矢崎総業、国内最大級3.8MWのソーラーカーポートを導入 グループ内PPAを拡大し、2050年のカーボンニュートラル実現に向け取り組みを本格化
矢崎総業株式会社(本社:東京都港区、社長:矢﨑 陸)は、静岡県牧之原市のものづくりセンターに、国内最大級となる3.8MWのソーラーカーポートを設置し、子会社のテクノ矢崎株式会社(本社:東京都品川区、社長:芦野 真人、以下「テクノ矢崎」)を発電事業者としてグループ内PPAを開始しました。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けた脱炭素要請や電力需給のひっ迫といった社会的課題が高まる中、当社はグループ内資源を生かした再エネ活用に積極的に取り組んでいます。
今回テクノ矢崎が新たにデザインしたソーラーカーポートは、太陽光パネル分離型になっているため、交換も容易に行える仕様となっており、長期にわたって発電電力を活用していくことが可能です。
矢崎グループの研究開発などを行うものづくりセンターでは、この発電電力によって、事業所全体の使用電力量の約21%を賄う見込みです。また、今後は強度の低い屋根でも設置可能な薄膜型太陽光パネルも活用し、0.3MWの太陽光パネルの増設を行い、ものづくりセンター全体で年間1,980トンのCO₂排出量削減を見込んでいます。
このほか、矢崎グループ内では各拠点で再エネ導入が進んでおり、2024年3月には、テクノ矢崎が矢崎エナジーシステム株式会社浜松工場に太陽光発電設備を導入。さらに、2025年5月には0.6MWの太陽光パネル増設を完了し、余剰電力を同天竜工場への託送も開始する予定です。これらの取り組みを含め、年内にはグループ内で約10MWの太陽光発電設備によるPPAを行う予定です。
今後も薄膜パネルを活用した耐荷重が低い屋根への太陽光パネル設置、事業所内の空き地を活用した野立て設置、さらには遊休地を活用したオフサイトPPAなど発電量の拡大を進め、矢崎グループが掲げる2050年カーボンニュートラル実現に向けて、CO2削減を一層進めていく計画です。
※PPA:電気を使う家庭・企業・自治体などに事業者が太陽光設備(屋根のパネルなど)を無償で提供し、使った電気代を事業者に払うモデル。設備の管理・運用は事業者が行うため、初期投資や維持費は不要。敷地内に設備を設置するオンサイトPPAと敷地外に設置する(送電費用を上乗せ)オフサイトPPAがある。

<テクノ矢崎株式会社>
本社:東京都品川区南品川2-2-10 南品川Nビル
社長:芦野 真人
事業:冷暖房機器、空調機器、太陽熱利用機器、廃熱利用機器、コージェネレーション機器、等の販売、保守サービス
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