生活者の4割超が「フィジカルAIの普及を想像できない」。介護や医療などへの発展に期待、「何を人の手に残すか?」にはさまざまな思い
〜「人の機微が理解できない」「全てロボットになったら味気ない」投資対効果だけでは測れない生活実感〜
株式会社CHOIXは、全国の20〜69歳の生活者を対象に「フィジカルAI活用に関する調査」を実施し、250名から回答を得ました。
※本調査におけるフィジカルAIは、自律的に判断して動作するロボットや家電などのことを指します。
【調査結果概要】
・フィジカルAIへの期待、最多は「介護」における発展
・AIが普及しても人にしてほしいのは「会話」「心の触れ合い」
・フィジカルAI関連の情報、4割超が「触れていない」。20代では6割超に
・フィジカルAIの気になる点、上位は「技術の信頼性」「コスパ」「事故リスク」
・生活便利化への期待度、4割超が「フィジカルAIの普及を想像できない」
【調査結果詳細】
◼️フィジカルAIへの期待、最多は「介護」における発展
フィジカルAIに、特に発展してほしいと思う産業・分野を尋ねたところ、「介護」が40.0%で最多となり、「医療」が30.8%、「物流」が26.0%と続きました。内閣官房・経済産業省の「AIロボティクス戦略」をはじめ、行政・企業の発信では市場規模や労働充足効果、投資対効果を基準に、物流・製造・警備など経済合理性の見えやすい分野が優先される傾向にありますが、生活者目線では介護や医療など生活に直結する分野への期待が上位にあることがわかりました(n=250)。

フィジカルAIが発展してほしい分野として最も多く選ばれた「介護」は、世代による期待の差が大きいことがわかりました。年齢が上がるほど自分自身や家族の暮らしに関わる場面として捉えられやすく、介護への期待の高さにつながっている可能性があります(n=250)。
<介護に期待する割合/各年代n=50>
・60代:58.0%
・50代:48.0%
・40代:50.0%
・30代:34.0%
・20代:10.0%
<フィジカルAIに実現してほしい具体的シーン/一部抜粋>
・介護の力仕事を伴う介助作業全般。
・風呂場やトイレなどのカビ取りをしてほしい。
・ペットの散歩ができれば楽になれると思う。
・生活空間での見回り、急病者の応急手当や通報。
・消防や警察など、人命救助や危険な場所で、活動をサポートする業務を担ってほしい。
◼️AIが普及しても人にしてほしいのは「会話」「心の触れ合い」
フィジカルAIが生活の中に普及しても、「これは人にしてもらいたい」と思うことを尋ねたところ、会話や心の触れ合いなど、気持ちのやりとりを伴う場面を挙げる声が目立ちました。
<人にしてほしいこと/一部抜粋>
・会話などのコミュニケーション。機械では、人の機微などのニュアンスが理解できないから。
・接客が全てロボットになったら味気ないなと感じる。
・コールセンター。うまく伝わらないことがありそうだから。
・育児は子供の人格形成に大きな影響を与えるので、人にしてもらいたい。
・医療行為。判断まではAIでもいいが実際に人の命に触れる分野は人にしてもらいたい。
・金銭を扱うもの。
・安心安全に関わることは、やっぱり人間に最終的には判断してほしい。
◼️フィジカルAI関連の情報、4割超が「触れていない」。20代では6割超に
フィジカルAI関連のニュースや企業の発信を見て、「自分の生活とは関係ない話」だと感じることがあるか尋ねたところ、「フィジカルAI関連の情報に触れていない」が42.4%で最多となりました。情報に触れる機会そのものが少ない方が多く、距離を感じる以前の段階にとどまっている層が多く存在することがわかりました。
また、フィジカルAI関連の情報への接触状況を年齢層別に見ると、「情報に触れていない」と回答した割合は20代で64.0%と最も高くなりました。マスメディアでの情報接触機会の少ない若年層は、そもそも「自分の生活と関係があるかどうか」を判断する材料自体を持てていない可能性があります(n=250)。

◼️生活者が気にする点、上位は「技術の信頼性」「コスパ」「事故リスク」
フィジカルAIが生活に広がる中で気になることを尋ねたところ、「技術が信頼できる水準か」が32.8%、「価格に見合う効果があるか(コストパフォーマンス)」が32.0%、「けがや事故のリスクがないか」が27.2%と上位に挙がりました。安全性や実用性など生活実感に基づく基準で捉えられている様子がうかがえます(n=250)。

◼️生活便利化への期待度、4割超が「普及を想像できない」
フィジカルAIによって自分自身の生活が便利になることをどの程度期待しているか尋ねたところ、「フィジカルAIの普及が想像できない」が41.2%で最多となりました。
年齢層別に見ると、20代で58.0%、30代で48.0%となっており、期待するかどうか以前に、普及後の生活を想像できない方が特に若年層で多いことがうかがえます(n=250)。

◼️総括
生活者はフィジカルAIに対し、介護や医療などへの期待が高いことがわかりました。物流や製造にも一定の期待は見られるものの、市場規模や投資対効果を基準に語られやすい企業・行政の視点に対し、生活者は自分や家族の生活に直結するかという軸で捉えている様子がうかがえます。
一方で、フィジカルAIが普及した後の生活を具体的に想像できない方は4割を超えています。企業・行政の発信が生活者の日常的な関心や課題と十分に結びついていないことが、こうした「自分ごと」として捉えにくい状況の一因になっている可能性があります。
また、フィジカルAIが普及しても人にしてもらいたいこととしては、会話や接客など、心の触れ合いを伴う場面が多く挙がったほか、金銭や身体の安全に関わる意見も見られました。生活に根差した活用事例を発信していく企業ほど、こうした生活者の実感に近づき、フィジカルAIの存在を「自分ごと」として受け止められやすくなっていくと考えられます。
フィジカルAIが生活のあらゆる場面に浸透していくなかで問われているのは、「何を委ねるか」ではなく「何を人の手に残すか」ということなのかもしれません。
【調査概要】
調査名称:フィジカルAI活用に関する調査
調査機関:Freeasy
調査対象:20代から60代の男女
調査方法:Webアンケート
調査日:2026年7月24日
有効回答数:250件
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
・調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記をお願いします。
例:「CHOIXの調査によると」「CHOIX調べ」など
◼️株式会社CHOIX(チョイス)について
株式会社CHOIXは、企業の成長に伴走する広報・PRパートナーです。戦略立案から実行支援まで、コミュニケーション領域全般を伴走型でサポート。上場企業から中小・中堅企業、スタートアップまで、各フェーズに最適なアプローチで広報活動を支援しています。
サービス詳細:https://choix.co.jp/services
<調査PRサービスについて>
CHOIXは、企業が伝えたいメッセージにトレンドや社会性を掛け合わせ、独自の調査データとして発信する「調査PR」を支援しています。企画・設問設計から、調査結果の分析、プレスリリース執筆、メディアアプローチまでを一気通貫で実施。営業資料やホワイトペーパー、WEBコンテンツでの活用を見据えた戦略的な設計も可能です。広報施策に留まらず、マーケティングや営業活動の材料となるデータ作りにご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ:https://choix.co.jp/contact
◼️会社概要
会社名 :株式会社CHOIX(チョイス)
所在地 :東京都品川区北品川5-5-15 大崎ブライトコア4階 SHIP
設立 :2019年8月29日
代表者 :代表取締役 CEO 堀 夢菜
事業内容:広報PR コンサルティング / ブランディング / 新規事業立ち上げ支援
URL :https://choix.co.jp/
すべての画像
