貧困解決に向けたデジタル村民募集!村民になってネパールにShare Villageを作るクラファンを開始!
クラウドファンディングサイト「Good morning」にて、9月30日(金)公開。目標金額は100万円。
プロジェクトサイトはこちらから
https://camp-fire.jp/projects/view/610504
■「"知らない"を"分断"につなげないために」NPO法人「Colorbath」の理念
NPO法人Colorbathは、「想いをカタチに、未来をつむぐ」を理念として掲げ、日本・ネパール・マラウイの3カ国をフィールドに、日本と海外の生徒をオンラインでつなぐ教育事業、現地の社会課題や雇用創出に直接アプローチするソーシャルビジネス事業を展開してきました。国際協力分野において、現地のニーズに根ざした活動を行うことはもちろん、持続的なビジネス化・事業化にも注力しています。
これらに共通しているのは、私たちはただ「知らない」ということが原因で、特定の人々・課題に対して固定観念を抱き、それがともに地球上に生きる人々の間に分断をもたらしているという課題意識。複数の国に拠点をおき、「ゼロからイチを生み出すこと」「生み出したイチから得た学びを、イベントやソーシャルメディアを通じて届けること」の両方に専門性を持つ私たちだからこそできることがあると信じ、日々活動に邁進しています。
■ネパール農村部に家族と過ごす時間を届ける「持続可能なコーヒープロジェクト」
そんな私たちが2015年からネパールで取り組んでいるのが、「持続可能なコーヒープロジェクト」です。
ネパールの農村部では、多くの家庭が自給自足の生活を送っています。そのため現金収入を得るために、中東諸国をはじめとした外国へ出稼ぎに行かざるを得ないケースが少なくありません。約35万人が海外で生活を送り、GDPの4分の1近くを海外からの送金が占めている状況です。
「生まれた場所で家族と一緒に暮らし、収入を得て、子どもたちを学校に行かせたい」というネパールの人々の想いを後押しするために、ネパール農村部での雇用創出プログラムはスタートしました。
■ネパールならではの"強み"を最大限活かすことができる、コーヒーの特色
コーヒーは、「コーヒーベルト」と呼ばれる赤道付近の温暖な地域でのみ、栽培が可能です。ネパールはその条件下にあることに加え、標高の高さ・朝夕の寒暖差など、コーヒー栽培に適した環境を全て満たしています。また、野菜や果物よりも輸送中の品質低下が起こりにくいことも、私たちがコーヒーを農家さんの副収入源として選んだ理由でした。
「山岳部で移動が不便」という一見"弱み"ともとらえられる特徴を、その土地ならではの産業をつくるための"強み"に転換して課題解決に取り組んでいます。
■ゼロから立ち上げたコーヒー生産支援のあゆみ
プロジェクト開始当初は、コーヒーを栽培するのが初めての農家も多かったため、コーヒー苗の配布や技術指導セミナーなどから重点的に取り組みました。
2019年には、農家196人に6万本、2020年には農家196人に2万本の苗を配布。
2020年には、「草の根・人間の安全保障無償協力」の助成を受けて、コーヒーの最終加工工場が完成しました。
その後、農家から買い取ったコーヒーの販路を確保するため、コーヒーの輸出を担う現地法人の設立も行いました。
2021年1月には、210kgのコーヒーを初めて日本へ輸出。同年12月にはColorbathオリジナルの商品をオンラインにて販売開始し、4年の月日をかけて育まれたコーヒーを、みなさんのもとにお届けできるようになりました。
■それでも変わらない、「支援」というイメージ
ネパールの農家の人々と共に作り上げてきた「持続可能なコーヒープロジェクト」は、一つの集大成を迎えました。しかし、私たちにはまだまだできることがあると考えています。
それは、いわゆる「支援型」の途上国との関わりモデルを変えていくこと。
「Colorbathのコーヒープロジェクト、応援しています」「ネパール農家さんの支援につながると嬉しいです」といった声に励まされる一方で、「ネパール農家さんと日本のみなさんとの間で、”支援する側”と”支援される側”という分断を生んでいるのではないか」という疑問や葛藤も生まれはじめています。
数ヶ月にわたって議論を重ねた結果、「ネパールの問題を外側から支援してもらう」のではなく、「内側に入って、多くの人と共に生きていく」ことをコンセプトとした「Share Village」構想を立ち上げ、クラウドファンディングをスタートすることとしました。
「支援金」や「寄付」などのイメージが強いクラウドファンディングですが、私たちはむしろ、この機会を多くの人とつながり、固定的な見方を覆すために活用したいと考えています。
■「Share Village」でできること
【品質向上のためのデータ化】生産過程をデータ化・共有し、より美味しいコーヒーを安定的に
