空調機のダイキン工業、脆弱性管理ツールSnykを導入~システム開発におけるセキュリティ共通基盤の課題を解決~
デベロッパーファーストのセキュリティプラットフォームを提供するSnyk株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:ピーター・マッケイ)は、空調機メーカー、ダイキン工業株式会社(本社:大阪府大阪市、取締役社長兼CEO:十河政則、以下、ダイキン工業)のテクノロジー・イノベーションセンターが「Snyk」を試験導入したことを本日発表しました。
ダイキン工業は、世界シェアNo.1の空調機メーカーとしてグローバルに製品を提供しています。しかし、デジタル化といった社会的な傾向、そしてビジネスのDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進などを背景に、これまでの製品(モノ)を提供する企業からコトを提供する企業への移行・転換を図っていくという方針を打ち出しています。こういった流れの中で、アジャイル開発におけるセキュリティ共通基盤の構築の一環として、Snykの試験導入を決定しました。
- 導入背景
その中で、巨大化するシステムに対するソースコード確認の範囲が広がってきており、その対応への必要性を感じていました。
DX推進の面からはスピード感だけが強調されがちですが、ダイキン工業として企業責任を果たす上でしっかりとした質の高いセキュリティ基準を標準基盤として構築する点を重要視しています。
ダイキン工業がSnykの試用に至ったポイントは下記の2点です。
● 開発プロセスの統合による「シフトレフト」の実現
● クラウドネイティブ時代の開発に不可欠なインフラからアプリ層まで一元管理可能
- 開発プロセスへの統合による「シフトレフト」の実現
既存のワークフローにSnykが簡単に連携できるため、開発者が現在のワークフローを変更することなく、開発プロセス全体に亘って脆弱性や設定ミスをチェックできるため、「シフトレフト」を実現できる点が魅力でした。
ダイキン工業 テクノロジー・イノベーションセンター チームリーダーの前川博志氏は下記のように述べています。
「『シフトレフト』はかなり重要なキーワードです。いかに開発プロセスの手前の段階で不具合や脆弱性を検知できるか、に拘っていきたいと思っています。」
- クラウドネイティブ時代の開発に不可欠なインフラからアプリ層まで一元管理
ダイキン工業 テクノロジー・イノベーションセンター エンジニアの柳浩太郎氏は下記のように述べています。
「開発後に後付けで脆弱性や設定ミスに対してスキャンするツールが世の中に多い中、弊社で活用しているIaC技術まで包括したセキュリティを1つのツールで全部できるというのは面白いアプローチです。その点からSnykに期待しています。」
- 今後の展開
弊社のカスタマーサクセスについて、ダイキン工業の前川博志氏は下記のように述べています。
「Snykのカスタマーサクセスチームは、定量的に検証計画を出していくことをしっかりとリードして行きます。成功の基準を数値的に可視化し、顧客と伴走していくという姿勢に、良い意味で驚きました。こういったサポートは、Snykが我々の開発プロセスに適合し、効果を発揮することで検証の大きな助けとなっています。」
今回のダイキン工業の採用について、Snyk アジア太平洋地域統括 バイスプレジデント ショーン・マクラガンは下記のように述べています。
「日本を代表する製造業であるダイキン工業様において、この度、Snykが採用されたことを大変嬉しく思います。Snykは、今後もアップデートを重ね、日本の製造業に必要とされる言語や機能の拡充に邁進する所存です。」
- Snykについて
Snykは現在、Asurion、Google、Intuit、MongoDB、New Relic、Revolut、Salesforceなどの業界リーダーを含む、世界中の1,500社以上の顧客に利用されています。
Snykは、Forbes Cloud 100 2021、2021 CNBC Disruptor 50、2021 Gartner Magic Quadrant for ASTでVisionaryに選ばれています。
ウェブサイト: https://snyk.io/jp
資料請求:https://go.snyk.io/jp-shiryoseikyu.html
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