JR東日本環境アクセス 東京駅勤務の社員を対象に実証実験を開始

～AYUMI BIONICS×JR東日本グループの実証実験～

東京事業所での測定の様子

◯AYUMI BIONICSの開発する心身機能測定アプリ「AYUMI Scan」をJR東日本環境アクセス東京事業所に試験導入し８月末まで検証を行います。

○JR東日本環境アクセスは、JR東日本グループの清掃業務を担っています。今回の試験導入を通じてAYUMI Scanによる社員一人ひとりの労災リスク改善と健康増進を図るほか、働くことへのエンゲージメント向上および社内外に対する同社へのイメージ変容につながるか等もあわせて検証します。

1.    AYUMI Scanについて

スマートフォンやタブレットに専用アプリをダウンロードするだけで、最短３分間で自身の心身リスクを測定できるシステムです。転倒労災の多いビルメンテナンス業やマンション管理業、飲食業、小売業等の法人を主な対象としてサービスを提供しています。AYUMI Scanによる測定後は専用ダッシュボード（AYUMI Board）にてデータを一元管理できるほか、ハイリスク者には、AYUMI BIONICSスタッフが一人ひとりに合わせた健康増進アドバイスを個別に行います。リスクアセスメントからフォローアップまで一気通貫して行うサービスです。

2.    JR東日本環境アクセスへの試験導入の概要

【対象箇所】東京事業所（所属社員数213名）

【対象者】東京事業所に勤務する社員約30名

※事業所内にAYUMI Scanを常設し、対象者以外も全員測定可能な環境にしています

【期間】５月中旬～８月末（予定）

【評価内容】業務に関する心身機能など

3.    本試験導入の経緯

「STARTUP PITCH」　イベントビジュアル

2023年8月30日、JR東日本スタートアップが主催する「STARTUP PITCH」イベントにおいて、JR東日本環境アクセスが登壇し、社員の45％が60歳以上である特性や、年間20％に上る離職率の現状について課題を提示し、課題解決に向けたソリューションをスタートアップ企業から募集しました。その結果、AYUMI BIONICSを含む3社が採択され、連携を進めています。

「 JR東日本スタートアッププログラム2023秋」　ロゴ

さらに、「STARTUP PITCH」と同時に開催された「JR東日本スタートアッププログラム2023秋」においても、AYUMI BIONICSが採択され、従来は法人向けに労災予防や健康増進として導入されてきた「AYUMI Scan」が、「離職防止」および「エンゲージメント向上」にも寄与するか検証を始めています。

本連携を通じて、従業員の健康とエンゲージメント向上を目指し、人手不足の解消、離職予防を実現する革新的なソリューションの提供を目指しています。

4.    会社・団体概要

・株式会社JR東日本環境アクセス（https://www.jea.co.jp/）

株式会社JR東日本環境アクセスは、東日本旅客鉄道株式会社（JR東日本）の100％子会社です。主にビルメンテナンス事業を手がけ、駅ビルやオフィスビル、ホテル、マンション、病院の清掃、設備管理、警備保安などを行っています。また、駅や列車の清掃、廃棄物収集運搬・リサイクルといった資源循環事業も展開しています​。

・JR東日本スタートアップ株式会社（https://jrestartup.co.jp/）

JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本の100％子会社です。「あなたの夢を未来へつなぐ『明日』創造ステーション」というビジョンを掲げ、スタートアップ企業のアイデアや技術とJR東日本グループのリソースを結び付けることで、革新的なサービスや技術を生み出し、社会課題の解決や新しい事業の創造に取り組んでいます。

・株式会社AYUMI BIONICS（https://aymid.jp/）

株式会社AYUMI BIONICSは心身機能測定システムの開発・販売を行う慶應大学発スタートアップです。測定データを活用することで、企業の健康経営と人財活用のDX化を促進しています。ビルメンテナンス業やマンション管理業、飲食業、小売業等を対象としてサービスを提供しています。