コーヒー栽培には、「こうすれば美味しく育つ」といった世界の産地共通の栽培方法は存在しません。そのため、データに基づいた知見の蓄積や、専門家による指導・アドバイスが必要です。
1. 【知見の蓄積】その地域の温度や湿度、標高などの特性、豆の状態を丁寧にデータ化
2. 【指導・アドバイス】データ化された情報をコーヒー専門家が遠隔で確認できるシステムの構築
3. 【さらなる活用】他地域・他国の農家さんにもわかりやすくデータを開示できるシステムの整備
これらを通して、コーヒー栽培の知識や経験が少ない農家さんも、品質の高いコーヒーづくりに向けてじっくりと取り組んでいく環境を整えます。このデータ共有の仕組みは他国、他地域の農家さんにも共有し、より良い社会の実現に向けて、競争ではなく共創していくためのShare Villageを作ります。
【社会課題解決を楽しむ】日本から気軽に、遠く離れたネパールでの活動に楽しく参加できる
これまでの活動を通して、社会課題解決はいつしか「難しく、尊いもの」になってしまい、私たち一人ひとりが自分ごととして考え取り組むハードルが上がってしまっているように感じています。
「誰かを応援する」という支援者の立場ではなく、「村民に自分がなる」という当事者としての行動を。Share Villageは、村民同士でつながり、自分たちの村をどう良くしていくかを議論し、アイデアをカタチにしていくコミュニティです。
村民が集まることによって、
・ネパールの農家さんは、「仲間が増えた、家族が増えた」と感じ、大いに勇気づけられます
・コーヒー苗の成長や収穫を、農家さんと一緒に喜ぶことができます
・日本やネパールの村民同士のつながりができ、様々なアイデアが生まれやすくなります
・「誰かが頑張った」のではなく、「自分たちが村を良くした」という実感が持ちやすくなります
・村民みんなで育てたコーヒーの味が格段に美味しく感じるようになります
人がつながることによる新たな価値は、まだまだたくさんあります。これから出逢う多くの村民のみなさんと一緒に、一つずつカタチにしていきたいと思います。
■資金の使い道
・農家さんへのコーヒー苗の配布費: 約30万円
・農家さんへの品質トレーニング費: 約10万円
・コーヒー収穫・精製加工場の設置費: 約60万円
※クラウドファンディング手数料は、Colorbathの自己資金から支出します。村民のみなさんからの支援金は、全てネパールの農家さんのため、及びShare Villageのために使用いたします。
なお、目標金額を超えたお金に関しては、以下の用途に使用させていただきます。
・商品制作費用(焙煎、デザイン、パッケージ)
・トゥロポカラ村までの交通費(ジープ)
・トゥロポカラ村訪問者用のゲストルーム、トイレ建設費
・今後のさらなる村民募集に向けた費用
■実施スケジュール
以下のスケジュールで、活動を進めていく予定です。なお、コーヒー豆の生産状況や農家さんとの協議によって、前後する場合があります。
・2022年
<12月>
村民証の発行・リターンの発送
第1回寄合(村民の交流会)の実施
・2023年
<2月>
農園バーチャルツアーの実施
<3月>
第1回お豆会(商品企画会議)の実施
<4月>
村民限定収穫祭(新しく収穫した豆のお祝い)
■リターン特典について
ご支援いただいた方はみなさんShare Villageの「村民」になります。村民の方には、さまざまなオンラインイベントやコミュニティに参加できる「村民証」をお送りします。
プランは、AからCの3つのプランと、法人向けDプランがあります。金額に応じて、コーヒーやお茶、オンラインストアでご使用いただけるクーポン券をリターンとしてお届けいたします。
なお、支援額の高い低いによって村民の中で偉い、偉くない等が決まるわけではありませんので、みなさまのお財布とご相談くださいませ。
<リターンの詳細について>
【オリジナル村民証について】
本プロジェクトにご協力いただいた方全員に、オリジナルデザインの「村民証」をお送りします。
村民対象のさまざまなオンラインイベント・コミュニティにご参加いただけます。新たなコーヒー豆の収穫を村民同士で喜びを共に分かち合いましょう。また、村民の方は、ネパール・トゥロポカラ村にお越しの際の宿泊費・食費が無料になります。
【村民対象:オンラインイベントについて】
・寄合
ネパールの村民と日本の村民が集まり、現状・課題などの知識の共有、より良い村づくりに向けた作戦会議を行います。
・農園バーチャルツアー
現地のコーヒー農園とオンラインでつなぎ、コーヒー栽培の様子や村の暮らし、人々との交流を楽しみます。
・農家さんとのオンライン交流
現地の農家さんや子どもたちとフリーテーマでの交流を行い、お互いの国について理解を深めます。
・お豆会
コーヒーの商品企画会議、販路拡大に向けたアイデア策定づくりに関わることができます。
・コーヒーにまつわる勉強会
コーヒー豆に関する知識やおいしい淹れ方・楽しみ方を共に学びます。
この他にも、国境や立場を超えて想いやアイデアをシェアできる機会を多数ご用意してお待ちしています。
