カウンセリングや茶話会を通じて10年に渡り不妊治療の当事者支援を行うモリーブが、自分とパートナーとの対話のきっかけをつくるカード「くぷるカード」を2025年4月30日(水)より新発売
2024年11月実施のクラウドファンディングによる先行販売では177名が支援、目標金額の113%を達成

不妊に悩む方々をサポートし、妊活関連の社会課題解決に取り組む一般社団法人 ライフキャリア妊活サポート・モリーブ(所在地:東京都港区、代表理事:永森咲希、以下モリーブ)は、自分とパートナーとの対話のきっかけをつくるカード「くぷるカード」を2025年4月30日(水)より、公式サイトにて新発売します。
2024年11月に実施したクラウドファンディングサービス「campfire」による先行販売では、177名から支援をいただき、目標金額の113%を達成しました。くぷるカードは、モリーブの10年にわたる不妊治療の当事者支援で聞こえてきた声を受け、「パートナー間での対話の重要性」を認識したからこそ生まれた商品です。言葉にならない感情を感覚的に表現する手助けをし、身近で大切な人同士でお互いの考えや想いについて伝え合うきっかけを提供します。
◇「くぷるカード」商品概要

・販売開始日:2025年4月30日(水)
・金額:3,960円(送料・税込)
・内容:
<カード枚数:63枚>
時のカード:3枚
話題のカード:10枚
感情のカード:12枚 x 2セット = 24枚
言葉のカード:13枚 x 2セット =26枚
<同梱物>
くぷるカード + 使い方説明書
・購入方法:公式サイトより購入
◼︎くぷるカード開発の背景
モリーブ代表の永森は、2014年に不妊治療の経験を記した書籍「三色のキャラメル - 不妊と向き合ったからこそわかったこと - (文芸社)」の執筆・出版を機に、一般社団法人 ライフキャリア妊活サポート・モリーブを設立(設立当初の名称:一般社団法人MoLive[モリーヴ])しました。ライフキャリアのオンライン相談室「ハナセルフ」や、不妊治療当事者同士のわかちあいの会「茶話会」などをはじめとしたサービスで、10年に渡り不妊に悩む方々をサポートし、妊活関連の社会課題解決に取り組んでいます。
2015年1月〜2024年10月に実施した、モリーブのカウンセリングや茶話会参加者676名の記録によると、相談内容の6割程度には、パートナー同士の対話について何らかの不満やストレスを抱えているという訴えが含まれていました。

また明治安田生命保険相互会社「『いい夫婦の日』に関するアンケート調査」によると、「夫婦仲が円満」と回答した人の会話時間は、平日でも2時間以上(145分)ある一方、「夫婦仲が円満でない」と回答した人は41分との結果もあります。両者には100分以上の大きな差があり、夫婦円満の秘訣は会話する時間をしっかり取ることだと推測できます。
このような背景から、身近で大切な人同士でお互いの考えや想いについて伝え合い、認め合うきっかけづくりをサポートしたいと考え、「くぷるカード」が誕生しました。
◼︎くぷるカードとは
くぷるカードは、自分とパートナーとの対話のきっかけをつくるカードです。「時のカード」「話題のカード」「感情のカード」「言葉のカード」の4種類で構成されています。感情のカードにはオリジナルキャラクター「ユマン」の様々なシチュエーションのイラストが描かれており、言葉にならない感情を感覚的に表現する手助けをします。
・くぷるカードの目的
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パートナーの想いや考えを知る
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自分の想いや考えをパートナーに知ってもらう
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自分のことを整理する
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2人のコミュニケーションを深める
・くぷるカードの使い方

始める前に、感情のカードと言葉のカードをそれぞれがトランプのように手元に持ち、時のカードと話題のカードはふたりの間におきます。
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いつの話をしたいか「時のカード」を選ぶ
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どんな話をしたいか「話題のカード」を選ぶ
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決まった話題についてどんな気持ちでいるか、2人がそれぞれ「感情のカード」を選ぶ
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選んだカードをもとに1人ずつ対話し、話し終えたら交代する
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言葉に詰まったり、聞きたいけれど自分ではうまく聞けない時には「言葉のカード」を使ってみる
・カードを使う際のふたりのルール
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一方的に進めない
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パートナーを尊重し、思いやりを持ちながら進める
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何を言っても否定しない・怒らない
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パートナーを追い詰めない
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終了したらハグか握手をしながら“ありがとう”を言う
◼︎くぷるカード5つの特徴
(1)理論に基づく「感情のカード」

くぷるカードでは、言葉にしにくい複雑な心模様をパートナーに伝えやすく、また理解しやすいカードにするため、アメリカの心理学者であるロバート・プルチック氏が提唱した「8つの感情の輪」理論を参考に「感情のカード」を制作しました。ネガティブ7種類、ポジティブ5種類の感情のカードで、日頃抱いている想いに近いものを感覚的に表現することができます。
(2)家族心理学の専門家による監修

くぷるカードは、明治学院大学心理学部心理学科教授の野末武義(のずえ たけよし)先生に監修いただきました。家族心理学、カップル・セラピー、家族療法、アサーション・トレーニングの専門家で、30年以上にわたってさまざまな問題に悩む夫婦(カップル)を対象としたカップル・セラピーを実践されています。
著書「夫婦・カップルのためのアサーション〜自分もパートナーも大切にする自己表現〜」金子書房
(3)開発は、心理支援に関わるメンバーで

くぷるカードは、心理支援に携わるメンバーが開発しました。公認心理師・臨床心理士・生殖心理カウンセラー・家族相談士・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント・両立支援コーディネーター・イラストレーターなど、計7名が携わっています。
(4)中立的なキャラクター「ユマン」

