アレルギー疾患で悩む患者が自分らしく生きるために。患者会「日本アレルギー友の会」がクラウドファンディングを開始
「アレルギーを越えて、自分らしく生きていく。」12月31日まで300万円を目標に初のクラウドファンディングに挑戦
クラウドファンディングプロジェクト概要
プロジェクトページ:https://congrant.com/project/allergy/5465
目標金額:300万円
いただいたご寄付の活用使途:
・継続的に講演会を実施し、信頼できる情報を届け続ける
・日本全国どこでも、いつでも相談できる環境をつくる
・政策提言・調査活動を実施し、患者中心の医療を実現する
- 時代に合わせた患者のニーズの変化
SNSの普及やコロナ禍で社会・生活様式が大きく変わる中、アレルギー疾患に悩む多くの患者、ご家族、医療従事者の置かれる環境も激変しました。
①情報を得る手段が増えたが、科学的根拠のない情報も広まるようになった
インターネットやSNSの普及により、個人が発信する情報を気軽に入手できるようになりましたが、その一方で、科学的根拠のない情報も多く広まり、戸惑う患者が増えています。
②対面の患者交流会がなくなり、不安な気持ちを吐き出す場がなくなった
新型コロナウイルスの影響によりリアルな場での患者同士の交流が減り、不安な気持ちを一人で抱えこんでしまう患者さんが多くいます。誰にも相談できない不安から引きこもりや心の病気に繋がるケースもあります。
③アレルギーの治療を受ける環境に地域間格差がある
アレルギー科の常勤医師は人口10万人に対して、平均2.53人*2と非常に少ないことから、地域にアレルギー専門の先生がいないことが多く、病院で専門的な治療を受けられないこともあります。
そのため、わざわざ遠方の大きな病院に通わなければいけなかったり、「どの治療法を選択したらいいか分からない」「現在の治療法が正しいかどうか分からない」といった不安がつきまといます。
(【出典】*2 :厚生労働省健康局がん・疫病対策課「アレルギー疾患の現状等」平成28年2月3日)
- アレルギー患者さんに寄り添う取り組み
①前向きな一歩を後押しする「療養相談」
当会では統計を取り始めた1994年以降、約20,000件の療養相談に対応しており、喘息やアトピー性皮膚炎の苦しみを乗り越えてきた相談員が患者の立場からアドバイスを行っています。
②最新の信頼できる情報を届ける「講演会」
インターネット上の根拠のない情報しか得ることができなかったり、長い間治療を続けても良くならず、治療を諦めてしまった患者さんにとって、専門医から確かな情報を聞き、「もっとよくなる治療法がある」と気づく機会は、希望であり安心できる場でもあります。
アレルギー疾患のスペシャリストを招いた講演会の様子
- クラウドファンディングを通して拡大したい3つのこと
①継続的な講演会の実施
実施回数を増やすとともに、さまざまなアレルギー患者さんにサポートを届けるために、専門性の高い講演会を実施します。また、コロナ禍に対応して、オフライン・オンライン両方で講演会を実施することで、日本中の患者さんにサポートを届けます。
②相談体制の強化
現在は、6名のボランティアで相談に対応していますが、増員し、ピアカウンセリング研修を実施して、相談員のスキルアップを行います。
また、患者さんにインタビューを行い、患者さんがより相談しやすいツールを導入します。
③政策提言・調査活動の実施
患者さんの声や調査・収集したデータを学会や自治体に提言し、患者中心の医療の実現や、政策に役立てます。
- 認定NPO法人日本アレルギー友の会について
日本アレルギー友の会スタッフ
日本アレルギー友の会は喘息やアトピー性皮膚炎で悩む方々を支える患者の会です。セルフコントロールをするための情報提供や、ピアカウンセリング(仲間同士の相談)を通じて、みなさまが前向きに自分らしく生きることができるようにサポートをしています。
【団体名】認定特定非営利活動法人 日本アレルギー友の会
【所在地】〒135-0002 東京都江東区住吉2-6-5 インテグレート村上ビル3F
【設立】1969年2月
【理事長】武川篤之
【連絡先】TEL:03-3634-0865(祝祭日を除く毎週火・土曜日 11:00〜16:00)
FAX:03-3634-0850
E-mail: info@j-allergy.or.jp
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