女性特有の“隠れ貧血”を見逃さない!当院女性スタッフ70人への貧血検査で約5人に1人が“隠れ貧血”状態との結果
当院(Wクリニック:https://wclinic-osaka.jp/)にて女性スタッフ70人へ行った貧血検査で、約5人に1人が、ヘモグロビン値は正常だがフェリチンが不足している、いわゆる「隠れ貧血」であることがわかりました。
■調査結果まとめ
ヘモグロビン12以上の正常値である65人中14人(21.5%)がフェリチン不足=隠れ貧血
貧血とはヘモグロビン値が12以下の状態を示します。70人の女性のうち、ヘモグロビン値が12以下である貧血状態の方は70人中5人でしたが、ヘモグロビン値が正常であった65人中14人がフェリチン不足の状態であることがわかりました。これがいわゆる「隠れ貧血」の状態となります。
「隠れ貧血」は生理などの鉄不足により、自覚症状がなくても起こりうる潜在性貧血の状態です。
当院では、ご自身のヘモグロビン値やフェリチン値といった血液の状態を知っていただく採血検査を行っております。これにより生活の改善など貧血予防を推奨しています。
※フェリチン(貯蔵鉄)とは
鉄結合性タンパク質の一種で、生物の細胞内において、鉄と結合することにより鉄を保存し、必要なときに鉄を放出する。鉄不足と鉄過剰を抑える役割を持つ。※フェリチン20ng/ml以下の人は鉄剤を補給されることをお勧めします。
■調査概要
場所:Wクリニック梅田/Wクリニック心斎橋
期間:2021年11月26日~12月3日
方法:院内での採血検査
対象:当院勤務の女性70名(20代~40代)
■婦人科医長 宮崎綾子(産婦人科専門医)からのコメント
貧血の有無・程度は血中「ヘモグロビン値」によって判断します。
ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ、いわば「運び屋さん」です。
鉄分は摂取すると消化管で吸収され、約60%がヘモグロビンの材料となり、残りの約40%が「フェリチン(貯蔵鉄)」として肝臓や脾臓に蓄えられます。
何らかの理由でヘモグロビンを作る鉄が不足すると、まず貯蔵鉄から使われ、それでも足りないときは血中の鉄が使われます。体内の鉄が不足すると、ヘモグロビンをうまく作ることができなくなり、「鉄欠乏性貧血」という状態になると、倦怠感、疲れやすい、集中力の低下などを来します。
また鉄は、ヘモグロビンだけではなく、精神を安定させる脳内神経伝達物質「セロトニン」の材料にもなります。鉄不足によりセロトニン分泌が低下すると、慢性的疲労・ストレス、イライラ、向上心の低下、仕事の意欲低下、協調性の低下、不眠などを引き起こし、不安、うつ、パニック障害につながることもあります。
女性は毎月の生理で少しずつ鉄不足が進行しても、体が慣れそれほど症状を自覚しないことも多く、潜在性貧血、いわゆる「隠れ貧血」の方が多くいらっしゃいます。
当院女性スタッフ70人の採血結果からも、65人中14人(21.5%)と約5人に1人がヘモグロビン値は正常なのにフェリチンが不足している「隠れ貧血」であることが分かりました。
最近では、セロトニンの分泌は女性ホルモンとも連動していると言われており、鉄不足によるセロトニン分泌低下が、産後うつ、PMS/PMDD、更年期障害にも関与することから、自分の状態を知っておくことは女性にとってはとても大切なことなのです。
<宮崎綾子 経歴>
2005年3月 近畿大学医学部卒業
2007年3月 近畿大学医学部附属病院臨床研修終了
2007年4月 近畿大学医学部産科婦人科学教室入局
2012年8月 医療法人ゆうあい会しんやしき産婦人科勤務
2014年7月 医療法人徳洲会 吹田徳洲会病院産婦人科勤務
2018年3月 医療法人涼葵会Wクリニック 婦人科非常勤勤務
2021年12月 医療法人涼葵会W Femina Clinic 婦人科医長 就任
所属学会
日本産婦人科学会 産婦人科専門医
日本産婦人科内視鏡学会 内視鏡技術認定医
日本女性医学会認定女性ヘルスケア専門医
日本性感染症学会
<W Femina Clinic概要>
■正式名称:W Femina Clinic(ダブルフェミナクリニック)
■診療科目:婦人科
■所在地:〒530-0001 大阪府大阪市北区梅田2-1-21 LEI'S UMEDA2階
■電話番号:06-4708-3666
■診療時間:10時~19時
■参考URL
・HP:https://wclinic-osaka.jp/femina/
・Instagram:https://www.instagram.com/w_femina_clinic/
<涼葵会理事⻑/W Femina Clinic総院長 ⾜⽴真由美 経歴>
2001年 和歌⼭県⽴医科⼤学卒業 同年、⼤阪医科⼤学形成外科教室⼊局
2003年〜 医療法⼈東和会第⼀東和会病院形成外科に6年間勤務。
同院、美容⽪膚科・美容外科の設⽴に携わり、管理責任医師を担当。
2010年 美容⽪膚科・美容外科MAクリニック院⻑に就任
2014年 ⼤阪⼼斎橋に「W CLINIC」を⽴ち上げる。
2017年 医療法⼈涼葵会を設⽴し、理事⻑に就任。
開院7年⽬にして新規患者数35,000人を超えるクリニックであり、
関⻄⼀円を始め、全国各地、海外からもご来院されるグローバルな美容クリニックに成⻑させる。
開院当初から、今までの美容クリニックにはなかった美容内科を設け、インナービューティー、ホリスティック医療をスタート。
「外⾒だけでなく内⾯から美しく」の考えが、数多くの⼥性から男性まで⽀持を得ている。
2020年 福岡・博多駅前に3院目となる、W CLINIC FUKUOKAを開院。
<涼葵会概要>
■正式名称:医療法⼈涼葵会
■代表者名:理事⻑ ⾜⽴真由美
■設⽴:2017年7⽉14⽇
■所在地:〒542-0081 ⼤阪府⼤阪市中央区南船場4-5-8
ラスターオン⼼斎橋9階
■電話番号:06-6244-3030
■役員:
理事⻑ ⾜⽴真由美
理事 ⾜⽴久雄
理事 下⽥優作
理事 ⽷原久美⼦
監事 坂⽥康⽂
■沿⾰:
2014年7⽉1⽇ Wクリニック開設
2016年8⽉8⽇ Wクリニックアネックス開設
2017年7⽉14⽇ 医療法⼈涼葵会設⽴
■事業所:
W CLINIC 心斎橋本院
⼤阪市中央区南船場4-5-8ラスターオン⼼斎橋9階
https://wclinic-osaka.jp/shinsaibashi/
W CLINIC 梅田院
大阪市北区梅田2-1-21 LEI'S UMEDA4階
https://wclinic-osaka.jp/
W CLINIC 福岡院
福岡県福岡市博多駅前3-26-5 Mビル1号館8階
https://wclinic-osaka.jp/fukuoka/
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