日本化薬、今後のドローン社会実装に不可欠な安全部品である産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」を販売開始
日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:涌元厚宏)は、産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」の販売を開始したことを発表いたします。日本化薬では「PARASAFE®︎」を通して、ドローン機体本体、搭載物、人命を守り、社会におけるドローンの活躍の場をさらに広げます。また、2022年度中に実現予定のドローンのレベル4(有人地帯での目視外飛行)に向け、安全面から業界に貢献していきます。
- PARASAFE®︎とは
産業用ドローン向け緊急パラシュートシステム「PARASAFE®︎」とは、ドローンの落下を検知し、火工品を遠隔的に作動させることにより瞬時にパラシュートを展開し、安全にドローンを降下させる装置です。
日本化薬では、エアバッグ用インフレータやシートベルト用ガス発生装置等の自動車用安全部品の開発・製造・販売をグローバルで展開しており、そこで培った火工品技術を応用して「PARASAFE®︎」を開発しました。※日本国内での意匠登録済、特許出願中。
PARASAFE®︎公式サイト https://parasafe.jp/
【ロゴ】
【製品仕様】
型式 | PS CA12-01 |
適用重量 | 最大飛行総重量25kg |
外形寸法 | Φ130×H154mm |
本体重量 | 930g (パラシュートデバイス) / 120g (トリガーデバイス) |
パラシュート面積 | 11㎡ |
降下速度(理論値) | 6m/s (総重量25kgでの使用時) |
展開高度 | 30m〜150m |
※現在15kg、50kg、150kgドローンに適用する製品を開発中です。
- 想定利用シーン
・空撮ドローン:万が一の際に、被写体やドローン本体を保護
・物流ドローン:万が一の際に、ドローンに搭載された荷主様の荷物を保護
・点検ドローン:万が一の際に、点検対象物近辺の道路や施設への落下衝撃を軽減することで二次災害を軽減
・測量ドローン:万が一の際に、ドローンに搭載された高額なレーザー機器等を保護
- 製品特徴
異常時に素早く作動し、独自の火薬技術が詰まった機構によって効率的にパラシュートを展開します。
【誤作動の防止機構】
予期せぬ起動がされないように安全ピンで通電回路を遮断しており、誤作動の危険性はありません。
【大きな効果】
パラシュート不使用時は使用時と比べて、6倍以上の速度が発生することを実証実験にて確認しています。
※機体重量9kg、投下高度35mでの確認
- 日本化薬株式会社について
日本化薬は1916年に、日本初の産業用火薬メーカー「日本火薬製造株式会社」として誕生し、帝国染料製造株式会社、山川製薬株式会社を吸収合併し、1945年に現在の社名である「日本化薬株式会社」となりました。
その後100年を超えて、「火薬」「染料」「医薬」「樹脂」の保有技術を駆使し、これらを融合・変化させながら、時代のニースに応える新製品を生み出しています。これからも、生命と健康を守り、豊かな暮らしを支える最良の製品・技術・サービスを提供し続けます。
【会社概要】
会社名:日本化薬株式会社
代表者:代表取締役社長 涌元 厚宏
設立年月日:1916年6月5日
資本金:149億3,200万円
本社所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号 明治安田生命ビル(19階、20階)
従業員数:2401名(単体)、5664名(連結) (2021年3月末)
主要製品:エポキシ樹脂、紫外線硬化型樹脂、液晶パネル・半導体製造工程用洗浄剤・薬剤、インクジェットプリンタ用色素・インク、染料、触媒、偏光フィルム、X線分析装置用部材、医薬品、医薬原薬・中間体、診断薬、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ、農薬
- お客様お問い合わせ先
日本化薬株式会社 セイフティシステムズ事業本部 エアロ事業推進室
PARASAFE®︎ 技術営業チーム 玉城
TEL:079-264-4971 若しくはこちらのフォームよりご連絡ください。 https://parasafe.jp/info/
【上記以外の日本化薬に関するお問い合わせ】
会社名:日本化薬株式会社 広報IR部
TEL:03-6731-5237
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- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- 電子部品・半導体・電気機器化学
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