人生100年時代の新しい意思決定プロセス「人生OS-100」を発表
「LIFEデザインカード」で経験したことがない未来を体験し、「人生OS-100」で未来から逆算して人生を設計するオンライン実践講座「LIFEデザインワーク」をリリース

一般社団法人日本Happy Ending協会(代表理事:齋藤真衡)は、人生100年時代に対応した新しい意思決定プロセス「人生OS-100」を発表しました。
その考え方を体験的に学ぶオンライン講座「LIFEデザインワーク」と、100年の人生を俯瞰する「LIFEデザインカード」を同時にリリースしました。
人生100年時代の意思決定の課題
定年後(老後)は、加齢によって心身は徐々に衰え、収入も減少します。
問題の所在は、
1. 多くの人が、早くから老後への不安や備えの必要性を感じながらも、十分な生活設計や準備が進まないまま人生の重要な選択を迎えていることが、各種調査からうかがえます。
2. 超高齢社会では、孤立、生活困窮、介護、相続、空き家など、さまざまな社会課題が顕在化しています。当協会は、その背景には、人生100年時代における人生の重要な選択を、体系的に考える共通の意思決定プロセスが存在しなかったという課題があるのではないかと考えています。
人生で最も重要なのに、生活設計は十分に行われていない
老後の生活設計を追っている公益財団法人 生命保険文化センターのデータです。

このデータのポイントは以下の3点です。
・ 42.9% 人生において、最も重要なライフイベントは「老後生活の充実」
・ 41.0% 「老後生活の充実」等のために、生活設計を立てている人の割合
・ 26.1% 生活設計を立てていない理由「将来の見通しを立てることが難しいから」
要約すると、多くの人が定年後(老後)の充実を人生で最も重要なライフイベントであると考えているにもかかわらず、将来を具体的に見通すことができないために、生活設計をしないままに、定年後(老後)を迎えていることになります。
生活の設計もなく定年後(老後)を迎えてしまえば、健康、お金、家族(孤独)、生き甲斐等に様々な問題が生じるであろうことは想像に難くありません。
わかっていながら、定年後(老後)に備えることができない理由
賢明な人間が、老後の生活を重視しながら、その設計を行わないのはなぜなのか。
その原因を突き止めて、解決することができれば、多くの人が老後を自分らしく、生き甲斐をもって前向きに暮らすことができるようになります。
当協会は、その理由を人生OSがアップデートされていないことにあると考えます。
人生OSとは、人生の意思決定を支える基本的な仕組み(Operating System)のことです。現在生じている様々な問題は、戦後急激に伸びた日本人の寿命に対して、延びた寿命にマッチした人生OSにアップデートされておらず、無意識の下に、いまだに人生OS-50を使っている人が多いためです。
人生50年時代に適合していた人生OS-50は、長い老後について考える必要がなかったために、人生100年時代における定年後(老後)を考える能力に欠けています。人生OS-50では、人生100年時代の重要な選択に十分対応できなくなっています。

1947年(昭和22年)の日本人の平均寿命は、男性50.06歳、女性53.96歳でした。平均値ではありますが、「人生50年」時代と呼べる時代があったのです。
その後、平均寿命は大きく延び、2020年には男性81.56歳、女性87.71歳となりました。
さらに、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、死亡中位仮定の場合、2070年の平均寿命は男性85.89歳、女性91.94歳まで延びると見込まれています。
人生100年時代に対応した「人生OS-100」

私たちは、人生100年時代に必要なのは、新しい知識を増やすことだけではなく、人生の重要な選択を「ちゃんと考える」ための判断の土台であると考えました。人生OS-100とは、人生100年を俯瞰し、人生を左右する重要なテーマ(ファクターX)を漏れなく捉えた上で、未経験の人生の重要な選択をちゃんと考え、合理的に判断し、行動へつなげる意思決定プロセスです。
そもそも、定年後(老後)についてあらかじめ考え、備えることは容易ではありません。
なぜならば、
・ 目先の生活と仕事で手一杯で、先のことまで考える時間的、精神的余裕がないから。
・ 定年後(老後)に出会うテーマは未経験であるために、よくわからないことが多く、全く知らないことも少なくないから。
そこで、人生OS-100は、大きく二つの要素で構成されています。
1.何について考えるか(ファクターX)
定年後(老後)には、人生を大きく左右する重要なテーマが数多くあります。しかし、賢明な人でも知らないことを考えることはできません。さらに重要なのは、それらのテーマの名前を知ることではありません。「そのことを考えずにいると、将来どのような状況になるのか」を具体的に想像することです。人生OS-100では、このような人生を左右する重要なテーマを漏れなく捉えるための視点をファクターXとして位置付けています。
2.どう考えるか(合理的意思決定プロセス)
人生100年時代には、介護、認知症、終末期医療、相続など、多くの人にとって一生に一度あるかないかの未経験の人生の重要な選択が数多くあります。経験したことがないテーマに対して直感のみに頼った判断は危険です。
そこで人生OS-100では、認知心理学の知見を基に、未経験の人生の重要な選択を合理的に判断するための一連の8つの意思決定プロセスを体系化しました。さらに、そのバックボーンとなる考え方は、未来の後悔から逆算して判断する「予期的後悔リテラシー」です。
「人生OS-100」を体験的に学ぶオンライン講座 「LIFEデザインワーク」
人生OS-100は、知識として理解するだけでは活用することができません。
実際に人生の重要な選択について自ら考え、判断し、行動へ結び付けるトレーニングをすることで、初めて実践できるようになります。そこで私たちは、人生OS-100を体験的に学ぶオンライン実践プログラム「LIFEデザインワーク」を開発しました。
LIFEデザインワークは、講義を視聴して知識を学ぶ講座ではありません。受講者自身が49枚のLIFEデザインカードとケース動画を使って未来を具体的に想像し、一つひとつの人生の重要な選択について自ら考え、判断し、行動へつなげるワーク中心の実践プログラムです。答えを知ることが目的ではなく、自分自身が納得できる答えを導き出す力を身に付けることを目的としています。「教える講座」ではなく、「考える力を育てる実践プログラム」です。
そのため、人生OS-100を構成するプロセスを、次の4つのステップで体験できるよう設計しました。
人生OS-100を体験する4つのステップ
1.人生100年を俯瞰する
49枚のLIFEデザインカードを使い、人生100年時代に考えておくべき重要なテーマ(ファクターX)を漏れなく確認します。

