替機能を果たすことを期待しています。
③直感的に効能を伝えるピクトグラムを採用
外国人など日本語の読めない方にもわかりやすいよう、薬の効能をピクトグラムで表現。さらに、英語の製品名や製品情報の併記を実現しました。
本プロジェクトは、SDGsへの取り組みの一環として、グループ会社である塩野義製薬株式会社及びシオノギファーマ株式会社と連携して3年がかりで実現しました。なお、2020年中に「シナール」「パイロンPL」など当社の他ブランドシリーズのパッケージにおいても「アクセシブルコード」を導入予定です。
■背景
経済広報センターが2019年3月に発表した「SDGsに関する意識調査」によると、「SDGsに取り組んでいる企業の製品・サービスを利用したい」という回答をした生活者は全体の86%に上りました※2。生活者間でもSDGsへの意識が高まり、今後は商品購入の際にも重要な基準になっていくことが伺えます。
また、少子高齢化※3による国民医療費の増加に対して、政府も処方箋不要のOTC医薬品(ドラッグストアなどで購入できる市販薬)によるセルフメディケーションを推進しています。
一方で、訪日・在日外国人や、高齢化による視覚障がい者の数は年々増加しており、自身では薬の選び方や服用方法について十分な情報を得ることが困難な生活者も増えていくと考えております。
※2 出典:SDGsに関する意識調査 - 経済広報センター
※3 出典:内閣府「令和元年版高齢社会白書(全体版)」
我々がOTC医薬品を購入する上で不便に感じている点を調査したところ、視覚障がい者の7割以上が「どこに商品があるのか店員に聞かないとわからない」、6割以上が「用法・用量がどこに書いてあるのかわからない」と回答。また、在日外国人からは「どの薬を買えばいいのかわかりにくい」「外国語を話せるスタッフがいない」といった多くの声をいただいたことから、今回のリニューアルに至りました。
今後もシオノギヘルスケアは、「すべての人にやさしく、正しくセルフケアを」をビジョンに掲げセルフケア社会の実現に向けて、適正な情報提供活動をしてまいります。
■リニューアル商品情報
新セデス錠 【指定第2類医薬品】
新セデス錠は、解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン、エテンザミドをはじめ、アリルイソプロピルアセチル尿素、無水カフェインを配合することにより、すぐれた鎮痛効果をあらわします。 速く効き、胃にソフトな非ピリン系解熱鎮痛薬です。
希望小売価格(税抜):20錠650円・40錠1,200円・60錠1,650円・80錠1,900円
発売予定日:2020年4月より順次入れ替え
販売エリア:全国の薬局・ドラッグストア等
セデス・ハイ 【指定第2類医薬品】
セデス・ハイは、解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン、鎮痛作用の強いイソプロピルアンチピリンをはじめ、アリルイソプロピルアセチル尿素、無水カフェインを配合することにより、強い痛みにもすぐれた鎮痛効果をあらわします。小型の服用しやすい錠剤で速く効きしかも効果が持続します。
希望小売価格(税抜):10錠720円・20錠1,300円・40錠2,200円
発売予定日:2020年6月より順次入れ替え
販売エリア:全国の薬局・ドラッグストア等
セデス・ハイG 【指定第2類医薬品】
セデス・ハイGは、解熱鎮痛成分のアセトアミノフェン、鎮痛作用の強いイソプロピルアンチピリンをはじめ、アリルイソプロピルアセチル尿素、無水カフェインを配合することにより、強い痛みにもすぐれた鎮痛効果をあらわします。顆粒タイプの解熱鎮痛薬です。
希望小売価格(税抜):6包1,200円・12包2,100円
発売予定日:2020年4月より順次入れ替え
販売エリア:全国の薬局・ドラッグストア等
■「セデス®」ブランドサイト(https://www.shionogi-hc.co.jp/sedes.html)について
パッケージリニューアルにともない、「セデス®」シリーズのブランドサイトも全面リニューアルを行いました。今後もより快適にご利用いただけるサイトを目指します。
▽外国語版もご覧いただけます。
簡体字:https://www.shionogi-hc.co.jp/sedes/cn.html
繁体字:https://www.shionogi-hc.co.jp/sedes/tw.html
英語:https://www.shionogi-hc.co.jp/sedes/en.html
韓国語:https://www.shionogi-hc.co.jp/sedes/kr.html
■シオノギヘルスケアのESG経営に関して
シオノギヘルスケアも環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮し、社会と共に成長いたします。国連サミットによる国際目標「SDGs(持続可能な開発目標)」の中では、特に「③健康(すべての人に健康と福祉を)」「⑩不平等(人や国の不平等をなくそう)」の2項目に着目し、社会課題を解決するための様々な取り組みを進めています。
■シオノギヘルスケア株式会社について
シオノギヘルスケアは、常に人々の健康を守るために必要な、もっともよいヘルスケア価値の提供を目指す企業です。多層的な事業/アライアンスなどによる付加価値により、ヘルスケア事業の競争力を高め、優れた製品・情報・サービスを通じて健康寿命延伸に貢献いたします。
商号: シオノギヘルスケア株式会社(SHIONOGI HEALTHCARE CO., LTD.)
会社設立: 2016年1月15日
会社開業: 2016年4月1日
資本金: 1,000万円
従業員数: 約110名(2020年4月現在)
代表者: 代表取締役社長 吉本 悟
本社所在地: 大阪府大阪市中央区北浜2丁目6番18号 淀屋橋スクエア7階
事業内容: 一般用医薬品、医薬部外品、管理医療機器、健康食品などのヘルスケア商品の開発・製造販売
URL: https://www.shionogi-hc.co.jp/
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