マンガ・アニメーション・ゲーム・メディアアートのアーカイブをテーマにした文化庁事業の報告会のライブ配信を2月21に実施
合わせて分野横断セッションや、雪下まゆ/米澤柊によるビジュアルプロジェクトを公開!
◆報告会のライブ配信および分野横断のセッション「MAGMA sessions」4本を公開
2月21日、令和5年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業におけるメディア芸術4分野の成果報告をMAGMA sessions YouTubeチャンネルにてライブ配信します。
また令和2年度よりスタートしたメディア芸術4分野(マンガ分野・アニメーション分野・ゲーム分野・メディアアート分野)のアーカイブの現在とこれからにスポットを当て、課題、意義、その面白さを発信する文化横断のセッション「MAGMA sessions」を本年度も文化庁メディア芸術カレントコンテンツ(=MACC) のコンテンツとして4本の記事・動画を公開します。2月20-21日にMACC内で公開予定です。
〈令和5年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業 連携基盤整備推進事業 報告会〉
2024年2月21日(水)13時より ※YouTubeライブ配信のみ
https://youtube.com/live/cDj1Fj8abAI
〈MAGMA sessions〉
文化庁メディア芸術カレントコンテンツ(MACC)
2024年2月20日(火)13時公開開始予定
メディア芸術におけるデータ流通・メタデータ生成の見取り図
〈登壇者〉
東海林真之 エイトリンクス マンガペディア事業運営責任者
蓮沼素子 大仙市アーカイブズ副主幹
溝口敦 MyAnimeList CEO
ファシリテーター:大向一輝 東京大学大学院人文社会系研究科准教授
アーカイブの「場」の維持について
〈登壇者〉
入江清佳 長崎市清水崑展示館 長崎市文化観光部長崎学研究所
田中範子 神戸映画資料館支配人
三好寛 認定NPO法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)事務局長
ファシリテーター:山内康裕 MAGMA sessions 総合ディレクター、一般社団法人マンガナイト代表理事
2024年2月21日(水)13時公開開始予定
セル画の保存の現状とこれから
〈登壇者〉
塚田全彦 東京藝術大学 大学院美術研究科 文化財保存学専攻保存科学教授
とちぎあきら フィルムアーキビスト、国立映画アーカイブ客員研究員
三俣哲 新潟大学大学院自然科学系工学部准教授
ファシリテーター:山川道子 株式会社プロダクション・アイジー IPマネジメント部 渉外チーム
ゲーム史を書くための資料を考える
〈登壇者〉
小山友介 芝浦工業大学システム理工学部教授
川﨑寧生 立命館大学先端総合学術研究科授業担当講師
中川大地 評論家、編集者
ファシリテーター: 山田集佳 フリーライター
◆アーカイブ施設×アーティストのビジュアルプロジェクトを公開へ
アーティスト雪下まゆ氏、米澤柊氏の2人がアーカイブ施設を実際に訪れ、そこから受けたインスピレーションを「メディアの記憶・記録」をテーマにして作品を制作しました。そしてその経緯を「楽しむ」記事としてMACCにて公開します。公開は2024年3月を予定しています。
雪下まゆ
アーティスト/ファッションデザイナー
1995年12月6日生まれ 多摩美術大学デザイン卒。写実的でありながら、個性的なデフォルメとラフなタッチを残した画風で人気を集める作家。
装画・音楽業界などからの注目も高く、 タイアップ作品も多くてがける。
これまでに、 2022年本屋大賞受賞作品「同志少女よ、敵を撃て」 本屋大賞候補作品「6人の嘘つきな大学生」、 東京モード学園TVCM、 SUMMERSONIC2022オフィシャルグッズ、TOKYO CREATIVE SALON (東急電鉄)、といった広告・装丁などその活動は多岐に渡る。又、2020年に立ち上げたファッションブランド 「Esth.」のデザイナーを務める。
米澤柊
東京生まれ。アーティスト、アニメーター。現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と、現実空間の生き物が持っている心の身体性と感情について、またそれらアニメーションが生きるための空間の空気を制作している。
主な作品/個展に「ハッピーバース」(PARCO museum tokyo , 2023)、「うまれたての友達」(BLOCK HOUSE, 2023)、「名無しの肢体」(Tokyo arts and space本郷[OPEN SITE7], 2022)「絶滅のアニマ」(小高製本工業跡地[惑星ザムザ], 2022)、「劇場版:オバケのB′」(NTT ICC, 2022)。また音楽イベント「自然の中で起きている美しい現象すべて」を企画。
取材施設 石ノ森萬画館
宮城県石巻市に建つ、仮面ライダーやサイボーグ009などで知られるマンガ家石ノ森章太郎のマンガミュージアム。館内には貴重な原画はもちろん、作品の世界を立体的に再現した展示やアトラクション、オリジナルアニメの上映など石ノ森ワールドを満喫できる。
文化庁「メディア芸術カレントコンテンツ」は、マンガ・アニメーション・ゲーム・メディアアートなどのメディア芸術についての総合的な広報用ウェブサイトとして2011年にスタートし、2023年2月にメディア芸術領域の現状をより深く、広く伝えるため愛称を「MACC」とし、リニューアルしました。
MACC
※令和5年度メディア芸術連携基盤等整備推進事業について
産・学・館(官)の連携・協力により、メディア芸術の分野・領域を横断して一体的に課題解決に取り組むとともに、所蔵情報等の整備及び各研究機関等におけるメディア芸術作品のアーカイブ化の支援をしています。
また、アーカイブ化した作品・資料等を活用した展示の実施に係る手法等を開発・検討することにより、貴重な作品・資料等の鑑賞機会の創出、インバウンドの増加を図るとともに、アーカイブ及びキュレーションの実践の場として提供することで、今後のメディア芸術の作品等の収集・保存・活用を担う専門人材の育成を図っています。メディア芸術コンソーシアムJV事務局は、本事業を文化庁より受託運営しています。
〈運営体制〉
事業主:文化庁
運営:メディア芸術コンソーシアムJV事務局、COMPOUND合同会社、レインボーバード合同会社、有限会社STORK
メディアプランニング・クリエイティブディレクター:小田雄太(COMPOUND合同会社 代表)
MAGMA sessions総合ディレクター:山内康裕(一般社団法人マンガナイト 代表理事)
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