元プロサッカー選手川口能活さん、那須大亮さんが高校生へオンライン授業を実施 公式サイトで授業当日のアーカイブ動画を公開 神奈川県、新潟県、山口県、沖縄県のサッカー部 約80名が参加
川口さん「今を全力で楽しんでほしい」那須さん「辛いことも学びに変えよう」とエールを送る ~インターハイが中止となった今、高校生へエールを送る「明日へのエールプロジェクト」~
インハイ.tvと公益財団法人全国高等学校体育連盟は、全国高等学校総合体育大会(以下、インターハイ)全30競技の部活動を行う高校生に向け、アスリートや全国の有志からのエールを届ける「明日へのエールプロジェクト」を2020年5月26日(火)より開始しました。
まずプロジェクトの第一弾として、アスリートたちから高校生や高校部活動指導者に向けた、「オンラインエール授業」を行います。第2回の「オンラインエール授業」は、講師に元プロサッカー選手川口能活さん、那須大亮さんを迎え、5月27日(水)に実施しました。神奈川県、新潟県、山口県、沖縄県のサッカー部約80名が集い、川口さん、那須さんと「いまとこれから」を話し合いました。※公式サイトで6月4日(木)より授業当日のアーカイブ動画を公開中(URL: https://sportsbull.jp/p/755411/ )
まずプロジェクトの第一弾として、アスリートたちから高校生や高校部活動指導者に向けた、「オンラインエール授業」を行います。第2回の「オンラインエール授業」は、講師に元プロサッカー選手川口能活さん、那須大亮さんを迎え、5月27日(水)に実施しました。神奈川県、新潟県、山口県、沖縄県のサッカー部約80名が集い、川口さん、那須さんと「いまとこれから」を話し合いました。※公式サイトで6月4日(木)より授業当日のアーカイブ動画を公開中(URL: https://sportsbull.jp/p/755411/ )
- 事後レポート
まずは川口さん、那須さんから「最近の心境はどうですか?」と学生たちに語りかけました。学生たちは「試合ができなくてさみしい」「自主練だけで試合感覚も持てなくて、早くもっと自由にできるようになりたい」と話しました。川口さんからは「やっぱりサッカーはみんなでやるのが一番楽しい。でも今できることを精一杯やることも大事」那須さんからは「自分で試合感覚と思っているのは、自分で頭の中で決めてしまっている。今は全員が制限されている。その制限がある中でも差は絶対につけられるし、努力の工夫をすべき」と声をかけました。
高校三年生の時に直面した挫折
そんな二人にも高校時代に直面した困難や挫折があり、川口さんは「3年生の時にキャプテンになった時、チームが勝てず、チームもまとめきれなくて空中分解しそうなときがありました。監督からも仲間からも信頼を失うような時がありました。言葉で伝えることが得意ではなかったので、選手をどうやって同じ方向に向かせたらいいのかと悩むこともありました」そして、那須さんは「3年生の時に期待されていたチームだったけど、全国出場もできずチームがばらばらになりかけました。それを軌道修正させるのが大変でした」と同じくチームについて問題に直面したことを思い出しながら語りました。
那須さんがアドバイス「苦しくなった時、辛さを学びに変える努力をしよう」
続いて、学生たちから二人に質問が投げかけられました。「練習で苦しくなったり、チームが苦しくなったりした時、どうしていましたか?」と聞かれた那須さんは「今の苦しいとか辛いという気持ちを忘れて欲しくない。でも、ネガティブな方に持っていって欲しくはない。サッカー選手としてだけではなく、生きていくうえで、辛い事があっても『気持ちをどうもっていくか』ということがすごく大事。その感情は素直に受け止める。でも、立ち止まることは、自分の成長に遠回りになってしまう。辛いことも『学びに変える』努力をしよう」と語りかけました。それを聞いて学生からも「この状況でいろんな気持ちがあります。でもそれをプラスに変えていきたいと思いました」とコメントしました。
川口さんの考えるチームのまとめかたとは?
学生から「どのようにチームをまとめていましたか?」と質問された川口さんは「それぞれの気持ちや考え方があって、みんながもともと同じ考えではない。大事なのはみんなが思っていることを言える環境。みんなが同じ方向を向くために、言葉を発しないと分かり合えないと思います。みんなで意見をいえるような組織にする。言いたいことを言って終わりではなくて、意見をくみ取りながら最終的に同じ方向を向くということ。自分の持っている思いを吐き出すことも大事。吐き出して気持ちを整理して、落ち着かせて、みんなと一緒に戦おうとなれるといい。みんなの気持ちを理解することが大事」さらに学生が「前向きな選手もいれば、マイナスな気持ちの人もいる」と続けると、「主力の選手は必然的にモチベーションが上がる。でも試合に出られない選手はテンションが上がりにくい。そういうなかなか上を向けない選手に声をかけてあげてほしい」とさらに語りかけました。
那須さんが時間の使い方で大事にしていることは?
