途上国・国際協力に特化したNPOメディア「ganas」、学びながら国際協力できる『ganasサポーターズクラブ』を始動させます!

途上国への関心を盛り上げ、ときには途上国を支援し、自分のスキルも磨けるコミュニティ。

NPOメディアのganasを支える『サポーターズクラブ』を5月11日にローンチしました。世界には、米国のプロパブリカや英国のガーディアンなど、購読や広告の料金に依存せず、サポーター制度や寄付金で運営するメディアがいくつもあります。『ganasサポータズクラブ」は、入会者にサポートしてもらうだけでなく、入会者が途上国支援プロジェクトにかかわったり、勉強会を開いたり、またライフスキルを高める機会を提供します。

行動するメディア」。この方針を2020年春、途上国を専門とするNPOメディア「ganas」は強く打ち出しました。

2020年に入ってganasは、コロンビアに逃れたベネズエラ難民の生計を支援するプロジェクト(出張クッキング、洗濯サービス)、ベネズエラ国内のベネズエラ人にスペイン語講師をやってもらう「命のスペイン語レッスン」を連続して立ち上げました。ですが正直、まだまだうまくいっていると胸を張れるレベルではありません。

ganasは2012年の創刊からずっと、情報を発信するだけの“ふつうのメディア”でいいのか、という「もどかしさ」を抱えてきました。なんとかして、口先だけのメディアを卒業したい。「行動するメディア」に生まれ変わりたい、というのが願望でした。

その一歩をなんとか踏み出せたかな、というのがいまの状況。ただ本当の意味で実現するには、いろんな方のご協力(行動、知識、資金)が欠かせません。ganas内部のリソースだけで進めるのはもはや限界。

そこでganasは、“一緒に学べるサポーター”を募集します。入会すれば主に3つの社会的意義がある『ganasサポーターズクラブ』を5月11日にローンチします。一言でいえば、サポーターになると、途上国への関心を盛り上げたり、ときには途上国を支援したりしながら、自分のスキルも磨ける――まさにganasと一緒に成長できるスキームです。

3つの社会的意義とは

①購読料をとらずに途上国情報を発信するganasの編集体制をサポートできる
②お時間のあるときに、さまざまな途上国支援プロジェクトを立案または参画できる
③お時間のあるときに、“個の時代”を生き抜くためのライフスキルや途上国の知識などを学べる(生かし方はいろいろありますよね)

といっても、なんだかストンと頭に入ってきませんよね。下でもっと詳しくご説明します。 

■『ganasサポーターズクラブ』に入ると次の5つを実現できます

1)途上国情報が増える!

皆さまのサポートをもとにganas編集部の体制を強化します。これによってganasが発信する途上国の情報を2~3倍に増やすことを目指します。ブログや旅行記などと違い、エビデンス(根拠)をとり、しかも読みやすいのがganasの記事の特徴です。

途上国情報を扱うメディアの収益化は、ビジネスネタを除けばニーズが小さく、かなり難しいのが現状です(だからこの分野のメディアはあまりないのです)。世界人口の8割が暮らす途上国(世界のマジョリティ!)について多くの日本人に知ってもらうためにも、途上国に特化したメディアをサポートする意義はとてつもなく大きいです。

創刊から8年間、ganasの発信事業を支えてきたのは数多くのボランティアとプロボノたちでした。専従スタッフは編集長ただひとり(編集長でさえ、最初の数年は専従ではありませんでした)。いつ倒れてもおかしくない脆弱な体制でがむしゃらに走ってきたのです(編集長のこれまでの人生で一番“あっという間の8年”でした)。

ですが、読者の皆さまにお届けする記事のバラエティも、本数ももっと増やしたい。それが、ganasの目指す「途上国を複眼の視点でとらえることで、私たち一人ひとりの世界が広がること」につながるからです。世界が広がるとは、「〇〇はこうだ」という固定観念からの解放を意味します(たとえば、アフリカは悲惨だとか、会社を辞めたら食べていけないとか)。

途上国のユニークな面も、“なんとかなるさ”的な考え方も(ちなみにganas編集長は若かりしころ、人生はなんとかなる<する>ということを途上国から教わりました)、不条理なつらい部分も、文化の多様さも、全部ひっくるめて日本中の人たちに知ってもらいたい。こんな願望が、アフリカ&アジア&ラテンアメリカ・フリークが集うganasメンバーたちの心の中からあふれ出て、止まらないのです。

記事の量とバラエティだけでなく、もちろん質にもいま以上にこだわります。

2)若者の潜在能力を伸ばす!

