リサーチスライドスキャナー「SLIDEVIEW VS200」向け、光学断層像取得による高コントラスト画像を実現する新ユニットと新ソフトウェアを発売

株式会社エビデント

2023年4月26日 11時00分

株式会社エビデント（本社：東京都新宿区、社長：齋藤吉毅）は、脳・神経科学、がん、創薬などの研究分野で使用されるリサーチスライドスキャナーSLIDEVIEW VS200向けの新ユニット「SILA（ジーラ）光学セクショニングツール」とソフトウェアの新バージョン「VS200 ASW V 4.1」を2023年4月26日より発売します。

リサーチスライドスキャナーは、サンプルを載せたスライドガラスを全自動で高速スキャンし高解像画像を正確に貼り合わせ、デジタル化することができるシステムです。これにより、組織の全体像から微小な細胞の形態、タンパク質の分布まで、自由に拡大・縮小して観察することができます。

今回発売する「SILA光学セクショニングツール」は、ソフトウェア「ＶS200 ASW V 4.1」と組み合わせて使用することで、厚みのあるサンプルにおいて光学断層像取得による高コントラストで鮮明な蛍光画像を実現することができるユニットです。これにより、スライド標本の高速スキャンとセクショニング撮影を1台で実現することができるため、研究データの取得にかかる手間を低減し、かつ研究の作業効率向上に貢献します。

●主な特長

１．厚みのあるサンプルにおいて光学断層像取得による高コントラストで鮮明な蛍光画像を取得

２．スライド標本の高速スキャンとセクショニング撮影を1台で実現し、研究データ取得の作業効率改善に貢献

●発売の背景

脳・神経科学やがん研究の現場では、厚みのある組織切片サンプルをスライドガラスに載せた標本を取り扱っています。そのため、顕微鏡の一視野だけでなく、サンプル全体を深部まで素早く大量に画像データ化し、記録しておきたいというニーズがあります

今回発売する「SILA光学セクショニングツール」は、ソフトウェア「VS200ASW V 4.1」と組み合わせて使用することで、スライド標本の高速スキャンとセクショニング撮影を1台で実現します。共焦点レーザー顕微鏡を使用する必要がなく、ひとつの装置でデータが取得できるため、現場における作業効率の向上に貢献します。

●主な特徴の詳細

1. 厚みのあるサンプルにおいて光学断層像取得による高コントラストで鮮明な蛍光画像を取得

SILA 光学セクショニングツールに搭載されたCMOSカメラによるセクショニング撮影で、共焦点レーザー顕微鏡を使うことなく、厚みのあるサンプルにおいても、焦点の合っていない光を除去した高コントラストで鮮明な蛍光画像を取得することができます。

2. スライド標本の高速スキャンとセクショニング撮影を1台で実現し、研究データ作成の作業効率改善に貢献
SLIDEVIEW VS200により、サンプルを載せたスライドガラスを全自動で高速スキャンし高解像画像を正確に貼り合わせ、デジタル化することができます。そしてSILA 光学セクショニングツールにより、厚みのあるサンプルにおいても高コントラストで鮮明な蛍光画像を取得できます。スライド標本の高速スキャンとセクショニング撮影を1台で実現することにより、サンプル全体から深部まで素早く大量に画像データ化し、研究データ作成の作業効率改善に貢献します。