時間の使い方について聞かれた那須さんは「努力の仕方を考える。自分に足りないこと、必要なことを考えることが大事。それに、できることを探すマインドも大事です。なりたいイメージをよりふくらませると、実践でとりいれられることもでてくるはず」とアドバイスしました。
インターハイ中止後の目標設定に悩む学生に「立ち上がる強さを」「もがき続けることから逃げない」
インターハイ中止を受けて目標設定が難しいという学生に川口さんは「行き場のない気持ちは痛いほどわかる。どんな道に進むにしても一日に無駄なことはない。目標を立てることは大事だけど、達成できない事もある。そんな時は気持ちの切り替えも大事。また新しい目標を立てて、立ち上がる強さを身につけてほしい」とメッセージを送りました。那須さんは「インターハイを目標にしていたと思うけど、それはきっと最終目的じゃないはず。その先の目的があるはず。それを一番に考えてほしい。でも、何をしていいかわからないこともある。そんなときは、もがくことから逃げない。もがき続ければ次の目標が出てくる」と語りかけました。
ゴールキーパーの学生から川口さんに質問「ゴールキーパーとして一番大事なこと」
ゴールキーパーの高校生からは川口さんに質問が多く寄せられました。「ゴールキーパーとして一番大事なことは?」という質問に川口さんは「メンタル、冷静さ、時には熱さなどいろいろある。でも相手が上手いと必ずシュートは飛んでくる。その攻撃に対して『来ないでくれ』ではなく『来い』という強い気持ち。それが大事だと思う」とコメントしました。
川口さん、那須さんから送る学生に向けての明日へのエール
最後に学生代表から「とてもいい経験になりました。今日聞いたことや学んだことを残りのサッカー人生に活かしていきたい」と話しました。
それを受けて、川口さんからは「今できることを全力で取り組んで積みあげていく。その先に必ず明るい未来が待っている。手を抜かず、目の前のことを全力でやる。あとは笑顔で楽しむことを忘れてほしくない」那須さんからは「まず楽しんでほしい。この先の目標、目的に向かってチャレンジして、そんなときに失敗、挫折はつきもの。そのときの苦しさ、辛さを学びに変えた時、自分の歩みに代わります。乗り越えたことが支えになる。ネガティブなことを学びの場と考え、生きていってほしい」と学生に向けて明日へのエールを送りました。最後に全員で肩組みポーズを行い、授業を締めくくりました。
- 実施概要
■オンラインエール授業 公開URL:https://sportsbull.jp/p/755411/
■講師:元プロサッカー選手 川口能活さん、那須大亮さん
■司会進行:生島淳さん
■参加:神奈川県、新潟県、山口県、沖縄県のサッカー部 120名想
■実施概要:トークセッション/学生からの質問
- 「明日へのエールプロジェクト」とは
- プロジェクト概要
・実施期間:2020年5月26日~2021年3月31日
・主催:インハイ.tv、公益財団法人全国高等学校体育連盟
・特別協賛:大塚製薬株式会社
・公式サイト:https://sportsbull.jp/inhightv/online-yell/about/
- 「オンラインエール授業」概要
インターハイ全30競技の高校生とトップアスリートが、「いまとこれから」を一緒に話し合うオンライン授業です。新たな未来に向かって走り出すために、高校生の今の想い・悩みに対して、トップアスリートが挫折などの経験から立ち上がってきた体験談をもとに、一緒に答えを見つけていくための対話の場です。
- 【今後のオンラインエール授業スケジュール】
第3回
・開催日時:2020年6月4日(木)16:00~17:00
・講師:元女子バレーボール選手 大山加奈さん
・参加:全国高校バレーボール部80名想定
※恐れ入りますが本回は参加の公募をしておりません。
※授業の様子は当日インハイ.tvで全国生配信いたします。
第4回
・開催日時:2020年6月12日(金)17:00~18:00
・講師:元サッカー日本女子代表監督 佐々木則夫さん
・対象:全国高校教職員(部活動顧問)の皆様
・参加申し込みURL:https://sportsbull.jp/inhightv/online-yell/about/
上記公式サイト内よりお申込お願い申し上げます。
※申込期限:2020年6月5日(金)18:00まで ※期間を延長いたしました。
参加が決定した団体には、6月8日(月)までに事務局よりご連絡いたします。
※授業の様子は当日インハイ.tvで全国ライブ配信し、どなたでもご視聴いただけます。
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