不要になった着物や帯に新たな価値を作り、資源循環社会やサステナブル社会に貢献する「お針子事業」が、第3回エコプロアワードにて、優秀賞(主催者賞)を受賞
日本リユースシステム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山田正人)は、価値を失い廃棄された着物や帯をモンゴルや日本などで活かすサステナブルかつアップサイクルな「お針子事業」で、一般社団法人サステナブル経営推進機構の主催する第3回エコプロアワードにて優秀賞(主催者賞)文化伝承型サーキュラーエコノミー賞を受賞しました。
エコプロアワードとは、持続可能な社会づくりに寄与するため、SDGs時代における優れた環境配慮が組み込まれた製品、サービス、技術、ソリューション、ビジネスモデルといった案件を表彰する制度です。
この度、日本リユースシステム株式会社の運営する「お針子事業」は、「使用されない着物や帯を有効活用するための仕組みを構築している。モンゴルで加工されることにより、付加価値のある製品に生まれ変わる等、資源の有効利用とビジネスとが連動している」といった点などが評価され、第3回エコプロアワードにて優秀賞(主催者賞)文化伝承型サーキュラーエコノミー賞を受賞しました。
日本の各家庭には、約40兆円もの着物や帯が眠っているとされ、終活や断捨離などお片づけのブームとライフスタイルの変化により、それらが不要なものとして年々右肩上がりに処分されています。
残念ながら廃棄されてしまう着物や帯に「生地」としての新たな価値を生み出し、日本の素晴らしい伝統や技術を継承しつつ、アップサイクルと持続可能な資源利用を普及・提案するのが「お針子事業」です。
現在モンゴル国のプロのデザイナーや日本のハンドメイドユーザーをターゲットに、着物や帯を素材として提供していますが、累計で415,320着もの価値ある着物や帯を活かすことができました。
本事業の展開によりモンゴル国や日本の障がいを持つ方の社会参加、シングルマザーや貧困層等のお仕事を増やすことができるなど、たくさんのソーシャルグッドに繋がり、SDGsの10つのゴール達成に貢献しています。
今後は更に多くの着物や帯を活かすため、シミや汚れのある生地などから生み出したアップサイクル素材Kimono Upcycle Cloth「ohariko」、Kimono Upcycle Cloth mini「ohariko」の製造に力を入れ、SDGsへの関心の高い素材・モノづくり企業に販売し、「生地の消費」を通してこの持続可能な社会づくりへの輪を広げていきたいと考えています。
■エコプロアワードとは
エコプロアワードは、旧「エコプロダクツ大賞」の理念や実績を継承しながら、様々な社会経済の変化を視野に入れて2018年度に刷新され、エコプロ展と一体的に実施される表彰制度です。
経済のグローバル化やパリ協定の発効、SDGsの制定など社会経済を取り巻く状況の変化を視野に入れ、日本市場において事業者、消費者、投資家、さらには市場関係者に評価が高く、具体的に優れた環境配慮が組み込まれた製品、サービス、技術、ソリューション、ビジネスモデルといった案件を表彰することによって、これらのさらなる開発・普及の促進を図り、持続可能な社会づくりに寄与することを目的に表彰が行われます。
■日本リユースシステム株式会社について
所在地:〒108-6028 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟28階
代表者:代表取締役 山田 正人
設立:2005年6月28日
URL:http://www.nrscorp.jp
事業内容:「三方よし」を企業理念に、リユース・リサイクル屋ではなく、「捨てさせない屋」として様々なモノやコトを活かすビジネスを運営。
現在は約30の国や地域と取引を行い、古着deワクチンやお針子事業を筆頭に日本で不要になったモノやコト、世界で不要になったモノやコトを、日本を問わず必要とされる方の元で活かしています。
■本件に関するお問い合わせ先
日本リユースシステム株式会社
担当者:鈴木詩織
TEL:03-6717-4363
E-mail:s_suzuki@nrscorp.jp
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