性暴力に向き合ってきた34名の執筆者が紡ぐ、『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』が発売中
『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』
合同出版では2021年10月30日に『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』(合同出版)を全国の書店・Amazon・楽天ブックスなどで販売しました。
「性暴力」を、自分とは関係のない、どこか遠くで起こる出来事のように感じる人は多いかもしれません。
しかし、実際には社会のいたる所に存在しています。
性暴力を受けた人たちは、様々な要因から口を閉ざしてしまうことが多く、実際に被害が明るみになるのはほんのわずかです。
本書では、性暴力が今よりももっと語られづらかった時代から、声をあげ、問題に取り組んできた人たちの記憶と記録が綴られています。この本を通して、性暴力とは何か、性暴力に遭うということはどういうことなのかを知り、被害者が口を閉さざるを得ない社会を変えていくために何が必要なのかを考え、行動するきっかけが生まれれば嬉しく思います。
- 執筆者
伊藤詩織 映像ジャーナリスト
上間陽子 琉球大学教授
小川たまか ライター
北原みのり 作家・フェミニスト
田房永子 漫画家
寺町東子 弁護士
仁藤夢乃 一般社団法人Colabo代表
信田さよ子 原宿カウンセリングセンター顧問
山本潤 一般社団法人Spring代表理事
ほか 総勢34名が執筆
・始まったフラワーデモ
北原みのりさん執筆
・「教育」という場で起きる性暴力
亀井明子さん執筆
・被害者心理から考える刑法の問題点
齋藤梓さん執筆
・性教育と「性と生殖に関する健康と権利」
福田和子さん執筆
- もくじ
第1章 世界で、日本で#Metooが始まった
⒈アメリカにおける#Metoo ー渡邊葉(弁護士、翻訳家)
⒉2017年の#Metoo―伊藤詩織(映像ジャーナリスト)
⒊springは何を求めているか―山本潤(一般社団法人Spring代表理事)
⒋始まったフラワーデモ」―北原みのり(作家、フェミニスト)
⒌メディア界の#Metooー松元ちえ(ジャーナリスト、メディアで働く女性ネットワークWiMN世話人)
⒍#Metooと#KuTooー石川優(俳優、アクティビスト)
コラム① 国別性犯罪刑法の比較ー伊藤和子(ヒューマンライツナウ)
第2章 性暴力の犠牲になる未成年者
⒎性被害に遭う未成年たち―上間陽子(琉球大学教授)
⒏少女たちが性犯罪の被害に巻き込まれていく―仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)
⒐「痴漢」を許容する社会ー田房永子(漫画家)
⒑「教育」という場で起きる性暴力ーー亀井明子(NPO法人スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク)
11.性虐待の回復における身近な人の癒しの力―森田ゆり(エンパワメントセンター主宰、文筆家)
12.性的同意とはなにか―栗原加代美(NPO法人女性・人権支援センター・ステップ理事長)
コラム② 語られ出した「就活セクハラ」ー竹下郁子(Business Insider Japan記者)
第3章 性暴力をめぐる課題
13.被害者がバッシングされる歪んだ社会―牧野雅子(龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員)
14.痴漢という性暴力ー杉本志津佳(性暴力を許さない女の会)
15.AVという性暴力―金尻カズナ(NPO法人ポルノ被害と性暴力を考える会 PAPS)
16.マスコミが性暴力を報道するということ―小川たまか(ライター)
17.被害者心理から考える刑法の問題点―齋藤梓(臨床心理士、公認心理士)
18.性犯罪裁判の問題点はどのようなものかー寺町東子(弁護士)
コラム③ 性犯罪刑法の基礎知識①
第4章 過去から学ぶ わたしたちはどれだけ前進しているか
19.戦時性性暴力 日本軍「慰安婦」ー梁澄子(一般社団法人「希望のたね」基金代表理事)
20.災害時の性暴力ー正井禮子(NPO法人女性と子ども支援センターウィンメンズネット・こうべ)
21.セクハラと性被害の連続性ー牟田和恵(大阪大学大学院教授)
22.ワンストップセンターの必要性①ー高見陽子(ウィメンズセンター大阪)
ワンストップセンターの必要性②ー楠本裕紀(性暴力支援センター・大阪 SACHICO)
23.基地と性暴力「あなたは悪くない!」ー高里鈴代(強姦救援センター・沖縄 REICO)
24.#Metoo以前の当事者による告発ー河原理子(ジャーナリスト)
コラム④ 性犯罪刑法の基礎知識②
第5章 性暴力のない社会をつくるために
25.私たちは声を上げるー山本和奈(一般社団法人Voice Up Japan代表)
26.キャンパスレイプをなくすためにーBeLive Soka(創価大学)
27.性教育と「性と生殖に関する健康と権利」ー福田和子(#なんでないのプロジェクト代表)
28.性的マイノリティーの性被害ーオガワフミ(福祉職員)
29.少年・男性の性暴力被害の抱える困難ー宮﨑浩一(臨床心理士/公認心理士)
30.性暴力加害者処遇プログラムの現在ー信田さよ子(原宿カウンセリングセンター顧問)
コラム⑤ 痴漢防止アプリを開発したわけ キュカ
- 書誌情報
https://www.godo-shuppan.co.jp/book/b587037.html
合同出版編集部 編
惣田 紗希 【イラスト】
森 葉子(森デザイン室) 【装丁】
□定価=本体1500円+税
□A5変、144ページ
□ISBN978-4-7726-1471-9
□2021年10月30日より発売
Amazon販売ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4772614710/
楽天ブックス販売ページ
https://books.rakuten.co.jp/rb/16790036/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像