【少子化対策各論】国内初の「プライベート精子バンク」(精子凍結保管サービス)を開始、「日本の人口を増やす」取り組みとして ミツボシプロダクトプラニング(株)

〜 大手製薬会社と共同でサービス運営会社の設立準備中。行政、医療機関と協力、メディカル物流会社、生命保険会社などとプレコンセプションケアを推進するアライアンスを構築 〜

近年の日本は晩婚化・晩産化が進み、不妊治療が増加する傾向が続いていますが、出生率は毎年低下しております。プレコンセプションケアの一環として、昨年から未婚女性や子供を望む既婚女性を対象にした卵子凍結サービスが本格的にスタートし、大きな注目を集めております。男性側に目を向けると、不妊の半分は男性因子に原因がありますが、主な要因である「造精機能障害」についてはあまり知られておりません。

生殖機能(妊孕性)を左右する重要な要素である精子力は、35歳を境に精液の量、精子濃度、運動率が低下してくることが報告されております。さらに加齢によって精子の質の悪化(精子D N Aの断片化など)が深刻化してまいります。そのほか、加齢と共に病気や怪我によって生殖機能が低下するリスクも増加します。


そのため、欧米では従来から大学病院系メディカルセンターでプライベートの精子保管が普及しております。また、近年ではベンチャー企業が提供する宅配型のプライベート精子保管サービスが普及しており、シェアを拡大しております。これらの社会背景から日本においても、自分自身の将来設計のために健全な精子を保管できる仕組みの構築が急務といえます。


ミツボシプロダクトプラニングでは、約1年前から大手製薬会社と共同で専門家の助言を受けながら新サービスの企画を練り上げてまいりました。満を持して市場に投入する「プライベート精子バンク」は「不妊治療を目的としたドナー精子バンク」とは目的が異なり、お客様が自分自身の将来のために利活用できる新しい仕組みです。

機能性の高い精子を物理的なバックアップとして安全な専用施設に預け、高度な品質管理体制のもとで長期間に渡って妊孕性を確保することが可能になります。

また、ご提供する「プライベート精子バンク」サービスでは、弊社が保有する複数の特許技術を用いた専用輸送容器を使用することで、お客様の負担を最小化した利便性の高い宅配型のサービスを実現いたします。


なお、少子化対策に有効な取り組みとして、行政、医療機関との連携をはかると共に、メディカル・ヘルスケア分野の有力プレーヤーである生命保険会社やメディカル物流会社などと戦略アライアンスを構築し、プレコンセプションケアを推進する有益な活動を展開していく予定です。


※    新たに設立する運営会社、サービスの詳細、アライアンス等につきましては、後日改めてご案内させていただきます。


■ 岡田弘医師/獨協医科⼤学名誉教授、医学博⼠ のコメント

現在、日本を含む世界中で晩婚化・晩産化がすすみ、一部の地域を除いて人口減少が今後の大きな社会課題となってきています。加齢変化(agingによる衰え)は、身体臓器のすべてに起こるものであり、精巣も例外ではありません。

これまでの研究データから、精液量の減少・精子濃度や精子運動率の低下といった精液検査結果に衰えが現れる40歳よりも、ずっと早い35歳を分岐点として、精子の受精能力(精子力)が低下することが明らかになってきました。

さらに、各種悪性腫瘍(がん)に罹患する年齢の低年齢化傾向が強まり、従来は高齢者のがんと考えられていた、前立腺がんや直腸がんでは40歳の患者さんも珍しくなくなってきました。

日本人は一生のうちに悪性腫瘍にかかる確率が50%以上であることを加味すると、これから結婚して家族を形成して自分たちの子孫を残そうとする世代の人の多くが、がん治療を経験することになります。

お薬による治療(抗がん化学療法)や放射線治療は、そのすべてが精子形成を傷害するばかりでなく精子の質を悪化させています。(具体的には精子DNAの断片化が高率に起こります)

これらの事態に対して、何も対策を講じないでいることは後の大きな後悔につながると考えられます。

女性が未受精卵を凍結保存するためには、侵襲を伴う処置である排卵誘発のためのホルモン療法を行い、麻酔をかけて卵胞を穿刺して卵を獲得する必要があります。しかし、精子凍結保存のための精液採取は何ら侵襲を伴うことはありません。人生100年時代の新しい人生設計に向けて、将来的に自分の遺伝子のつながった子供を得ようと思うならば、積極的にご自身の精子をご自身のために凍結保存しておくことをおすすめいたします。



ミツボシプロダクトは、「人生100年時代のQOL向上」と「日本の人口を増やす」ことをテーマに、イノベーション製品・サービスの研究開発を⾏なっているベンチャー企業です。

2016年から、男性不妊の臨床研究で国際的に著名な岡⽥弘医師(獨協医科⼤学名誉教授、医学博⼠)が主宰する「精⼦⼒改善プロジェクト」に参画し、男性の妊孕性向上をサポートする製品・サービスの開発を担当。国際的デファクトスタンダード(実質標準)を⽬指した活動を推進しています。


※2023年5月時点の自社調べによる。不妊治療を目的とした提供精子ではなく、未婚者を含めた自分自身の将来の為に精子の凍結保存をするサービスとして国内初


■ ミツボシプロダクトプランング株式会社:

所在地: 東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2階 URL : https://www.ninkatsupower.jp/

設⽴ : 2015年7⽉ (2016年5⽉より事業開始)

代表者: 代表取締役 向井 徹、取締役社長 藤原 希衣

資本金: 94,850,000 円、資本準備金 42,225,000 円


■ 本件に関するお問い合わせ:mpp★mitsuboshipp.jp 担当:⼭内(★を@に変更してご送信ください)


会社概要

URL
https://www.mpnext.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2階
電話番号
-
代表者名
向井徹
上場
未上場
資本金
9485万円
設立
2015年07月