お届けする途上国の記事を質量ともにアップさせるには、優秀な記者をたくさん育てないといけません。

ganasのメディア活動の大きな特徴のひとつは、ボランティア記者を育てながら、同時に途上国の情報を発信するというスタイルを貫いてきたこと。3つのキーワードで表すならば「途上国×メディア×人材育成」。世界でも稀有なNPOメディアなのです。

皆さまからのサポートを財源に、今後は、記者として見込みがあり、しかも本気度が高い若者を財政的に支援するスキームを立ち上げます。選ばれた若者にはその代わり、千本ノックのごとくほぼ毎日取材に行って記事を書いてもらいます。それが本人にとってスキルアップ、ganasにとってはメディアとしてのレベルアップ、ひいては読者の皆さまのためになるというwin-win-winになるからです。

若者の学力が落ちてきたといわれる昨今。2019年末に公表された、79カ国の15歳児の学習到達度調査(PISA2018)でも、日本は「読解力」で15位と大きく後退しました。この傾向にみんなで歯止めをかけなければいけません。

読解力を含む国語力は学力の基本。このままだと、10年後、20年後、30年後の日本はどうなってしまうのか、ずるずる落ちていくのか、と心配する声は少なくありません。

取材をして記事を書くことは「考えること」。記者活動を「究極のアクティブラーニング」と位置づけるganasは、若者を育てることにもいっそう力を注ぎます。若者は日本の潜在的国力。若者のスキルアップなしに“あすの日本”はありませんから。

3)途上国を支援するプロジェクトにかかわる!

「行動するメディア」としてganasは今後さらに、途上国を支援するプロジェクトの立ち上げ・運営に力を入れていきます。

皆さまのなかには、日々の生活のために仕事(本業)をしながら、ときには空いた時間を使って「社会のために何かしたい」「自分の将来につながるチャレンジをしたい」と心の片隅で考えておられる方も少なくないと想像します。

とはいえ、仕事は忙しいときもあれば、そうでないときもありますよね。“時間がとれたときに動いてみたい”といった機会を、ganasはサポーターの皆さまに提供します。

「まずは日常を変えたい(新しい何かを始めたい)」
「いつか独立して途上国で何かしたい」
「学生時代に熱中した途上国に再びかかわりたい」
「口だけでなく、社会に貢献するアクションを起こしたい」
「会社(学校)の外で、新しい何かに一緒にチャレンジする仲間がほしい」

途上国に興味のある皆さま、ganasと一緒にぜひ、世界を、自分を変える一歩を踏み出しませんか? 途上国の困った人を少しでも助けるプロジェクトを立ち上げませんか? 規模は小さくてもいいではありませんか。傍観者ではなく、“やる側”に回ってみるのです。議論するだけでなく、実践を! 楽しいです。

日本への一時帰国を余儀なくされたJICA海外協力隊の方、新型コロナで自宅待機中の方、ニュースを見て心を痛めている方、たくさんの知識をおもちの方、少人数でできる何かを考え、動いてみませんか? 価値観があう仲間と知りあうきっかけにもなります。

ganasの内部で現在進行中&想定中のプロジェクトは下のとおりです。新しい企画ももちろん大歓迎!

・WhatsAppを使ったスペイン語講座「ベネズエラ人を救う『命のスペイン語レッスン』」(たとえば、アフリカのどこかの国で「命のフランス語レッスン」を立ち上げてみませんか?)
・コロンビアに逃れたベネズエラ人による「出張クッキング、洗濯サービス」プロジェクト
・チャリティクッキング! ベネズエラ・コロンビアの料理を食べながら難民&紛争被害者のことを知ろう(この収益金を原資に、「出張クッキング、洗濯サービス」プロジェクトを立ち上げました)
・途上国を知ってもらう日本語の教材づくり
・日本で難民申請中の人を助けるプロジェクト
・その他、途上国の人たちを何らかの形で支援するプロジェクト(アイデアを出し合い、一緒に行動しましょう! たとえそれが小さな一歩でも)

4)自分のライフスキルも伸ばせる!

途上国好きの皆さま、こんな願望はありませんか?

