高齢化率50%以上の長崎県小値賀町 水産DXで新規就業者の増加を目指す
小値賀町(長崎県)の持続可能な漁業の未来に対して、漁業者が「トリトンの矛」を用いて操業日誌をデータ化し、新規就業者や資源管理、今後の漁場選定の為に水産DXを推進します。
令和6年1月10日、宇久小値賀漁業協同組合所属の25名の漁業者が弊社の漁業者支援サービス「トリトンの矛」を用いたデジタル力向上の人材育成の講座を受講し、水産DXを推進する取組みを全国へ先駆けて実施しました。
※既に導入済を含めると合計33名
当日は、小値賀町町長 西村久之氏と宇久小値賀漁業協同組合組合長 伊藤氏との対談の場を設けていただき、弊社代表取締役 水上陽介より水産DXを推進する取組みについてご説明させていただきました。
小値賀町の現状
小値賀町は、人口2,196名(※1)の小さな島で高齢化率も52.6%と全国的にも高くなっています。
その小値賀町で漁業に就労しているのは145名(※2)総人口比率で言うと、6.6%をしめています。
出典:
(上)※1:長崎県県民生活環境部統計課調べ「長崎県年齢別推計人口調査結果(令和4年10月1日現在)」
(下)※2:2018年漁業センサス(農林水産庁 統計情報)
今後は2,196名の人口が2050年には963名(減少率56.1%)となると推測されています。
出典:
国立社会保障・人口問題研究所調べ「将来の男女5歳階級別推計人口(2020年は国勢調査による実績値)」
小値賀町を残して行く為にも第一次産業が更に重要となってくる為、今回小値賀町の漁業者33名(22.8%)が水産DXを進め、「小値賀の水産文化」を後生に残そうとデジタルデータを活用した取組みに立ち上がりました。
トリトンの矛
弊社の漁業者支援サービス「トリトンの矛」は、長年蓄積されたベテラン漁業者の経験や技術、勘をデータ化し効率的かつ、生産性の高い漁業を実現する事ができるサービスです。
船にIoT機器を設置する事により航跡の自動取得が可能となり、漁獲物・漁具漁法等の操業情報登録サポート、海況の可視化、衛星データと過去の操業データからAI予測による漁獲向上にも期待できます。
実際に、トリトンの矛を導入いただいている小値賀町の漁業者様の操業データ推移表です。昨年度より今年度のデータ量が3倍以上増加すると予測しています。
オーシャンソリューションテクノロジー株式会社は、水産業を次世代に残すため、小値賀町と協力し水産資源の持続的利用と水産業の成長産業化の両立化に努めてまいります。
<オーシャンソリューションテクノロジー株式会社について>
水産県である長崎県佐世保市にて、水産業のための漁業者支援サービス「トリトンの矛」を開発しております。
国内水産業の深刻な高齢化、次世代の後継者不足、水産資源の大幅な減少という社会課題と向き合い、持続可能な水産業と収益性向上の両立を目指し、水産業の変革と発展を支援するサービスを提供してまいります。
会社名:オーシャンソリューションテクノロジー株式会社
代表取締役:水上陽介
本社所在地:長崎県佐世保市有福町203番地1
福岡オフィス:福岡県福岡市博多区上川端町12-28安田第一ビル8階
事業内容:ソフトウエアの企画・開発・運営及び関連するサービス
取得認証:ISO/IEC27001:2013(情報セキュリティマネジメントシステム)
ISO/IEC9001:2015(品質マネジメントシステム)
ホームページはこちら>>
https://www.ocean5.co.jp/
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