茨城大学の「総合気候変動科学」を学ぶ英語のオンライン教育 10月始動

8/25(月)より科目等履修生の出願受付 海外在住者や社会人などに受講呼びかけ

国立大学法人茨城大学

 茨城大学は、オンライン国際教育プラットフォーム「Japan Virtual Campus(JV-Campus)」を通じたオンデマンド形式のオンライン教育パッケージ「ASEAN地域における総合気候変動科学」を、10月より始動します。同プラットフォームを通じたオンライン授業科目の提供は本学として初めてです。東南アジアなど海外在住者のほか、英語で最新の気候変動の知見を学びたい社会人など幅広い層の受講を募ります。

オンライン講義(動画)のキャプチャ

 このパッケージは、文部科学省が世界展開力強化事業として進める「ASEAN諸国からの留学生受入、定着促進のためのシステム構築等支援」の一環で作成したものです。
 茨城大学では大学創立期から湖沼を中心とした環境科学の教育・研究に取り組み、2006年からは、学問領域を横断しながら持続可能な社会の実現を図るための「サステイナビリティ学」の教育・研究を組織的に進めてきました。特に気候変動の適応策の研究・社会実装を強みとし、ベトナムの日越大学(Vietnam Japan University)では修士課程気候変動・開発プログラム(MCCD)の幹事校を担当している他、近年は気候変動緩和策やエネルギー研究に関わる拠点も立て続けに設立し、「総合気候変動科学」の構築を目指した戦略的な取組みを進めています。

 このパッケージでは、茨城大学が大学院向けに開講していた「サステイナビリティ学教育プログラム」の内容を発展させる形で、「変動する大気と気候変動」「気候変動の緩和戦略」「気候変動の適応戦略」「気候政策、SDGsと社会のレジリエンス」という5つの専門科目の動画プログラムを用意しました。講義はすべて英語で、動画は各科目あたり約15分×45本で構成しており、視聴(履修)のうえ、所定の試験や課題レポートに合格した場合には単位を授与します。茨城大学の幅広い分野の教員に加えて国立環境研究所、地球環境戦略研究機関など学外機関の研究者も講義を担当。気候変動と持続可能性に関する日本やASEANでの豊富な実践事例を紹介し、担当教員と「総合気候変動科学」のあり方について意見交換や指導を受けることが可能です。

 科目の提供は今年10月より順次行います。入学資格者は「大学を卒業した者又は2025年9月20日までに卒業見込みの者」あるいは「外国において、学校教育における16年の課程を修了した者又は2025年9月20日までに修了見込みの者」とし、書類選考の上、大学院修士課程の科目等履修生として受け入れます。単位を授与された場合、申請すれば履修証明書を交付します。出願期間は8月25日(月)から9月9日(火)までです。

 詳しくは茨城大学ホームページに掲載する入学案内をご覧ください。

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会社概要

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URL
https://www.ibaraki.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
茨城県水戸市文京2-1-1
電話番号
029-228-8111
代表者名
太田寛行
上場
未上場
資本金
-
設立
1949年05月