グループ横断で建設技能者を育成する自社施設「旭化成ホームズ建設技術教育センター」を開設
建設技能者のサステナブルな労働環境創出に貢献
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川畑 文俊)は、建設技能者の継続的な確保と育成を目的とした研修施設「旭化成ホームズ建設技術教育センター」を、茨城県つくば市に開設しましたのでお知らせします。3月23日に開所式を行い、本年4月より運用を開始します。
「旭化成ホームズ建設技術教育センター」は、近年減少傾向が続いている建設技能者の継続的な確保・育成を目的に、独自の教育プログラムを実施する研修施設です。延床およそ2,500平米からなる研修施設には、木工事や設備工事の施工研修、施工品質検査などの訓練ができる6棟のヘーベルハウスと、基礎配筋や鉄骨建方などの実技研修ができる4棟分のスペースを配置した実習ゾーンと、1階に事務所や会議室、サニタリーを、2階に約100名が座学で学ぶことができる研修室を配置した研修棟とを併設しています。また、基礎・躯体・木工や配管、そして施工管理まで、様々な工程・職種の技能訓練に対応するほか、当社を含め関連会社、協力工事店など、ヘーベルハウス・へーベルメゾンに関わる幅広い人財をカバーする研修施設であることも大きな特徴です。初年度は木工大工50名程度を含む約80名を受け入れるほか、施工管理者などの研修も計画的に実施していく予定です。
我が国の建設就業者数は、建設投資の減少に伴い1997年をピークに減少に転じ、2010年以降横ばい傾向へ、さらに建設投資が回復傾向となった2014年以降も状況は変わりません(図1)。また、建設業就業者の高齢化が進む一方で、29歳以下の若年層の入職が少なく(図2)、建設業の生産体制を将来にわたって維持していくには、若年者の入職促進・定着も大きな社会課題となっています。こうした背景を受け当社は、2015年に木工技能工の早期育成と定着を主な目的とした技能研修所を川崎市に設立し、以降5年間で計80名を受け入れ、木工技能工の早期戦力化の実現、年間250棟程度の施工力を確保するなど、着実に成果を上げてきました。今回開設した建設技術教育センターはこの5年間で蓄積したノウハウをもとに、木工事にとどまらず、基礎・躯体、設備配管、そして施工管理と、多岐にわたる建設技能者に対応できる施設へと拡充しています。さらに技能の習得だけでなく、コンプライアンスやCSなどを含む総合的なコンテンツを座学で学べる充実した教育プログラムを用意することで、新卒者が安心して建設業へ入職する体制を整えます。
当社は人びとの「いのち・くらし・人生」全般を支えるLONGLIFEな商品・サービスの提供を追求することで、長く、愛され続ける企業を目指しております。確かな教育プログラムと豊富な実技研修によって、質の高い技量を持つ建設技能者を育成し続けることで、今後も高品質な住まいを提供するだけでなく、建設技能者が長く働き続けられる環境づくりに努めてまいります。
Ⅰ.大人数を受け入れ可能な実技・座学研修スペースを常設
施設内にはヘーベルハウス・へーベルメゾンで使用される2種類の構造躯体を用いた6棟分の実物大の建物を設置。木工工程の研修や給排水設備工事、さらに施工内容の検査に関わる研修を実施することができます。また基礎配筋や鉄骨建方研修を実施する4棟分のスペースも確保。さらに研修棟2階には約100名の座学スペース(ホール)を用意し、コンプライアンスやCSを含む総合的な知識を学ぶことができます。
施設では当社所属の工事担当をはじめ、グループ会社の旭化成住宅建設や旭化成ライフライン、AJEX(外構工事会社)社員の技能工や、各地の指定工事店所属の木工技能工など、グループ内の多岐にわたる技能工を幅広く受け入れる体制を構築しています。