【Dプラン:法人村民について】
法人としてColorbathのコーヒープロジェクトを応援したいという方に向けて、「法人村民プラン」をご用意しています。
オンラインイベントへの参加やコーヒー・お茶のプレゼントのほか、ネパール・トゥロポカラ村にコーヒー苗の植樹も行います。
また、Colorbathとのコラボイベント、キャンペーン、商品企画の実施などについても、ご相談いただくことができます。
植樹の方法:
①法人村民さまに代わり、Colorbathがネパールでコーヒー苗の植樹を実施
②法人さまのお名前を記載した看板を現地に設置
③現地農家さんからの御礼のビデオレターのお届け
④3年間かけて初めての収穫までの栽培を行い、毎年レポートをお届け
⑤収穫されたコーヒー豆1kgをお届け(万が一該当する木が枯れてしまった場合も、別の木からコーヒー豆をお届けします)
※個人の方でも、Dプランのご支援は可能です。
【ネパールコーヒー・お茶について】
ネパールで栽培されたコーヒー・お茶をお届けします。原材料及び添加物等の食品表示は、お届け商品のラベルに表記されます。また、「村民Cプラン」「法人村民Dプラン」をお選びの方には、オンラインストア「Himalayan Luxury Beans」で利用できる特別割引クーポンをお届けします。対象となる商品は、以下の5点です。
・【まとめ買い】ネパールコーヒードリップバッグ 12個入 ¥2,700
・ネパールコーヒードリップバッグ 4個入 ¥1,080
・【ギフト】ネパールコーヒードリップバッグ 10個入 ¥2,980
・ネパールコーヒー 150g(豆・粉) ¥2,400
・【まとめ買い】ネパールコーヒー 150g(豆・粉)3個セット ¥6,480
■プロジェクトサイトはこちらから
期間は9月28日〜11月7日。
こちらのページにて、随時最新情報をお届けしていきます。
https://camp-fire.jp/projects/view/610504
■代表・吉川雄介よりメッセージ
真に持続的で優しい社会を実現するには、分断ではなく、人と人の温かいつながりが大切だと、私たちは考えています。地理的には遠く離れている日本とネパールでも、村民としての時間を共にし、よりよい村づくりのために想いやアイデアを共有していく。それが、今回の「Share Village」という名前に込めたメッセージです。
「応援をよろしくお願いします」という言葉は、あえて使いません。「私たちと気持ちを一つに同じ目標に向かって進んでください」と呼びかけるのではなく、みなさん一人ひとりの中にある想いの種を芽吹かせる場所として、私たちのプロジェクトを選んでもらえたとしたら、とても嬉しく思います。村民としてのあなたの一歩を、私たちは全力で応援し、共に走り続けます。
■「持続可能なコーヒープロジェクト」について
持続可能なコーヒープロジェクトは、ネパールの山岳地帯において、高品質なコーヒーの生産を行うことで、農家さんの経済力向上を目指すプロジェクトです。
コーヒーの栽培は、森林と共存できる手法をとるアグロフォレストリーの考え方に基づき、人と地球の両方にとって持続可能な農業を実現します。
現地NGOや現地コーヒー会社、日本のコーヒー会社などと幅広く連携し、生産だけでなく販売のサポートもすることで、長い目で農家さんの経済力を向上させられるような活動をしています。
詳しくはこちらから
http://color-bath.jp/projects/coffee/
NPO法人Colorbath 団体概要
住所:山口県周南市川崎3丁目21番15号
設立:2016年4月
事業内容:「想いをカタチに、未来をつむぐ」をミッションに掲げ、ネパールやマラウイなどの途上国での雇用創出に関わるソーシャルビジネス事業を展開。また、日本と海外の学校をつなぐ国際交流に関わる事業も行っている。
HP:http://color-bath.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/colorbath
Twitter:https://twitter.com/colorbath
Instagram:https://instagram.com/colorbath_?igshid=YmMyMTA2M2Y=
代表理事:吉川雄介
1985年生。早稲田大学国際教養学部、米国Portland State Universityにて文化人類学専攻。新卒でベネッセに入社。学校教育コンサルティングに関わり、教員向け研修や生徒・保護者向け講演に従事。新しい働き方・学び方創りに関わり、社外の活動としてスポーツ、キャリア教育、地方創生、途上国支援など複数のNPO、NGOの立ち上げに関わる。世界経済フォーラム(ダボス会議)Global Shapers Communityメンバー。関西学院大学非常勤講師。
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