CareFran、生成AIによる自動化でケアプラン作成時間を大幅短縮
高知県香美市との連携実証事業で介護DXを推進
生成AIとデジタル技術で介護の未来を支える株式会社CareFran(ケアフラン)は、高知県香美市と連携し、生成AIを活用したケアプラン作成支援の実証事業「となりの辺見さんプロジェクト」を開始しました。

本プロジェクトは、CareFran独自のAIソリューションを活用し、介護支援専門員(ケアマネジャー)の業務負担を軽減する仕組みを構築。業務効率化を進めるとともに、独居高齢者や認知症高齢者が安心して暮らせる地域づくりに向けた第一歩となる取り組みです。
CareFranと高知県香美市の連携は、高知県が進める「高知県ヘルスケアイノベーションプロジェクト支援制度」の一環として、県内の自治体が企業と共に解決に向けて取り組みたいヘルスケア分野の課題やニーズを発表するガバメントピッチを契機に始まりました。
◆背景と課題
一般的なケアプラン作成時間は、ケアニュースによると新規利用者の場合で約4時間30分、継続利用でも約2時間30分かかるとされています(※)。
特に要支援者のケアプランは、「報酬単価が安い」「通常のプランよりも作成に時間がかかる」といった理由から、ケアマネジャーの負担が大きく、自治体や地域包括支援センター・居宅介護支援事業所の業務を圧迫する喫緊の課題となっています。
◆実証の取り組みと成果
CareFranからAIケアプラン作成支援担当者を派遣し、利用者とケアマネジャーのやり取りを同席して録音。そのデータを即時に生成AIで解析し、ケアプランを出力してケアマネジャーに提供します。

CareFran独自のソリューションを活用した初回検証では、13時30分に1人目のアセスメントを開始し、16時30分には2人目のアセスメントまで終了。その時点で「利用者基本情報シート」「アセスメントシート」「予防プラン」の下書きが2人分完成しました。
従来なら翌日以降に半日以上を要する作業が、その日のうちに完了。ケアプラン作成における大幅な業務効率化と実用的な成果が確認されました。
さらに、方言での会話についても実用レベルで解析でき、大きな修正はほとんど必要ありませんでした。
なおプロジェクト名の「となりの辺見さん」は、派遣したAIケアプラン作成支援担当者の苗字が「ヘンミ」であったことに由来します。
利用者やケアマネジャーのすぐ隣で相槌を打ちながら聞き取りをサポートし、気づけば完成度の高いケアプランを出力している― そんな頼れる“ご近所さん”的な存在感から、この名前が生まれました。
プロジェクト関係者の間では、「AIなのに人情味がある」「となりにいてくれると安心する」と、ちょっと親しみを込めて呼ばれています。
◆実証を体験したケアマネジャーの声
できあがったケアプランの出来栄えに、正直、驚きました。ほぼ修正の必要はないくらいです。
新規の事務処理時間の削減になると思います。
◆今後の展望
CareFranは引き続き、AIケアプラン作成支援の精度向上に取り組むとともに、自治体や地域包括支援センターとの連携を深め、サービス導入に向けた協議を進めることで介護DXを推進していきます。
※出典:ケアニュース(https://www.care-news.jp/news/L5igM?utm_source=chatgpt.com)
新規:インテーク(聞き取り)→アセスメント→計画作成→原案説明→担当者会議
継続:アセスメント→計画作成→原案説明→サービス担当者会議
【株式会社CareFran(https://carefran.co.jp/)】
会社名:株式会社CareFran(ケアフラン)
設立:2022年11月11日
所在地:〒102-0074 東京都千代田区九段南一丁目5番5号 九段サウスサイドスクエア4階
資本金:3,000万円
代表者:久保田 洋介(代表取締役)
事業内容:ケアマネジメントプラットフォーム事業、居宅介護支援事業(介護保険事業)、法人向け介護相談窓口
ケアマネ採用窓口:https://lin.ee/bhgVLY1
X:https://x.com/carefran_ak0601
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