日置電機株式会社と株式会社YanekaraはV2V充電技術を活用したオフグリッドEV充電システムの実証を開始します
-営業車両・通勤車両の脱炭素化を見据え、EVの蓄電能力を最大限活用した新しいオフグリッドシステムの実現可能性を検証-
次世代型EV充放電プラットフォームを開発する株式会社Yanekara(東京都台東区、代表取締役:松藤圭亮、以下「Yanekara」)は、電気自動車(EV)を蓄電池として活用したオフグリッドEV充電システムを構築し、HIOKI(日置電機株式会社:長野県上田市、代表取締役社長:岡澤尊宏、以下「HIOKI」)が新たに導入する社用車EVを太陽光発電で充電する実証を、長野県上田市のHIOKI本社で開始します。
- EV充電の課題
オフグリッド型EV充電システムには蓄電池が必須となります。本実証ではYanekaraの開発する次世代型V2X機器「YaneBox」を活用し、定置型蓄電池の代わりにEVを蓄電池として利用することでオフグリッド充電システムを構築することを目指します。
※オフグリッド型:電力会社の送電網に繋がっていない状態
- YaneBoxで実現するV2V充電
※V2X:「Vehicle to X」を意味し、車と何らかのモノ(車や歩行者など)との接続や相互連携を総称する技術。
- オフグリッドEV充電システム実証概要
- 実証に関わるHIOKIの課題
サステナビリティ基本方針 https://www.hioki.co.jp/jp/csr/
スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
スコープ2:他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接排出
【株式会社Yanekaraについて】
2020年6月設立の東大発スタートアップ。電気自動車を用いて電力需給バランスの安定化を図る次世代型V2Xプラットフォームを開発している。代表の松藤は、独立行政法人情報処理推進機構が実施する人材育成事業「2020年度未踏アドバンスト事業」に採択され育成支援を受けた。これまでにYanekaraは、東大IPCのアクセラレーションプログラム「東大IPC 1st Round」や、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のNEDO Entrepreneurs Program(NEP)、新エネルギー補助金フェーズBなどに採択され、支援を受けてきた。
ホームページ: https://yanekara.jp/
本件に関する問い合わせ先
担当者:吉岡大地
e-mail: info@yanekara.jp
【日置電機株式会社について】
自動車をはじめ、電子部品、環境・新エネルギー、インフラなど、様々な分野に向けて電気計測ソリューションを提供している。産業のマザーツールと呼ばれる電気計測器は、研究開発、生産ライン、保守サービスなど、あらゆる場面で必要不可欠。電気計測ひとすじ87年の歴史で培った確かな技術と独自のイノベーションにより、お客様の安全で有効なエネルギー活用を促進し、社会の安心と発展に貢献している。開発・生産・管理機能を集約した日本本社と、国内販売支店およびアジア、アメリカ、欧州に広がるグループ販売会社10社とのスピーディーな連携により、世界中のお客様にタイムリーなソリューションを提供している。
ホームページ: https://www.hioki.co.jp/jp/
本件に関する問い合わせ先:総務部総務課 鳴沢、高田
e-mail:htakada@hioki.co.jp
すべての画像