小石川植物園として初となる「小石川植物祭」を、建築家ユニットKASAと小石川植物園による共催で10月に開催決定!
「街が植物園へやってきて、植物園が街へ広がっていく」をコンセプトに掲げ「植物と暮らし」をテーマに「小石川植物園」の新たな価値や魅力を表現する製品、作品の展示、イベント企画が集まる循環型のあたらしい祭。
小石川植物園を舞台に、植物園と地域のお店や住民が協働してつくる「植物と暮らし」の形の数々。雑貨や日用品、書籍、飲食、草花を通しての体験、思い思いの品や企画が一同に集まり、小石川植物祭をきっかけに地域に関心を持った住民と共に、街と植物園のこれからを考えることを目的とする。「街が植物園へやってきて、植物園が街へ広がっていく。」をコンセプトに、新たな循環が街の個性となることを願う人々のための祭りである。出展者は事務局による推薦枠と6月24日応募締め切りの公募枠の中から選出される。
「小石川植物祭」は、植物の魅力を「発見」、植物を用いて「創作」し、開催日に「発表」し、街へ「波及」、1年をかけて4つの過程を巡り、来年、再来年と続いていくことで街に様々な体験の循環をつくります。小石川植物園の植物は研究・教育を目的に栽培されているものですが、利用されないままの果実や通常の管理でやむなく廃棄される木材などを再利用したり、果実をパン屋・和菓子屋等の飲食店舗がそれぞれの商品に用いて新たな商品開発を行い、祭りの場で展示販売、話題を聞きつけた住民が飲食店舗を訪れ、小石川植物園が暮らしの一部として広がることを期待しています。草木の根、枝葉、不要木を染め物やコースターに、草花や木の実をリースやアクセサリーに、植物知識や植物園の景色を手作り絵本、俳句創作、ボタニカルアートに、といった植物の魅力を再発見し、日常を楽しむきっかけや、暮らしに繋げていきます。
植物園の新たな価値や魅力を表現する製品や企画の提案、店舗販売やイベント、作品展示を行う出展者を募集中です。応募資格は、小石川植物祭の趣旨を理解した上で、文京区内で商いをしている、働いている、住んでいる、頻繁に訪れている、文京区出身など、文京区とゆかりのある方、店舗、企業であることです。応募締め切りは6月24日(金)18時必着。審査は1次審査がA4サイズ提出物による書類審査、2次審査は面接となります。企画の実現性をKASAと小石川植物園が協議、最終的な出展判断を行います。公募要項と応募用紙はこちらからご覧いただけます。https://drive.google.com/file/d/1vCK4MZ3xsJxGh2GnPEsRJXaV28LdbNBn/view
小石川植物祭の企画発起人でもあるKASAの正式名称は「KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS(カサ/コヴァレヴァ・アンド・サトウ・アーキテクツ)」。Aleksandra Kovaleva氏と佐藤敬氏からなる若手建築家ユニットとして、東京とモスクワの2拠点で活動中。イタリアのヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021ではロシア館の改修と展示を手掛け「特別表彰」を受賞、今年の瀬戸内芸術祭の参加アーティストでもあります。また「Under 35 Architects exhibition 35歳以下の若手建築家による建築の展覧会2022」に選出され、秋に大阪で開催される展覧会に出展予定。横浜国立大学大学院建築都市スクールY-GSAの助手も務め、若手建築家として注目が集まるなか、本プロジェクトの総合ディレクターとして建築家的視点から小石川植物祭を実質的に企画運営します。
「小石川植物園」は、東京大学の大学院理学系研究科附属植物園として植物学の研究・教育を目的とする東京大学の施設です。 この植物園は日本でもっとも古い植物園で、世界でも有数の歴史を持つ植物園の一つです。 貞享元年(1684)に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がこの植物園の遠い前身で、明治10年、東京大学が設立された直後に附属植物園となり一般にも公開されてきました。2023年前期NHK連続テレビ小説第108作 『らんまん』のモデルは小石川植物園で活躍した研究者のひとりであり、日本の植物学の父 牧野富太郎(まきの・とみたろう) 氏です。 日本の植物誌を作り上げた代表的人物であり、代表的著作である「牧野植物図鑑」により広く知られることになりました。牧野富太郎氏は小学校中退ながらも、東京帝国大学理科大学の助手から講師となり、1939年77歳まで務めたことでも有名です。ここ数年、小石川植物園ではさまざまな改革が進んでいます。新たなスタッフ雇用による展示解説の充実や公式サイト・インスタグラムでのタイムリーな情報発信、年間パスポート発行、参加型イベントの実施など、住民との交流が静かに進んでいるのもここ最近の傾向です。現在の植物園の園長を務めるのは、東京大学大学院理学系研究科附属植物園の川北篤教授。2018年に植物園に着任され、2021年4月に園長に就任されました。
本事業に助成をしている文京区社会福祉協議会では、新たなつながりを創出し、地域の活性化や地域課題の解決を図るための協働の拠点である地域連携ステーション「フミコム」(以下「フミコム」)を運営しています。本事業を通じて、地域の取り組みに関心を持ってもらう機会の創出につながる事が期待されています。「Bチャレ」(提案公募型協働事業)とは区民や団体による地域課題の解決や地域活性化に向けたチャレンジを、協働で実施することを応援する事業です。文京(Bunkyo)の「B」、チャレンジの「チャレ」から「Bチャレ」と命名されました。
PRディレクターに就任することになった小早川愛氏は、ハーブの魅力と活用方法を伝授するハーブコンシェルジュとしてマスコミ、大学、自治体や企業向けにハーブ推進活動を行っております。主婦の友社刊行「わたしに効くハーブ大全」の著者でもあり、産経新聞で「ハーブと暮らす」を連載中。また日本薬科大学が主宰する文部科学大臣認定社会人向け講座「漢方アロマコース」講師や、音声プラットフォーム「Voicy」パーソナリティーも務めているハーブの専門家です。植物の活用方法に詳しく、小石川植物園の愛好者であることがKASAや「フミコム」の目に留まり、今回の就任に至りました。
開催日程は10月21日・22日・23日の3日間(雨天の場合は10月28日・29日・30日に延期。決行の有無や当日のスケジュールはSNSにて情報発信)。
「応募者の活動や専門性を生かした『植物と暮らし』の形が集まってきている」と話すKASAは、「出展以外にも、運営やボランティアなど心地よい距離で関わってもらいたいので、興味のある人は連絡してほしい」と語る。
【出展者公募・運営・ボランティアに関するお問い合わせ先】
小石川植物祭 事務局 KASA 室岡有紀子宛
メールアドレス:info@kovalevasato.com
【小石川植物祭公式SNS】
インスタグラム: https://www.instagram.com/koishikawabotanicalfestival
フェイスブック: https://www.facebook.com/KoishikawaBotanicalFestival
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