実技研修スペースは全て屋内の全天候型となっており、換気型空調も完備しています。更に施設全体にペアガラスの二重サッシも採用しており、極めて静かで、年間を通じて快適な温熱環境も確保しています。またリモート会議対応機器を完備した研修室・会議室と、Wi-Fiを完備した快適な空間でタブレット端末を活用して体系的な建築技術を基礎から学び、コンプライアンスやCSまで含めて長く建設技能者として働き続けるために必要なスキルを学ぶことが出来る「研修参加者ファースト」な研修環境を目指しました。さらに研修棟の屋根には32KWの太陽光発電パネルを設置し、施設の消費電力を補助するなど、脱炭素社会にも貢献できる設計としています。
以上
■背景
我が国の建設就業者数は、建設投資の減少に伴い1997年をピークに減少に転じ、2010年以降横ばい傾向へ、さらに建設投資が回復傾向となった2014年以降も状況は変わりません(図1)。また、建設業就業者の高齢化が進む一方で、29歳以下の若年層の入職が少なく(図2)、建設業の生産体制を将来にわたって維持していくには、若年者の入職促進・定着も大きな社会課題となっています。こうした背景を受け当社は、2015年に木工技能工の早期育成と定着を主な目的とした技能研修所を川崎市に設立し、以降5年間で計80名を受け入れ、木工技能工の早期戦力化の実現、年間250棟程度の施工力を確保するなど、着実に成果を上げてきました。今回開設した建設技術教育センターはこの5年間で蓄積したノウハウをもとに、木工事にとどまらず、基礎・躯体、設備配管、そして施工管理と、多岐にわたる建設技能者に対応できる施設へと拡充しています。さらに技能の習得だけでなく、コンプライアンスやCSなどを含む総合的なコンテンツを座学で学べる充実した教育プログラムを用意することで、新卒者が安心して建設業へ入職する体制を整えます。
当社は人びとの「いのち・くらし・人生」全般を支えるLONGLIFEな商品・サービスの提供を追求することで、長く、愛され続ける企業を目指しております。確かな教育プログラムと豊富な実技研修によって、質の高い技量を持つ建設技能者を育成し続けることで、今後も高品質な住まいを提供するだけでなく、建設技能者が長く働き続けられる環境づくりに努めてまいります。
■施設の主な特徴
Ⅰ.大人数を受け入れ可能な実技・座学研修スペースを常設
施設内にはヘーベルハウス・へーベルメゾンで使用される2種類の構造躯体を用いた6棟分の実物大の建物を設置。木工工程の研修や給排水設備工事、さらに施工内容の検査に関わる研修を実施することができます。また基礎配筋や鉄骨建方研修を実施する4棟分のスペースも確保。さらに研修棟2階には約100名の座学スペース(ホール)を用意し、コンプライアンスやCSを含む総合的な知識を学ぶことができます。
Ⅱ.グループ横断で多職種の技能工を育成
施設では当社所属の工事担当をはじめ、グループ会社の旭化成住宅建設や旭化成ライフライン、AJEX(外構工事会社)社員の技能工や、各地の指定工事店所属の木工技能工など、グループ内の多岐にわたる技能工を幅広く受け入れる体制を構築しています。
Ⅲ.研修参加者ファーストの“人にやさしい”研修環境を整備
実技研修スペースは全て屋内の全天候型となっており、換気型空調も完備しています。更に施設全体にペアガラスの二重サッシも採用しており、極めて静かで、年間を通じて快適な温熱環境も確保しています。またリモート会議対応機器を完備した研修室・会議室と、Wi-Fiを完備した快適な空間でタブレット端末を活用して体系的な建築技術を基礎から学び、コンプライアンスやCSまで含めて長く建設技能者として働き続けるために必要なスキルを学ぶことが出来る「研修参加者ファースト」な研修環境を目指しました。さらに研修棟の屋根には32KWの太陽光発電パネルを設置し、施設の消費電力を補助するなど、脱炭素社会にも貢献できる設計としています。
■施設概要
- 名称: 「旭化成ホームズ建設技術教育センター」
- 所在: 茨城県つくば市片田491-1
- 敷地面積 :6,120.80㎡
- 延べ床面積:2,462.25㎡
- 構造・規模 :鉄骨造2階建て
- 竣工月:2021年2月
- 初年度受け入れ職種及び人数:大工(50)、基礎躯体(20)、給水配管(10)ほか施工管理者随時
以上
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