バイエル薬品 G4A Tokyo Dealmaker 2020に株式会社piponが採択

日欧米の医薬品の規格及び試験方法(TS)の比較書類自動作成システムの開発を支援

株式会社pipon

株式会社pipon(本社:東京都港区、代表取締役社長:北爪聖也 以下、当社)は、バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:ハイケ・プリンツ、以下 バイエル薬品)主催のオープンイノベーションプログラム G4A Tokyo Dealmaker 2020において、研究開発領域におけるビジネス上の課題「医薬品の規格及び試験方法の比較」を解決するシステムを提案し、採択されましたのでお知らせします。
「G4A Tokyo」(ジーフォーエートーキョー)では、ライフサイエンスに関するテーマとして毎回異なる課題を提示し、デジタルヘルス・スタートアップから各課題に対する革新的なソリューションを募集しています。


7回目となる今回のプログラムでは、オンコロジー、循環器および研究開発の3領域から課題が提示され、当社は、研究開発(薬事)領域の課題「医薬品の規格及び試験方法の比較」に取り組み、解決するシステムを提案しました。

新薬のグローバル開発が行われ世界同時申請・承認を目指す中で、各国に共通して受け入れられる品質の製品を作る必要があります。医薬品の品質を確保するため、原薬や製剤、添加剤などの品質は、それぞれ確立され、承認された規格及び試験方法(TS: Testing Standard)により管理されています。新薬の開発申請においては、新規の原薬等にはあらたにTSを設定する必要があります。一般的に、TSを作成する際は類似製品の公定書規格を参照することが多く、各公定書の各項目を比較検討する必要があります。

これらの比較作業は各国の公定書の一般的な要件を熟知した担当者の経験値に基づきマニュアルで行われることが多く、効率化することが課題となっています。当社は、原薬の比較表を作成するのに3時間ほどかかるところを、数分へと短縮が見込めるシステムのプロトタイプをご提案しました。

今回当社がプロトタイプしたシステムは、上記の課題に対し、下記機能を搭載しております。
 
  • 各公定書で規定された試験方法規格の項目の自動抽出
  • 項目名が異なっても、規定する内容が同じ項目の自動判別
  • 各項目内容の比較表の自動作成
  • テキスト情報を読み込めないPDFは、AI-OCR処理によりテキストデータとして抽出する機能

■株式会社pipon 代表取締役 北爪聖也のコメント

今回の採択を受け、当社はバイエル薬品とともに、本システムの実用化に向け共同研究に取り組んでまいります。バイエル薬品をはじめ、製薬企業では「新薬を一日でも早く患者さんのもとに届ける」ことに尽力されています。当社も「テクノロジーを活用して世の中を効率化する」をミッションに掲げており、引き続き、特に、デジタルを用いたアプローチを行い、様々な情報の集約、解析などのプロセスを効率化していくことで、当社においてもデジタル・テクノロジーの力で新薬を一日でも早く患者さんに届けることに貢献したいと考えています。

【株式会社piponについて】
株式会社piponは「テクノロジーを活用して世の中を効率化する」をミッションに掲げ2019年9月に設立。医薬業界へデータサイエンスの支援をしております。
Webサイト:https://pipon.net/


【取材申し込み、ご質問等のお問い合わせ先】
株式会社pipon 広報チーム
北爪聖也(キタヅメ セイヤ)
TEL:070-8361-9405 E-mail:seiyakitazume@pi-pon.com 
URL:https://pipon.net/
 

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会社概要

株式会社pipon

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URL
https://pipon.net
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座1-12-4 N&E BLD.7階
電話番号
070-4457-8441
代表者名
北爪聖也
上場
未上場
資本金
1200万円
設立
2019年09月