「途上国をテーマとするイベントを自分でやってみたい。 だけどそのノウハウがわからない。失敗するのが怖い」
「自分が会ってみたい人を講師に呼んで、講演会を開きたい」
「やってみたけど、知りあいしか来てくれなかった」
「集客のコツを知りたい」
「効果がある広報文や自己㏚文を書けるようになりたい」
「発信力を高めたい」
「途上国の〇〇(たとえばジェンダーとか、紛争とか、ソーシャルビジネスとか)について深く知りたい」

その望み、『ganasサポーターズクラブ』に入って叶えませんか?

たとえばイベントを打つとします。企画から運営までの一連の作業のなかで圧倒的に難しいのは「集客」です。

とはいえ、「どうせ私(僕)なんてできない」と諦めてしまっては、自力でイベントを開くのは永遠に無理です。というより、イベント以外の集客はもっと大変。

イベントを自力で打てるかどうかは、いわば“独立するための登竜門”。『ganasサポーターズクラブ』に入って、小さな成功体験を積み重ねていきませんか? 独立の夢・好きなことで食べていく夢が幻に終わらないように。

イベントの企画・集客・運営から得られるスキルはとてつもなく大きいです。ganasのメンバーも実際、イベントを任せられるうちに、企画も集客もファシリテーションも劇的に上手くなりました。会社や学校ではなかなか学べないことに、『ganasサポーターズクラブ』を使ってチャレンジしてください。自分で考え、自分で実践するという“コントロール感”があなたの人生まで豊かにしてくれます。

ご参考までに、ganasが過去に開催したイベントの一部を下でご紹介します。テーマは、途上国さえ絡めば自由。

・「カースト」「名誉殺人」‥‥インドの裏を知ろう! インド人留学生のぶっちゃけ生トーク
・3年無給の社会起業家・内藤獅友さん講演会 「命を賭けてアフリカを変えたい!」
・★新年企画★シェリーココ×ganas! アフリカで活躍する女性起業家をみんなで取材しよう
・『SDGs大学』 格差×SDGsについて現場の専門家と対話しよう~AI、ジェンダー、教育~
・アフリカのイノベーションと日本企業のチャンス
・若者よ外国に行け、は盲目的すぎやしないか~ganasによる初の講演会~
・ガーナをおいしく学ぶ!~本場の料理から生のシアバター、ブレイズヘア体験も~
・ネパール地震チャリティトークイベント「初めての女子ひとり旅」作戦会議
・売り上げ・集客が増えない謎を大解明!間違いだらけ!チラシ・フライヤー作り講座

ganasが得意とする「書く力」の勉強会もやりましょう! 「書く力」と一口にいっても、そのスタイルはさまざま。メディアの記事だけでなく、モノやサービスを売る文章、クラウドファンディングで寄付を募る文章、キャッチコピー、広報文、人を動かす文章、メールのやりとり、エントリーシート(ES)‥‥。

「書く力」を駆使して活動を成り立たせてきたganasのノウハウも特別にシェアします。「書く力」は発信力や集客力、ひいては稼ぐ力にも通ずるので(まさにライフスキル)、好きなことで生計を立てられる確率はアップします!

「書く力」以外でも、集客に効果があるフライヤーのデザイン、写真の撮り方、動画の作り方、ファシリテーションの仕方などもみんなで学びましょう。まずは内輪で講師の練習をして、その後、外部の人を対象にワークショップをやるなんてこともできます。こうして身につけたスキルはすべて、国際協力の分野で仕事をするうえで武器になるはずです。

途上国を深く考える勉強会(オンラインでも、オフラインでも)も開く予定です。1つの国・地域だけをちょこっと知っても、世界は語れません(世界にある200以上の国のおよそ8割は途上国)。ganasメンバーと『ganasサポーターズクラブ』の皆さまの知識と経験をシェアすれば、ganasがこだわる“複眼の視点”で物事をとらえることもできます。

アフリカ・ラテンアメリカ・アジアに興味ある人、移民・難民に興味ある人、各地のコーヒーに興味ある人、トウモロコシに興味ある人、農業に興味ある人、世界の料理に興味ある人、ハンモックに興味ある人、スタートアップに興味ある人、各国の政治体制に興味ある人、宗教に興味ある人‥‥みんなお越しください。

途上国の新聞(英字紙、フランス語紙、スペイン語紙など)を一緒に読むのもいいですね。『ganasサポーターズクラブ』を途上国の知のプラットフォームに育てたいと考えています。

5)自分のコンテンツを発信する!