2.未来を具体的に想像する
ケース動画とワークを通して、将来起こり得る状況を、すでに起こったかのごとく疑似体験し、自分自身の人生として考えます。
【LIFEデザインカード No.D-1 「介護者の有無」のケースの動画】
LIFEデザインカード49枚にそれぞれに印刷されたQRコードからケースの動画を視聴することができます。
3.合理的に判断する
人生OS-100の8つの意思決定プロセスに沿って、直感だけではなく、認知心理学の知見を使い、多面的に検討しながら、自分自身が納得できる選択肢を導きます。
4.行動へつなげる
判断した内容を「Next Step」で具体的な行動へ落とし込み、人生OS-100を日常生活で実践できるよう支援します。
LIFEデザインワークは、人生OS-100を「知る」ための講座ではありません。人生OS-100を使って、自分自身の人生を考え、判断し、行動する力を身に付けるための実践プログラムです。受講者が自ら答えを導き出せるようになることを目指しています。
LIFEデザインワークの活用シーン
LIFEデザインワークは、人生100年時代に必要となる「人生OS-100」を体験的に学ぶ実践プログラムです。個人の人生設計だけでなく、社員教育、顧客支援、地域福祉など、さまざまな場面で活用することができます。
・ 個人
人生100年時代の生活設計を考えたい個人向けプログラムとして活用できます。
例えば、
* 定年前後のライフプランニング
* セカンドライフ・生きがいづくり
* おひとりさまの将来設計
* 親の介護・認知症への備え
* 相続・終活の準備
* 家族で人生について話し合うきっかけづくり
など、人生の重要な選択について、自分自身で納得できる判断を行うためのプログラムとして利用できます。
・ 保険代理店・金融機関
保険や金融商品を提案する前に、人生100年時代に必要な視点や判断プロセスを共有することで、お客様自身が納得して意思決定するための支援ツールとして活用できます。
・顧客のライフプランを踏まえた相談やアフターフォロー
・アプローチの糸口
・総合的な顧客サービス
・ 企業・労働組合
定年前後のキャリア、生活設計、健康、生きがいなどについて考える機会を提供し、人生100年時代に対応した社員教育を支援します。
・社員のライフデザイン研修
・福利厚生プログラム
・離職防止策、サポート
・ 地方公共団体・シニア関連事業者
自治体が実施する市民向け講座や、生涯学習、終活講座、介護予防事業などで活用できます。
また、シニアを顧客とする企業では、社員教育や顧客向けセミナー・イベントの共通プログラムとして利用できます。
認定Happy Endingプランナー制度
LIFEデザインワークは、個人が学ぶだけでなく、地域や職場、顧客支援の現場へ広げていくことも目的としています。そのため、LIFEデザインワーク修了者を対象に、「認定Happy Endingプランナー」制度を設けています。
認定Happy Endingプランナーは、人生OS-100の考え方を正しく理解し、LIFEデザインワークを活用して、セミナーやワークショップ、個別相談などを行う認定資格者です。
保険代理店、行政書士、社会保険労務士、ファイナンシャル・プランナー、介護・福祉関係者など、シニア世代を支援する専門職の共通プログラムとして活用することを想定しています。
今後の展望 人生100年時代に、人生のOSをアップデートし続ける
定年後(老後)は人生の収穫期です。
しかし、長生きしさえすれば、収穫があるというわけではありません。
・ 収穫をするためには、種をまく必要がある。 → 何を収穫したいか決めているか?
・ 種をまいてもすぐに実るわけではない。 → いつ種をまく予定なのか?
・ 定年後(老後)には必要な収穫がある。 → まいていない種はないか?
これらの収穫には時間が必要ですから、早く気づいた方がよい収穫ができます。
経験したことがない未来を具体的に想定して、自分と家族の人生をデザインする人生OS-100を超高齢社会に生きる私たちにとって新しい常識にしたいと考えています。
今後も人生OS-100の普及を通じて、一人でも多くの人が人生100年時代を前向きに設計できる社会の実現を目指すとともに、人生OSのバージョンを環境に合わせてアップデートしていきます。
人生100年時代において、人生のOSをアップデートする時代が始まっています。
詳細・お問い合わせ
* LIFEデザインワーク
→ https://school.happyending.or.jp/p/life_design_work
* オフィシャルWebサイト
* blog
→ https://blog.happy-ending.net
* 認定Happy Endingプランナー
→ https://planner.happyending.or.jp
LIFEデザインワーク修了者を対象とした認定制度です。
【お問い合わせ先】
一般社団法人 日本Happy Ending協会
窓口担当者 齋藤真衡
mail : info@happyending.or.jp
電話:03-6869-1446
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