清昌堂やました THE ROOM 秋の展覧会のご案内 : Dialogue 6 「Irmo Ehoor」
清昌堂やました THE ROOM(京都・上京区)は6回目のダイアローグにインドネシア人アーティスト、シャイフル・アウリア・ガリバルディ(Syaiful Aulia Garibaldi)を招聘します。
ガリバルディは6週間のレジデンス期間中、京都を取り巻く自然環境やコミュニティとのコラボレーションを通して、新作を制作してきました。「Irmo Ehoor」では、ガリバルディが京都から取り寄せた様々な職人技が光る紙と、日本のインクをベースにした新しい顔料を使用しています。これらの素材を用いた作品は、モノクロームであり、グレースケールですが、彩度が高く、自然の色の微妙な変化がアクセントになっています。これは、おそらく京都の都市計画における色彩の適用に関する繊細な規制に対し、無意識的に影響されている結果と言えます。さらに、生きたシイタケで覆われたトーテムのような木製の丸太からなるサイト・スペシフィックなインスタレーションや、ガリバルディの審美眼に基づいた実践や、微生物学や自然科学の狭間を表現する新しい映像作品も展示されています。清昌堂やました THE ROOMという親密な空間で発表される「Irmo Ehoor」は、多世代が暮らす家庭環境としての歴史を内包し、日本と東南アジアの美意識を互いに融合させ、対話させています。
Irmo Ehoor
2023年10月26日(木)- 2023年11月26日(日)
会場 : 清昌堂やました THE ROOM
住所:〒602-0006 京都市上京区小川通寺之内上る2丁目禅昌院町636番地
展示作家 : シャイフル・アウリア・ガリバルディ (Syaiful Aulia Garibaldi)
営業日: 会期中の金曜、土曜、日曜の12-17時にて営業いたします。
上記に加え、10月26日は16-19時まで営業、10月30日は12-17時まで営業いたします。
10月26日、16時から19時の間来日中のシャイフル・アウリア・ガリバルディを囲んで、オープニングカクテルを開催します。サントリー株式会社様の協賛のもと、ジャパニーズクラフトジンのROKUをご提供します。また、同日開催されますArt Collaboration Kyoto (ACK) の「西陣・紫野アートナイト」に参加いたします。
プロフィール
シャイフル・アウリア・ガリバルディ
1985年 インドネシア・ジャカルタ 生まれ。インドネシア、バンドンを拠点に活動。
シャイフル・アウリア・ガリバルディは、インスタレーション、ペインティング、ドローイング、版画、映像作品など幅広く制作し、科学と構築された美的宇宙との関係を見つめる活動を展開しています。ガリバルディは、生態系のネットワーク化された相互関連性や、死、腐敗、生命の象徴としての微生物に興味を持っています。
ガリバルディは数多くの個展を開催しており、直近では、ROH(ジャカルタ、インドネシア)の「tumbuh」(2022年)、Silverlens Galleries(マニラ、フィリピン)の「Sudor」(2020年)、Mind Set Art Center(台北、台湾)の「Lemniscate」(2018年)、Silverlens Galleries(マニラ、フィリピン)の「Limaciform」(2017年)、ROH Projects(ジャカルタ、インドネシア)の「Quiescent」(2016年)、や Pearl Lam Galleries(シンガポール)での「Abiogenesis:Terhah Landscape」(2014年)を開催。主なグループ展として、「1」(ROH、ジャカルタ、インドネシア、2022年)、「Chromatic Network」(Galeri Salihara、ジャカルタ、インドネシア、2020年)、「And Life Goes On」(Mind Set Art Center、台北、台湾、2020年)、「Natural Capital (Modal Alam)」(Europalia Indonesia、BOZAR、Centre for Fine Arts、ブリュッセル、ベルギー、2018年)、中国・上海のROH Projectsとの「West Bund Art and Design」(2019年)、「West Bund TALENT」(2017年)、インドネシア・ジョグジャ・ビエンナーレ(2017年)、インドネシア・ジャカルタでの「Art Stage Jakarta」及びのGaleri Nasional Indonesiaでの「Southeast Asia Plus (SEA+) Triennale」(2016年)、シンガポールのArtScience Museumでの「Prudential Eye Zone」(2015年)などがある。ガリバルディはLokus Foundationとともに、イルワン・アーメットとティタ・サリーナが主導する進行中のリサーチ・プロジェクト「Iron Placenta」(2022年)の一員でもあり、2015年にはABC Learning Town(韓国・始興)、2014年にはCentre Intermondes(フランス・ラ・ロシェル)でレジデンスを行いました。2016年にTempo Magazine Award最優秀アーティスト賞、2013年にBandung Contemporary Art Award(BaCAA)を受賞。
ROH
2014年のギャラリー設立以降、一貫したローカル・プログラムを構築すると同時に、より広範でボーダレスな対話を促進することで、インドネシアのアート・エコシステムに貢献することを目指しています。詳細は右記までお問い合わせください。 info@rohprojects.net
清昌堂やました THE ROOM
弘化4年(1847年)に京の都に創業して以来、170年に渡り新古茶道具の商いを続ける清昌堂やましたは別館として清昌堂やました THE ROOMをオープンしました。京都に所縁のある国内外のアーティストや、小学生の美術教育をサポートするプロジェクトスペースとして、始動しています。
清昌堂やました THE ROOM
住所:〒602-0006 京都市上京区小川通寺之内上る2丁目禅昌院町636番地
営業日:金曜 土曜 日曜
営業時間:12:00- 17:00
お問い合わせ先:075-431-1366
メール:kyoto@seishodo.com
Instagram @seishodo_the_room
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