自分とパートナーの想いを代弁するキャラクターとして、イラストレーターの山口サチエさんに「ユマン」を描いていただきました。ユマンはフランス語で「人間」「人間の」「人間的な」「人間味のある」という意味。自分やパートナーの想いを代弁してくれるもの、託せるデザインにしたいとの想いから、オリジナルキャラクターの制作に至りました。
ユマンは人ではありませんが、人の仲間のような、中立的な存在です。ユマンをふたりの間に置くことで、直接想いを伝えると強くなりすぎてしまうかもしれない感情をソフトに優しく吸収しつつ、相手へ愛を持って伝えるサポートをしてくれます。
(5)あらゆる「パートナー」に応用できるカード
人間関係において、安心感や信頼を育てたいのは夫婦やカップルに限りません。くぷるカードは、友達同士や上司と部下、親子、また自分自身との対話など、あらゆるパートナーシップの構築において活用できます。

◼️「くぷるカード」 クラウドファンディング 概要

https://camp-fire.jp/projects/806557/view
<プロジェクト期間>
2024年11月22日(金)11:22〜2024年12月22日(日)23:59
<実績>
支援者数 177人
・男女比率:女性約70%、男性約30%
・年代:20代〜60代
支援総額 1700,000円
目標達成率 113%
<支援者からいただいた応援コメント>
・コミュニケーションの架け橋として素敵なツール。 相手の気持ちを慮ることや自分の気持ちを伝える事って難しいですが、このカードがお手伝いしてくれると嬉しいです
・「くぷるカード」のコンセプトに共感。 自分は話せるタイプでも夫は得意ではなく、つい「ちゃんと話してほしい」と夫を責めがちなので、ぜひ使ってみたい です。応援しています!!
・対話するにはきちんと説明しないとという思いがあるからか、ちょっと重荷。でもこのカードの存在を知り、「今の感情をそのまま優しいカードを通じて伝えてもいいんだ」と思えるようになりました。早く使ってみたいです
・悩んでいる患者さんに紹介したい。応援しています
・開発ストーリーが素晴らしい。このカードによって、一人でも多くの夫婦、親子等が、「どうしたいのか」といった本当の気持ちを伝え合えることを願っています
一般社団法人 ライフキャリア妊活サポート・モリーブ 代表理事 永森よりコメント

法人設立前からを含めると17年間当事者のカウンセリングを続けてきた中で、「パートナーとの気持ちのすれ違い」といった問題に直面する多くの方々を見てきました。人生の節目には大事な決断が必要な時があり、ふたりの問題であればなおさら意思の疎通が必要ですが、それができずに悩みを深める方が少なくありません。
デジタル化が加速し、顔を見なくても簡単にコミュニケーションが取れる時代だからこそ、その場のふたりの空気感を共有しながら、互いの感情や想いを知るための対話の時間も大事に考えられたらと思い、2年かけて試行錯誤を繰り返して生まれたのが、この「くぷるカード」です。
感情の言語化は、時によっては簡単ではありませんが、この「くぷるカード」を通して、直感的または感覚的に表現するお手伝いをさせていただければと思います。
「くぷるカード」は、ふたりの心をつなぐ“言葉の橋”になる存在です。
「今ここにいるふたり」がちゃんと支え合えていると感じられる、そんな時間が生まれることを願って、わたしたちはこのカードを届けて参ります。
ご参考:一般社団法人 ライフキャリア妊活サポート・モリーブの概要
・設立趣旨
モリーブは、不妊で悩む方々や、子どもを授かる願いが叶わなかった方々を支えるため、2014年9月に発足。当事者への妊活・ライフキャリアのオンライン相談室「ハナセルフ」、当事者同士がその経験や思いを共有する「わかち合いの会(茶話会)」の実施、講演会やイベント開催などを通じ、当事者支援を行ってきました。
こうした活動を通して、①キャリアと妊活の両立の問題 ②妊娠適齢期への知識・教育の不足 ③不妊治療のやめ時を決める難しさ、といった3つの大きな課題があることがわかり、2022年より「企業・教育・医療」の三分野と連携した取り組みを始めています。
・モリーブの活動

●不妊に悩む当事者への支援
妊活・ライフキャリアのオンライン相談室『ハナセルフ』の運営、同じ悩みを持つ当事者同士がわかち合う「茶話会」の開催、妊活・不妊治療のお役立ち情報の提供、医療施設の選択に悩む方のための「不妊治療の医療機関の取材記事・医療従事者からのエールメッセージ・海外の不妊治療経験者のコラム配信など
●企業との連携
仕事と不妊治療の両立をテーマにした企業への研修、社員のためのカウンセリングの提供など
●教育機関との連携
将来子どもを産む世代に向けた妊娠・出産に関する特別授業「子どもを持つ・持たない・持てないを考える」の提供
●医療機関との連携
当事者のニーズを満たす“医療機関情報”の提供、当事者と医療従事者の相互理解を図るためのセミナー等の提供、不妊治療を終了し子どもをあきらめざるを得ない人をフォローするためのカウンセリングやワークショップの提供など
・法人概要
名称:一般社団法人 ライフキャリア妊活サポート・モリーブ
所在地:東京都港区南青山2丁目2-15 ウィン青山942
代表:永森咲希(代表理事)
2020年 理事会設置:理事10名、監事1名、顧問1名
設立:2014年9月
Webサイト:https://molivefor.com/
Instagram:https://www.instagram.com/molive_works/
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