『ganasサポーターズクラブ』に入会すれば、ご自身のブログ(途上国が絡む内容であること)を、ganasのウェブサイトに作る予定のコーナーに載せることが可能です。ブログは多くの人に読まれたほうが嬉しいですよね。書き続けるモチベーションも高まりますし、書き続ければ「書く力」もついていきます。継続は力なり。

オフ会などで、それぞれのブログのネタについて盛り上がるのも楽しそうです! 共通のテーマを決めて、みんなで書いてみるのもおもしろいかもしれません。 

『ganasサポーターズクラブ』の勉強会の成果もどんどん発信していきましょう。

■『ganasサポーターズクラブ』には2つの会員があります!

世界には、購読や広告の料金に依存せず、サポーター制度や寄付金で運営するメディアはいくつもあります。その筆頭が米国のプロパブリカであり、英国のガーディアンです。

ganasは、同じメディアといっても規模こそ月とスッポンですが、途上国・国際協力のフィールドで「行動するメディア」という大きな目標を掲げています。サポーターとしてganasと一緒に、途上国への関心を日本で高め、「誰一人取り残さない」というSDGs(持続可能な開発目標)の精神をカタチに変えていきませんか? 新型コロナで世界が閉鎖的に、人々が利己的になっているいまこそ、アクションを起こしたいですよね!

「行動するメディア」を支える『ganasサポーターズクラブ』には、「サポーター」と「パートナー」の2種類の会員があります。

①サポーター

会費:毎月1000円
・メリット1:「途上国の情報発信」と「日本の若者のスキルアップ」をサポートできる
・メリット2:途上国を支援するプロジェクトを自分で立ち上げたり、時間が空いたときにかかわったりできる
・メリット3:途上国が絡むイベント&ワークショップ&勉強会をganasの企画として開催・参加できる
・メリット4:サポーター&パートナーやganasのメンバーが集うオフ会に参加できる(価値観があう仲間と知りあえる)
・メリット5:自分のブログをganasのサイトに掲載できる

②パートナー

会費:毎月2000円
・メリット1:「途上国の情報発信」と「日本の若者のスキルアップ」をサポートできる
・メリット2:途上国を支援するプロジェクトを自分で立ち上げたり、時間が空いたときにかかわったりできる
・メリット3:途上国が絡むイベント&ワークショップ&勉強会をganasの企画として開催・参加できる
・メリット4:サポーター&パートナーやganasのメンバーが集うオフ会に参加できる(価値観があう仲間と知りあえる)
・メリット5:自分のブログをganasのサイトに掲載できる
・メリット6:ganasが提供する各種プログラムに割引価格で参加できる
・メリット7:こんなことを知りたいとganasの記者に対してリクエストを出せる
・メリット8:ganasの記者との交流会に参加できる

*ご入会は下記からお願いいたします。
https://www.ganas.or.jp/gsc/

■こんな方におススメします! 

・途上国が好きで、より多くの人に途上国に関心をもってほしいと思っている方
・国際協力NGOで活動したり、途上国でのビジネスにかかわったりしている方
・途上国・国際協力の分野で仕事したい方
・起業や独立に必要なライフスキルを身につけたい方
・メディア、広報、マーケティングなど「伝えること」を仕事にしている/したい方
・さまざまなスタイルの文章の心に刺さるテクニックを学びたい方、発信力を高めたい方
・議論するだけでなく、実践したい方(SDGsを広めるのは卒業して、アクションを起こしたい方)

■主催団体

特定非営利活動法人 開発メディア
途上国・国際協力を専門とするNPOメディア「ganas」を運営。2012年の創刊以来、記者活動を「究極のアクティブラーニング」と位置づけ、メディア事業による人材育成に力を注いできた。ganasの教育プログラムの受講者数は年間150人以上。

ウェブサイト:http://www.ganas.or.jp
フェイスブック:https://www.facebook.com/ganas.or.jp
ツイッター:https://twitter.com/devmedia_ganas
インスタグラム:https://www.instagram.com/devmedia_ganas
メールアドレス:devmedia.ganas@gmail.com

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.ganas.or.jp/
業種
情報通信
本社所在地
埼玉県入間市小谷田 1666-4-412
電話番号
-
代表者名
長光大慈
上場
未上場
資本金
-
設立
2012年08月