減速機の状態監視システム「CycloSMART」を発売

住友重機械工業株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：下村真司）は、減速機の診断からデータの保存まで現場で完結する、状態監視システム※「CycloSMART」を2022年9月１日より発売します。

「CycloSMART」は減速機の振動データを計測し、検知ユニットでデータの保存・処理および精密診断を実施する状態監視システムです。現場で完結する簡単なシステム構成により、容易な運用を可能にします。計測データと診断結果はパソコンに接続して保存することもできるため、お客様にてデータを管理し高度な振動解析が可能になります。特に、大型で分解整備が容易にできない減速機を組み込んだ設備や、突発停止損失が甚大な設備の保全に適しています。

システム構成

※状態監視システム…振動等のパラメータを計測することで、稼働中の設備の状態について診断・評価を行うシステムです。異常を早期に検知して適切な設備保全につなげることで、突発的な故障・停止を防ぐことが可能です。

■状態監視システム「CycloSMART」の特長
１．高性能かつシンプルな診断システム
検知ユニットで周波数分析を行うことで、歯車や軸受など機械要素の振動成分について傾向監視ができます。また、歯車や軸受の諸元に合わせ、必要な設定を当社がサポートすることにより、状態監視をスムーズに開始することができます。

２．さまざまな使用条件に対応
回転数や負荷に変動のある、複雑な使用条件下でも状態監視が可能です。

３．現場で簡単に高精度な診断が可能
検知ユニットで傾向値を確認することができるため、常設パソコンの設置が不要になり、現場で簡単に高精度な診断を行うことができます。（検知ユニットに保存した傾向値および詳細な振動データは、パソコンに接続して確認することもできます。）
 

CycloSMART製品外観

CycloSMART製品取付例

４．見やすい診断結果モニター
検知ユニットをパソコンに接続することで、リアルタイムで振動波形の確認ができます。検知ユニットに保存したトレンドデータのダウンロードも可能です。振動データの変動や診断結果、周波数分析波形をお客様のパソコンで視覚的に把握することが可能です。

 

 

診断結果表示

周波数分析波形表示

■製品情報ページ：
https://cyclo.shi.co.jp/product/feature/system/cyclo_smart.html?selection=category

■「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2022」出展のお知らせ
「CycloSMART」は9月発売に先駆けて、7月20日（水）～7月22日（金）に東京ビッグサイトで開催される展示会「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2022」にて実物を展示予定です。
ご来場の際は以下のリンクから事前登録をお願いいたします。
https://www.jma-onlineservice.com/7all/jp_mente/registration.php?exhibitor=EX000336