株式会社ヘプタゴン、AWSの協力の下、東北をクラウドネイティブにするプロジェクト「re:Light TOHOKU」を始動
近年、デジタルトランスフォーメーション (DX) の推進や Web3.0 を活用した新規事業の登場をきっかけに、新たな価値創造を行うデジタル人材の育成や採用、クラウド利用を部門横断で推進する組織「CCoE (クラウドセンターオブエクセレンス)」の設置が、大企業を中心に進んでいます。
しかし、地方の企業ではDXの推進はおろか、クラウドの導入など、デジタル化そのものに遅れをとっているのが現状です。デジタル人材の乏しい地方では、これらを企業単体で行うことが困難な現実があります。加えて、デジタルの力で解決可能な経営課題が潜在的にあるものの、IT化予算が限られているため大きな投資が難しく、その解決が後回しになっているケースは、地方の企業において少なくありません。裏を返すと、地方はこれらの課題を最新テクノロジーのもとで解決できる、技術革新の恩恵を得やすい土壌であるといえます。
「re:Light TOHOKU 」では、地域を一つの組織に見立て、そこに拠点を置くシステム開発会社が地域の CCoE として、事業会社のクラウド活用を推進する体制作りを目指します。この取り組みにより、地域の事業会社のデジタル化推進とデジタル人材不足の両方を解消し、地域から高い競争力をもつビジネスを創出し続けることが可能です。
クラウドやAIなどの最新テクノロジーを活用することで、地域の課題解決を加速し、これまでできなかったような新しいビジネスを始めるお手伝いを行います。
キャンペーンイメージ図
ヘプタゴンは、これまでクラウドやAIを活用した新しいビジネスの立ち上げを支援して参りました。以下、その一例です。
株式会社 KAWACHO RICE 様
青森県で総合米穀卸業を展開する株式会社 KAWACHO RICE。これまで検査員の経験に頼っていた米の銘柄判別を AI で自動的に行うスマートフォンアプリケーションを開発し、検査員による目視検査と同等以上の精度を達成しました。機械学習の開発・運用環境を Amazon SageMaker で構築した低コストかつ拡張性の高いシステムにより、実証実験から本格的なビジネス化への移行をスムーズに実現しています。
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/kawachorice-heptagon/
大青工業 株式会社 様
青森県において創業以来「冷熱をデザインする」を理念に、冷蔵冷凍設備の製造と開発、販売、メンテナンスを行う大青工業株式会社。AWS IoTを利用した冷蔵冷凍設備の遠隔監視と、収集したデータを基にAIが設備異常を検知する仕組みを Amazon SageMaker を使って実現しました。これによって、設備故障の予兆が事前に分かり、事業に深刻な影響が出る前に対策を打てるようになりました。
https://aws.amazon.com/jp/solutions/case-studies/taisei-heptagon/
開発会社向けキャンペーンについて
プロジェクト第一弾として、AWS を活用し、AI や IoT、コンテナ、サーバレスなど新しいテクノロジーに挑戦したい東北のシステム開発会社向けキャンペーンを 2022 年 7 月 7 日より実施します。当社がこれまで地域の事業会社の CCoE として培ってきたノウハウや技術をベースに、AWSを利用した開発を支援いたします。また、AWSと協力し、エンジニア向けの教育コンテンツ等を必要に応じて提供します。実案件ベースで開発から事例化まで行うことで、クラウドや AI など新しいテクノロジーを採用した開発に挑戦できるだけでなく、地域の課題解決を通じた新規事業創出や新しい事業パートナーの獲得につながるお手伝いを行います。
開発会社向けキャンペーンの詳細資料はこちら。
https://speakerdeck.com/heptagon_inc/re-light-tohoku
プロジェクトの名称について
お客様の「東北地方を盛り上げたい」という想いに再び灯をつけ、東北全体でクラウドネイティブの夜明けを目指していく。そのような想いを込めて、このプロジェクトは「re:Light TOHOKU」と名付けました。
アマゾン ウェブサービス ジャパン合同会社執行役員 パートナーアライアンス統括本部 統括本部長 渡邉宗行様のエンドースメント
アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社は、株式会社へプタゴンの「re:Light TOHOKU」の発表を歓迎します。地域の事業会社のデジタルトランスフォーメーションを実現するために、企業規模・場所を問わず、初期投資なく活用できるAWSクラウドへの期待が高まっています。今回の発表で、地域CCoEとなるシステム開発会社が、地域の事業会社のデジタルトランスフォーメーションの実現および、東北の地域活性化の一助になるものと期待しております。
株式会社アイティコワーク 取締役 岡本 信也様のエンドースメント
創業以来、スマートフォンアプリやWebシステムの開発をおこなって、早10年が経ちました。システム開発においてサーバーなどインフラ環境は欠かせないものですが、近年は様々な変化がありインフラの変化に対応する時間が徐々に増えていた事は事実です。今回このプログラムに参加して、効率的なインフラの活用方法を習得することで、システム開発に注力できるような体制を目指して取り組みます。そして創業時の想い新たに、本来やりたかった事に時間が割けるようになることを期待しています。
株式会社ビーコーズ 代表取締役 村岡 将利様のエンドースメント
開発会社や技術者の横のつながりが少なく、技術的に高度な案件へ挑戦しづらいため、人の育ちにくい環境が地方の課題だと感じています。このようなプロジェクトが立ち上がることは、人材育成だけでなく、顧客のさらなる成長にも貢献でき、東北地方全体の活性化へ繋がると思います。地方の開発会社として、当社もこのプロジェクトの趣旨に賛同し、歓迎いたします。
(株式会社アイティコワーク様と株式会社ビーコーズ様には、プロジェクトの開始から参画いただいております)
株式会社ヘプタゴンについて
ヘプタゴンは 「世界中の顔を知らない 100 万人よりも、自分たちの身近な100人をクラウドで幸せにする」を経営理念に掲げ、主に東北地方の企業/サービスのクラウド化やデジタルトランスフォーメーション (DX) 支援を行っています。地方の課題は地方の企業が解決する「ビジネスの地産地消」というビジネスモデルによって、これまで300を超えるプロジェクトで実績をあげており、2020年には東北地方の企業で初となる AWSパートナーネットワーク(APN)アドバンストティア サービスパートナーに認定されました。近年は AI/IoT 技術を用いた地方自治体や地場産業の DX 支援にも力を入れており、先端技術を取り入れ成長する意欲的な企業とヘプタゴンが協力して、生産性の向上や業務の改善、新しい働き方の導入支援などを進めています。
https://heptagon.co.jp/
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