アルファ線国際学会、TAT12において進むアスタチン供給体制について、代表取締役の中野が発表
TAT12とは
標的アルファ線治療(TAT)を代表する国際学会で、隔年開催にて今年で12回目となります。コロナ禍を経ての対面による会合は4年ぶりで、今年はCape town (South Africa)にて開催されました。
原子力医委員会での発表について
アルファフュージョン社代表取締役の中野(兼 大阪大学核物理研究センター センター長)により、TAT12にて討議された日米欧アスタチン供給ネットワーク構築に向けた進展が共有されました。
当該会議では、アスタチン創薬の実現に向け、日米欧の協力体制(World Astatine Community; WAC)の組成が発表されました。WACには、日米欧の研究機関に加え、民間企業として、当社の株主でもある住友重機械工業様(https://www.shi.co.jp/info/2023/6kgpsq000000mluy.html)と、創薬を世界で担う企業として当社の存在も世界に公開されました。
国際的な産学連携に加え、各国公的機関も産業化に強いコミットメントを示しています。米国DoE(エネルギー省)、欧州(COST-NOARネットワーク)、IAEA(世界原子力機関)と日本が協力して構築していきます。日本への期待値も高く、本邦における短寿命RIプラットフォームを通じたアスタチン供給網、ならびに加速器の強みを活かした大阪大学・福島県立医科大学でのアスタチン供給についても言及され、日本で先行しているアスタチン供給の実績をもとに、グローバルでも貢献していくことが示されました。
当社は、このような国際的にも高まる期待を受けて、アスタチン創薬の世界的な中核企業として、医薬品の有用性やエビデンスの早期創出を図って参ります。
また同時に、日本におけるアスタチン創薬実用化に向けた十分量のアスタチン供給を目指し、Japan Astatine Community(JAC)の設立が報告され、その準備会の世話人に住友重機械工業・滝和也氏の就任が発表されました。
本邦においては、阪大で建設中の新型加速拠点(経産省・Jイノベプラットフォーム事業)に加え、産業レベルのアスタチン供給ネットワークが構築された際の事例として、理科大を中心とした東の研究開発拠点構想についても紹介されております。
詳しくは内閣府原子力委員会の以下リンクを参照ください:
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2023/siryo14/index.htm
アルファフュージョン社は、アスタチン創薬の根幹ともなる供給ネットワーク構築に向け、全世界のステークホルダーと連携し、確固たるアスタチン供給体制の構築にコミットしていくことを表明致します。
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