2023年後半、日本市場に注力するオーストリアの観光団体を発表
海外旅⾏需要が⾼まるなか、オーストリアも⽇本の皆様を迎える準備が整っています。オーストリア政府観光局は、特に日本市場に熱いラブコールを送る6件の観光団体を発表しました。各団体の最新情報もお伝えします。
①グラーツ市観光局
②ザルツブルク市観光局
③ウィーン美術史博物館
④レオポルド美術館
⑤モーツァルトハウス・ヴィエナ
⑥グロースグロックナー・アルプス⼭岳道路
① グルメと世界遺産の都市「グラーツ市」
オーストリア第2の都市であり、ユネスコ世界⽂化遺産に指定されているグラーツ。⾚い⽡屋根の旧市街は、中世のたたずまいを⾊濃く残しています。⻑針と短針が逆の不思議な「時計塔」、三万点以上の中世の武器が収められた「武器博物館」、"フレンドリーな宇宙⼈"の愛称を持つ現代美術館「クンストハウス・グラーツ」は、必ず訪問したい観光名所です。⼤阪城研究に⼀役買ったエッゲンベルク城の『豊⾂期⼤坂城下屏⾵絵』も⾒逃せません。
肥沃な⼟壌を誇るシュタイアマルク州の州都であるグラーツは、美⾷の街としても有名です。市内各地のレストランや、毎朝開かれるファーマーズマーケットなどで、旬の味覚に出会えます。
グラーツの最新情報:パンデミック以降長期中止となっていたグルメイベント「グラーツのロングテーブル」を2024年に再開することが決定。2024年の開催日は8月24日で、参加チケットは今年11月に発売開始予定。
② アルプスに音楽がこだまする「ザルツブルク市」
ザルツブルクは、モーツァルトの故郷、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台として知られる古都で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。街のシンボルは、メンヒスベルク山から旧市街を睥睨する城塞「ホーエンザルツブルク城」。高台からはアルプスの山並みが目前に広がります。
1756年にモーツァルトが生まれた家には、幼少期のバイオリンや書簡などが展示され、大聖堂には神童が使った洗礼盤が残っています。
ミラベル庭園を訪れれば、映画のドレミの歌の風景がそのままに残っていることに驚くでしょう。他にもゲトライデ通り、レジテンツ広場、レオポルヅクロン宮殿など、市内各所で撮影が行われました。
ザルツブルクの最新情報:ルペルティウム近代美術館が開館40周年。これを記念する特別展が2023年11月12日まで開催されている。また今年創立110周年を迎えたザルツブルク・マリオネット劇場では、2023年6月に新作『動物の謝肉祭』が発表された。
③ ハプスブルク家の宝物庫「ウィーン美術史博物館」
歴代のハプスブルク皇帝が世界中から蒐集したコレクションを収蔵するウィーン美術史博物館。古代エジプト・ギリシャから18 世紀後半までの約5千年にわたる美術品は、ハプスブルク家の庇護と目利きを物語っています。絵画では、ルーベンス、レンブラント、ラファエロ、フェルメール、ベラスケス、ティツィアーノ、デューラーの名作、そしてブリューゲルの世界最大のコレクションが並びます
黄金の塩入れ『サリエラ』をはじめとした皇帝の財宝・珍品コレクション、若きグスタフ・クリムトが共同制作した一連の壁画が並ぶ大階段の間、そして「世界一美しいカフェ」と称される館内カフェも見どころです。
ウィーン美術史博物館の最新情報:傘下の「帝国馬車博物館」にて、『シシィのミステリードレス』を2023年11月5日まで開催中。長年謎に包まれていた、シシィこと皇妃エリザベートの婚礼衣装にまつわる最新の研究結果と、謎を解く鍵とされる肖像画、肖像画を基に復元した婚礼衣装を展示している。肖像画の展示は会期中のみだが、婚礼衣装はその後も常設展示される予定。
④ エゴン・シーレと世紀末美術「レオポルド美術館」
レオポルド美術館は、19世紀末~20世紀初頭のモダニズム初期のコレクションを常設展示しています。目玉はエゴン・シーレの世界最大コレクション。『ほおずきの実のある自画像』『モルダウ河畔のクルマウ』『母と子』『悲しみの女』といった、若き天才の内面をさらけ出す傑作が並びます。シーレが師と仰いだ巨匠グスタフ・クリムトの絵画も充実しており、『死と生』や『アッター湖畔』などがあります。またウィーン工房によるプロダクトは、デザイン好きにはたまらないでしょう。
2020年には屋上にMQリベッレという展望スペースがオープンしました。王宮をはじめとしたウィーン旧市街が一望にでき、入場は無料です。
レオポルド美術館の最新情報:2023年10月6日~2024年2月25日まで、特別展『マックス・オッペンハイマー:表現主義の先駆者』を開催予定。20世紀初頭に活躍した表現主義の画家オッペンハイマーの重要な作品と、同時代の画家たちに及ぼした影響を考察する。
⑤ 神童の豪華アパート「モーツァルトハウス・ヴィエナ」
モーツァルトハウス・ヴィエナは、キャリアの絶頂期を迎えたモーツァルトが暮らしていたアパートです。副楽長を務めていたシュテファン大聖堂から徒歩数分の立地は、昔も今もウィーンの超一等地。オペラ『フィガロの結婚』が生まれた場所としても知られています。
館内では日本語音声ガイドを聴きながら、3階「モーツァルトのウィーン」→2階「モーツァルトの音楽」→1階「モーツァルトのアパート」の順に観覧します。モーツァルトの遺品はほぼ現存していませんが、代わりに同時代の家具を配置し、その生活を追体験できるようにしています。偉人のイメージとは異なる、ゲームとお酒と宴会が好きな人間臭いヴォルフガングの姿が窺えます。
モーツァルトハウス・ヴィエナの最新情報:完成時期は未定だが、博物館の主要な展示コーナーである『フィガロの結婚』コーナーを大幅にリニューアル予定。
⑥ オーストリア最高峰に続く「グロースグロックナー・アルプス山岳道路」
オーストリア最高峰のグロースグロックナー山(3,798m)の麓を辿ってパステルツェ氷河に至る、全長48 ㎞の観光用自動車道路です。標高2,369mの展望台フランツ・ヨーゼフス・ヘーエからは、3千メートル級のアルプス山脈の景色が広がります。一帯はホーエ・タウエルン国立公園に指定されており、マーモットやカモシカ、ワシといった野生動物が生息しています。
グロースグロックナー・アルプス山岳道路は、積雪の状況にもよりますが、毎年5月初め~11月初めごろまで開通しています。車やバイクで利用するのが一般的ですが、夏期は観光ツアーバスのグロックナーバスも運行します(2023年は9月29日までの毎週水・金)。
グロースグロックナー・アルプス山岳道路の最新情報:サステナビリティ先進国の観光名所にふさわしく、全ルートを網羅する15地点にEV用の充電ステーションの設置が完了。グロースグロックナー・アルプス山岳道路ではこれを「グロースグロックナー・Eプレジャードライブ」と名付け、環境親和性と地域性を考慮して選出した飲食・宿泊施設とともに、新たな魅力ポイントとして広報している。
■各観光団体の詳細情報:
https://www.austria.info/jp/recommendation-2023
なお日本人のオーストリアへの渡航は、2023年1月~4月の到着数が約14,500(前年同期間比449.9%増)、宿泊数は約36,900(同277.8%増)で、コロナ禍からの回復傾向を見せています。2023年7月現在、オーストリア航空が成田・ウィーン間を直行便(所要約14時間、10月17日まで週5便、10月28日まで週3便)で結んでいます。
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