wiffy(ウィフィー)、OWE対応の公衆無線LANサービスの提供を開始
公衆無線LANの安全性をさらに向上
アマランス合同会社(本社:東京都北区、代表:保川 昌英)は、2024年2月1日から、クラウド支援型Wi-Fiサービス:wiffy(ウィフィー)の新しいラインナップとして、日和見ワイヤレス暗号化(OWE)に対応した公衆無線LANサービスの販売を開始します。
提供イメージ
以下の画像はOWE対応のパケ放題Wi-Fiキットです。キットには、無線親機、電源アダプター、4G/LTE通信ドングルがセットとなっています。
付帯するインターネット接続サービスは容量無制限で、電源のある場所ならキット到着と同時に無線LANによるインターネット接続サービスの提供を開始できます。
OWEについて
OWE(Opportunistic Wireless Encryption)は、Wi-Fi Allianceによって開発されたWi-Fiのセキュリティ規格の一つで、Enhanced Openとも呼ばれます。この規格は、オープンなWi-Fiネットワーク(パスワード保護されていない無線区間)においても、通信を暗号化することを目的としています。
通常、オープンなWi-Fiネットワークは暗号化されていないため、データの盗聴や傍受の懸念があります(但し別軸で対処可能)。しかし、OWEを使用すると、アクセスポイント(無線親機:AP)とクライアントデバイス(無線子機:STA)間の通信が暗号化されます。
OWEでは、APのSSIDはオープン(パスワードなし)のままでブロードキャストされますが、対応するSTAが接続を試みると、APとクライアント間で暗号化された接続が確立されます。これにより、パスワードを設定・周知することなく、無線区間のセキュリティを向上させることができます。
ただし、この機能を利用するには、STAもOWEに対応している必要があります。STAが対応していない場合、通常のオープンなWi-Fi接続と同様に、無線区間は暗号化されない接続となります。
STA側のOWE対応状況
Androidデバイス: Android 10以降はOWEをサポートしています。
Appleデバイス: AppleのiOS 16, iPadOS 16.1, macOS 13以降はOWEをサポートしています。モデルで言えば、iPhone SE(第3世代以降)、iPhone 12モデルが該当します。
Intel®無線アダプター: Intelは、いくつかの無線アダプタでOWEをサポートしています。具体的なモデルは以下の通りです。
Intel® Wi-Fi 6E AX411, Intel® Wi-Fi 6E AX211, Intel® Wi-Fi 6E AX210, Intel® Wi-Fi 6 (Gig+) Desktop Kit, Intel® Wi-Fi 6 AX201, Intel® Wi-Fi 6 AX200, Intel® Wireless-AC 9560, Intel® Wireless-AC 9462, Intel® Wireless-AC 9461, Intel® Wireless-AC 9260。これらのアダプタは、Windows® 10 May 2020 version 2004 Update以降、およびWi-Fiドライバ21.90.3.X以降でOWEをサポートしています。
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