「砂浜がなくなっても困らない」は誤解。砂浜をモニタリングするため、Be-conn Appの機能をアップデート!

元ライフセービング日本代表選手による、気候変動から海の豊かさを守るシビックテックアプリ「Be-conn(ビーコン)」

株式会社ビーコン

サーファー向けのSNSアプリ「Be-conn(ビーコン、以下Be-conn App)」を運営する、株式会社ビーコン(代表取締役:廣田諒、以下ビーコン)は、App Storeにβ版 Be-conn App をリリースしました。
また、Be-conn App は社会的課題である「海岸侵食」に関わる課題を解決するべく、β版の機能に砂浜をモニタリングするための重要な機能を実装しました。

 

 

  • 気候変動による、砂浜が無くなる(海岸侵食)問題
世界では、海岸の砂浜の半数が2100年までに消滅するとの研究論⽂が発表されています。(✴︎1)

我が国でも気候変動の影響で、2050年には2000年時点の砂浜の「1/4〜1/2が消失」すると予測されているにも関わらず、⽔国局所管の砂浜海岸 約3,250kmのうち約70%がモニタリング(侵⾷の兆候を把握)することができていません。(✴︎2)


✴︎1 出典:2020年3⽉3⽇AFP_https://www.afpbb.com/articles/-/3271290
✴︎2 出典:国⼟交通省_砂浜保全に関する中間とりまとめ 参考資料
 
  • 海岸の砂浜が無くなると、どうなるのか?
砂浜が無くなるということは、「観光客の減少」「沿岸災害」が発生するリスクが高くなります。
砂浜はレクリエーション等利⽤や、沿岸沿いの道路や街を守るための防護としての効果があります。

このまま気候変動が進み、砂浜が減っていくと日本全体の砂浜の被害額は約494億円/年と推計されています。(✴︎3)
この被害額は、2026年度のeスポーツ市場とほぼ同等規模の大きさとなります。(✴︎4)

イメージ図イメージ図

これだけの被害額が想定されているが、時事刻々と変化する砂浜をほとんどの海岸でモニタリング(把握)することができていない。

そのためのモニタリングする箇所・頻度を増加させ、砂浜の保全期間を伸ばすための最良で最善の対策(養浜・消波ブロックの設置等)を実施することが、気候変動の加速によって急務となっている。

✴︎3 出典:砂浜侵食に伴うレクリエーション価値の損失と適応制作の効果の推計 2017年_ RCP8.5では約494億円/年(2081年~2100年)と推計
✴︎4 出典:MDB Digital Search 有望市場予測レポートシリーズにて調査
 
  • 砂浜をモニタリングするために、Be-conn Appの機能をアップデート
砂浜の保全期間を伸ばすため、最良で最善の対策を練るには、まずはコストをなるべくかけずに日々の砂浜をモニタリングする必要性があります。

そこで、まずはBe-conn App上で投稿された海の画像(写真・動画)の、時系列(いつの海の状況なのか)の明確化と、投稿された時の海の気象情報(潮汐・波高等)を知る必要性があります。

そのため、β版 Be-conn Appでは2つの機能を実装しました。

1. その場(海岸)で撮影・投稿された画像には赤色の「リアルタイム タグ」を付与
フォトライブラリからの投稿には「リアルタイム」のタグは付与されないため、過去の投稿との区別ができるようにしました。

2. その場(海岸)で撮影・投稿された画像には「気象情報」が自動補完
投稿に「潮汐・波高・風速等」の気象情報が自動で記録されます。

注:位置情報を許可せずに撮影・投稿すると気象情報の自動補完はされません。

 

 
  • 今後のBe-conn Appが取り組むべき使命
今後、海岸をモニタリングする箇所・頻度を増加させるために、スマホ用の定点スタンドを海岸沿いに設置していきたいと考えております。
これにより、海岸の状態を定量的に解析できるデータの収集と、海沿いの地域住民や観光客がBe-conn Appで海岸線を撮影・投稿を促進できる環境を創出できます。

そして、コストパフォーマンス良く海岸をモニタリングする仕組み(シビックテック ✴︎5)を構築していき、砂浜の保全期間を伸ばす対策に活用させていきます

また、未来共創イニシアティブ(✴︎6)のサイト「インパクト起業家ストーリー」コーナーでは、このコストパフォーマンス良く海岸をモニタリングする仕組みについての詳細や、起業の背景等についての内容が掲載されています。

以下、リンクから是非ご覧ください。
---
日本語 ver.:https://icf.mri.co.jp/information/information-10560
英語 ver.:https://icf.mri.co.jp/information_en/information_en-10974

 


✴︎5 シビックテックとは:市民 × テクノロジーで社会問題を解決する
✴︎6 未来共創イニシアティブとは:株式会社三菱総合研究所が運営する、社会課題をビジネスで解決するための
オープンイノベーション型会員組織。コレクティブインパクトの創出によって、社会課題解決策の社会実装を目指している。
 
  • 実証実験の協力者を募集中!
株式会社ビーコンでは、沿岸自治体さま、または企業さまとご一緒に「Be-conn Appで砂浜をモニタリング」する仕組みを創出したいと考えております。

沿岸自治体さま・企業さまとしては、海岸管理のリソース削減、SDGs14「海の豊かさを守ろう」への貢献、海岸経済圏にいる方々へのタッチポイントの増加を図ることができます。

本取り組みにご興味をもたれた方々は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
詳細をお話しさせていただきます。
お問い合わせフォーム:https://be-conn.com/contact
 
  • 代表からのコメント


私たちは、海は本来「楽しくて、美しい」場所であると信じています。

しかし、気候変動や社会情勢の影響により、私たちの愛する「海」は大きな転換期を迎えています。

私たちビーコンは、事業を通して、海に携わる人々の生活をより豊かに、そしてそれが持続的に続く環境を仲間と共につくっていきます。

また、私たちはまだまだ顕在化されていない、「海岸経済圏」の市場を開拓していき、海に関わる全ての人の生活を豊かにすることへ貢献していきます。
 

  • 会社概要 | 本件に関する問い合わせ

会社概要
会社名:株式会社ビーコン
代表取締役:廣田 諒
所在地:神奈川県藤沢市鵠沼海岸6-17-17
会社HP:https://be-conn.com

本件に関する問い合わせ
担当者:廣田 諒
電話番号:080-2015-6352
mail:ryo.hirota@be-conn.com

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会社概要

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URL
https://be-conn.com
業種
情報通信
本社所在地
神奈川県藤沢市鵠沼海岸6-17-17
電話番号
-
代表者名
廣田 諒
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年04月