一貫構造計算ソフト「構造モデラー+NBUS7 Ver.4」を発売

節点同一化、シアリンク型制振装置、ST-Bridgeインポートなどに対応

株式会社構造システム

2024年10月1日 17時46分

建築分野パッケージ・ソフトの開発を行う、株式会社構造システム（本社：東京都文京区、社長：千葉貴史）は、RC/SRC/S/CFT造建物の一貫構造計算ソフトの新バージョン「構造モデラー+NBUS7 Ver.4」を2024年10月29日にリリースいたします。

構造モデラー+NBUS7は、2020年2月の発売以降、基礎構造計算、BIMデータ連携、制振部材(間柱型)、伏図・軸組図、構造躯体数量概算、二次部材の計算など、機能追加や周辺プログラムのリリースを続けてまいりました。

新バージョン「+NBUS7 Ver.4」では、鉛直方向の節点同一化（スロープや傾斜梁などに対応）、シアリンク型制振装置の入力、ST-Bridgeインポート（BIMデータの読込）などの新機能のほか、お客様からいただいた多くのご意見・ご要望に対応した３０項目以上の機能改良を行いました。

構造モデラー+NBUS7を継続してご利用いただいている会員様は、追加料金なしで「+NBUS7 Ver.4」にバージョンアップできます。構造モデラーシリーズはこれからも進化を続けます。

■節点同一化

節点(通り心同士の交点)を、直上の層または直下の層の節点と同一化することができます。

これにより、自走式立体駐車場のスロープや傾斜梁などを形状通りに入力、モデル化することができます。

■シアリンク型鋼材ダンパー

シアリンク型の制振装置の入力を追加しました。

+NBUS7で入力した建物を任意形状立体フレームの弾塑性解析「SNAP」に転送して時刻歴応答解析を行う際に転送可能でSNAPでのモデル化、デバイス配置が不要となるため、大幅に作業の効率化が図れます。

■ST-Bridgeインポート
従来、構造モデラーで入力された架構データをST-Bridge形式ファイルに変換し、書き出す（エクスポート）ことができましたが、BIMソフト等から書き出されたST-Bridge形式ファイルを読み込み（インポート）、構造モデラーの建物データに変換することもできるようになりました。

多くのBIMソフト等と建物データのやり取りができるようになり、構造モデラーシリーズの建物データの利用範囲が更に広がります。

■その他の新機能

小ばりの割り付けの入力方法の追加（入力）、基礎柱の断面計算の追加（計算）、部材の断面算定結果図の追加（出力）、木造構造計算ソフトから荷重データの読み込みなど、数々の新機能を追加しております。詳しくはWebページをご覧ください。

Webページ「構造モデラー+NBUS7 Ver.4 リリースのお知らせ」

https://www.kozo.co.jp/topics/tpi_20241001/index.html

Webページ「構造モデラー+NBUS7 製品紹介」

https://www.kozo.co.jp/program/kozo/km/nbus7/index.html

■構造モデラー+NBUS7の特徴

CADで構造図を入力するような感覚で作業できるインターフェースを採用し、構造モデルは建物形状から自動生成します。これにより、図面作成、BIMモデルとして利用可能な躯体形状と解析モデル形状が異なる問題を解決します。
構造モデラーは、DRA-CAD、AutoCAD、JW_CADなどのCADファイルから通り心、柱、はり、壁などの部材の配置情報や部材の寸法を自動的に読み込み、部材そのものを自動生成したり、下図として表示しながら部材配置を行うことができます。
マルチスレッド処理を更に進化させて高速化を図り、BUS-6と比較して計算時間の大幅な短縮を実現しました。
計算結果は「NOUT」と呼ばれる構造モデラー+NBUS7から独立したビューワーに表示されますので、マルチディスプレイ環境であれば入力作業や計算結果の確認作業を効率よく行うことができます。